https://www.bepal.net No.1アウトドア情報誌「ビーパル」が運営する公式情報メディア。おすすめのキャンプ場、キャンプ道具から、キャンピングカー、焚き火のコツ、野外料理、登山、自転車、サステイナブルな生活、DIY、防災の心得、フェス情報まで、自然と人生を楽しむための情報を毎日お届けします。小学館運営の公式サイトです。 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル Mon, 15 Dec 2025 09:51:33 +0000 https://www.bepal.net/wp-content/themes/bepal/assets/img/common/sitetitle.png 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル https://www.bepal.net <![CDATA[野鳥好きのタレント磯野貴理子さんが高性能カメラで激写!]]> https://www.bepal.net/archives/612805 ※鳥の撮影/磯野貴理子

磯野貴理子の推し鳥DIARY 第3回 鳥の撮影にハマってます!

磯野貴理子

1985年、お笑いアイドルグループ「チャイルズ」の一員としてデビュー。解散後はタレント、俳優としてマルチに活動。軽やかなトークとユーモアあふれるキャラクターでお茶の間の人気者に。

【出演情報】CSフジテレビTWO「はやく起きた朝は…」(新作エピソード毎月第2日曜日 6:30〜7:00)が放映中。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」毎週水曜日21:00〜21:54 出演中。

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カワイイ鳥に
癒やされます!

この連載の第一回でもちらりと触れましたが、鳥にハマってから始めたことがいくつかあります。そのひとつがカメラ。
 
ある日散歩中に美しいさえずりが聞こえてきて、見ると近くの木にシジュウカラがいました。

「どうしても記録したい!」と、衝動的にスマホで撮影しました。
初めて自分で見つけ、撮影したシジュウカラの写真は、今も見返すたびにうれしさがこみ上げます。
 
野鳥の会が主催する探鳥会へ参加し始めたころもまだ、スマホで撮ってたんですけど、ある日、奥多摩で川の向こう岸の枝にとまっているカワセミを撮ろうともがいたんですよ、スマホで。そうしたら探鳥会の方が「そりゃ無理だよ」といって、スコープにスマホをセットして撮影させてくださったんです。
 
スマホの画面に映ったカワセミは本当にきれいで「カメラで撮ってみたい!」という気持ちが一気に高まりました。
 
それで最初に購入したのがコンパクトデジタルカメラ。スマホで撮るより綺麗に写るし、持ち運びしやすくて気に入っていたんですけど、しばらくして、もっと遠くにいる鳥を撮りたいと思いコンデジの上級モデルを購入し、遠くの鳥がよりクリアに撮れるから探鳥会がさらに楽しくなって、とても満足していました。

愛機『OM-1』に出会いますます撮影に夢中に!

そんなとき、ミラーレス一眼カメラのお試し撮影会に誘われて、まあ行ってみるか……くらいの軽い気持ちで参加したんです。ところが家に帰ってパソコンで写真をチェックしたら、その日に撮ったアオジが、羽の先からクチバシの先までものすごく鮮やかに撮れていて、今までとあきらかに写真が変わったんです。
それが今愛用している『OM-1』との出会いです。
 
それからというもの野鳥の撮影に夢中です。シャッターを切っていると胸が熱くなってきて、鳥に向かって「いいねえ」とか「こっちに目線ちょうだい!」とか思わず声が出ちゃったりします。
 
それに素晴らしく景色のいい場所にカワイイ鳥がとまっていてくれたら、たまらなくうれしい。「奇跡か!」って思うシーンに出くわすこともあって、そんなときは、言葉にならないほどの幸福感につつまれます。
 
でも、鳥はじっとしていてくれないし動きも素早いでしょ。だから、なかなか思うようにいかないこともあります。去年の探鳥会のときにツバメを撮りたいってカメラに詳しい人に話したら、「ツバメは難しいよ~。飛び方をよく見ててごらん」と。それで観察してみたら、予測不可能な飛び方をするんですよね。だから、めちゃくちゃハードルが高いんです。何百枚も撮った写真を自宅でチェックしたら、空しか写ってない……みたいな写真ばかりで、それを一つ一つ消去するときはとても虚しくなりますね。
 
でも、鳥の撮影に出かけたら、シャッターを押さないことには始まりません。だから今は、撮って撮って撮りまくってます。
 
毎年夏になると、海水を飲みに大磯の海岸までやってくるアオバトを撮りに行くんですけど、今年の夏も何度か撮影に行きました。
 
それに、今年はなんとかツバメも撮れました。
 
じつは12月に小さな写真展を開くことになっていて、今まさに作品撮りをしている最中なんです。詳しくは次々回あたりにあらためてお話しできそうなので、ご期待ください!

撮ってみたいと思うきっかけになったカワセミ

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色鮮やかなカワセミを見て、あまりの綺麗さに感動。自分で撮ってみたいと強く思うように。

思い入れのあるシジュウカラの写真

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自分で初めて見つけて、スマホで撮ったシジュウカラ。私の最初の一枚。

ミラーレス一眼で初めて撮って感動したアオジ!

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ミラーレス一眼『OM-1』で撮影したアオジの写真。

撮りがいのある鳥、アオバトの撮影をしに夏は海に通う

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毎夏、海水を飲むために海岸にやってくるアオバトの群れ。大きな波にのまれたり、ハヤブサに狙われたりして、海水を飲むのも命がけ。

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撮るのが難しいツバメ撮影にも挑戦

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何枚も何枚も撮って、今年はツバメの撮影にようやく成功。羽を伸ばした様子が美しい。

※構成/安井洋子

(BE-PAL 2025年11月号より)

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BE-PAL Mon, 15 Dec 2025 09:00:00 +0900
<![CDATA[オートサイトがあるおすすめキャンプ場118選!No.1アウトドア雑誌が厳選]]> https://www.bepal.net/archives/452846 ※モデル料金や条件などは取材当時のものとなっています。最新情報はキャンプ場のHPなどでご確認ください。[toc]

関東でおすすめのオートサイトがあるキャンプ場26選

[toc_midashi title="関東でおすすめのオートサイトがあるキャンプ場"]

茨城県|にこにこキャンプ

[caption id="" align="aligncenter" width="1125"]image 絶景~!ツリーハウス付近のサイトからの眺め。随所にサクラが植えられている。見ごろは4月中旬。[/caption] [contact_box id="536446"] 山の斜面を切り拓いて誕生した自然豊かなキャンプ場。テントサイトはバリエーション豊富で、管理棟上方にある上段オートサイト、山の中のペットサイト、下方の下段オートサイト、ペットサイト、渓流サイトなど。渓流サイト以外は車の乗り入れ可能だ。 いずれも地形や樹木を活かしたレイアウトで、隣がさほど気にならない。同じエリアでも奥まっていたり開けていたりと、環境はさまざま。チェックイン順にサイトを選べるので、お気に入りの場所を探そう。場内には八重桜を中心に、何種類ものサクラが植えられている。 設備は温水の出る炊事場(水は飲用不可)、温水洗浄便座付きトイレ、無料シャワーなど、十分。宿泊棟はツリーハウスやシンプルなミニハウスに加え、2025年春、薪ストーブ付きの半地下ハウスも登場した。 [caption id="" align="aligncenter" width="486"]image 下段ペットサイト。木陰も確保できるから、ペットも安心。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="509"]image 管理棟内の炊事場では温水を利用できる。シャワーも管理棟内にある。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="425"]image ツリーハウスには、サイトが1区画付属。春は満開のヤエザクラに囲まれる絶好のお花見スポットだ。[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/523978"]

千葉県|The Camp

[caption id="" align="aligncenter" width="1170"]image 宿泊はテント、食事はホテルなど、ハイブリッド・キャンプが楽しめる。[/caption] [contact_box id="536412"] 温泉宿「たてやま温泉 千里の風」の広大なガーデンスペースを活用して2020年に誕生。2024年11月からは全区画に車両乗り入れが可能になった。サイトはオートワイド区画(14m×10m)とオートレギュラー区画(12m×10m)の2種類。 8組限定で1区画が広いので、ゆったりとした時間が過ごせる。ホテルの敷地内にあるだけに、ビュッフェスタイルの夕食や朝食、露天風呂なども利用OK(要予約)。徒歩5分ほどの平砂浦海岸では釣りやサーフィンなども楽しめ、マリンスポーツの基地としてもおすすめだ。 image 1区画は120平米~140平米。電源付き。 image 炊事場では温水が利用できる。トイレはホテル内にある。 image 温泉入浴料金は大人1,000円~、子供500円~。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/514421"]

茨城県|しもはじ埴輪キャンプ場

[caption id="" align="aligncenter" width="1235"]image 里山の保全を目的に開設されたキャンプ場。アットホームな雰囲気も魅力。[/caption] [contact_box id="446105"]

里山との共生を目指すNPOのフィールド。直火が楽しめる会員制キャンプ場

里山をフィールドとした会員制のキャンプ場。薪を使うのも里山保全の目的のひとつとしていて、ルール順守のうえ、直火を許可している。利用するには会員登録が必要で、初回のみ登録費(大人1,100円、子供550円)がかかる。フィールドは約20,000平米と広いが、受け入れは23組限定なので、アットホームな雰囲気だ。 テントサイトは栗の丘サイト、山桜サイト、林間サイト、ドッグランサイトの4つのエリアがある。環境負荷を軽減するため、直火は山桜サイトのみ可能。車の乗り入れはできないが、リヤカーを貸してもらえる。設備は流し台、水洗トイレなど、必要十分。タケノコ掘り、青竹流しそうめんなど、里山の自然を活かしたワークショップも随時開催。食事が楽しめる「納屋Cafe」も併設されている。 林間サイト。整備かつ開拓している保全サイトだ。 里山を整備して作った薪類。1ケース(2~3束に相当)1,100円~。 清潔に管理されている流し台。 受付の小屋はオーナーによるセルフビルドだ。 「納屋Cafe」は、金~日曜に営業している。地場の新鮮な野菜をふんだんに使った料理が評判。

茨城県|城里町総合野外活動センターふれあいの里

[caption id="" align="aligncenter" width="1500"]image オートサイトは3か所に分かれている。うち10区画でAC電源が利用できる。[/caption] [contact_box id="536408"] テントサイトは区画オートサイトと車の乗り入れNGのフリーサイトの2タイプ。ほかに別荘風のキャビン、山小屋風バンガローなど、さまざまな宿泊スタイルに対応。防寒グッズのレンタル品も豊富で、薪ストーブをはじめ、石油ストーブやホットカーペットなどもそろう。 敷地は広いが各エリアにトイレや炊事場が設けられ、使い勝手も良い。シャワーもあるが、日帰り温泉施設へは車で3分ほどだ。週末や祝日に開催されるピザ作り体験や敷地内にある天文台での観望会など、親子で楽しめるイベントも充実。 image バンガロー。寝袋や調理器具等は持参のこと。6,000円。 image 天文台は毎週土曜日開館。 image 薪ストーブは1泊1,000円。電話で事前予約のこと。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/506784"]

栃木県|メープル那須高原キャンプグランド

[caption id="" align="alignnone" width="1500"]image オートサイトは木陰で全サイト電源付き。ファミリーおよびソロ・デュオ限定だ。[/caption] [contact_box id="535944"] ビギナーはもちろん、小さな子供連れのファミリーが快適に過ごせる設備やサービスが充実している。木立の中に整備されたオートサイトは通常サイトと水道付きの2タイプ。犬連れもOKで2匹までは無料だ。キッチン棟では温水が使え、電子レンジも設置。コインシャワーやランドリーも備わっている。場内に水遊びができる池や遊具も備わっているうえ、ピザ作りやビンゴ大会などの定期イベントや季節ごとのイベントも開催。個々で遊べるウォークラリーなどもあるので、たっぷり自然遊びが楽しめる。 image 水深50cmほどのメープル池では水遊びができる。 image キャンプ用品などが当たるビンゴ大会は大人気! ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/456489"]

栃木県|大蛇尾渓谷『龍の国』オートキャンプ場

[caption id="" align="alignnone" width="1440"]image 渓流の透明度が自慢。椅子が設置してあり自由に座れる。[/caption] [contact_box id="513070"] 渓流釣りで有名な大蛇尾渓谷沿いに位置。その水質は、関東一ともいわれる。サイトは電源付きのオートサイト、キャンピングカーもOKな区画フリーサイト、手ぶらサイトの3種類。渓流での水遊びも充実していて、カヤック体験は無料。毎日18時半~22時まで渓谷がライトアップし、幻想的な景色が見られる。本格天然サウナも。 image テラスから眺める渓流も◎。 image オートサイトは電源付き。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/447164"]

千葉県|きさらづCAMP ORGANIC FIELD in みたて

[contact_box id="431183"]

海越しに見える夕焼けの美しさは必見

広大な金田みたて海岸潮干狩り場に位置する。都心から約1時間というアクセスの良さながら、抜群のロケーションで、東京湾アクアラインや海ほたる、富士山を望むことができる。とくに海越しの夕焼けがおすすめ。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/417531"]

埼玉県|リバーサイド長瀞オートキャンプ場

[contact_box id="431185"]

自然豊かな荒川を眺めて過ごす贅沢時間

東京湾に注ぐ荒川上流部、長瀞渓谷の岸辺にあり、清流を眺めながら贅沢な時間を過ごせる。広場、ドッグラン、授乳室など、家族連れや犬連れに優しい設備が充実。関越道・花園ICから車で20分とアクセスの良さも人気の理由だ。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/417531"]

群馬県|谷川岳山麓オートキャンプ場

[contact_box id="431408"]

岳人憧れの山麓地で瞬く星を見上げる

百名山・谷川岳の麓に位置し、近くには湯檜曽川が流れる(水遊び可能)。そばに人家はないエリアで星空を見るには最適。山深いが温泉やスーパー、水上ICまでは車で5〜20分圏内だ。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/417656"]

群馬県|OZE-HOSHISORA GLAMPING&CAMP RESORT

[contact_box id="431427"]

空に近いから眺望や夜空が別世界

標高1,500mの山頂から見渡せる山々の景色は、日常では味わえない天空の世界。尾瀬国立公園の玄関口、群馬県片品村にあるので、ブナや白樺、天然記念物に指定されているレンゲツツジの群落など、豊かな自然環境も魅力だ。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/417416"]

栃木県|鷲の巣キャンプ場

[contact_box id="431432"]

清流・那珂川の渓谷美を見下ろすことができる

那珂川を見下ろす山の高台にあるキャンプ場。清流・那珂川の流域でとくに渓谷美が随一とされる、鎌倉山からの眺望が場内から楽しめる。秋から冬にかけて雲海が出現することもあり、それもまた絶景だ。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/417416"]

群馬県|THE FIVE RIVERS FINE GLAMPING 群馬白沢

[caption id="" align="alignnone" width="1177"]image 気持ちいい ワンッ![/caption] [contact_box id="425782"]

キャンプもグランピングも!愛犬といっしょにアウトドアライフを満喫!

2022年にオープンしたキャンプとグランピングを体験できる複合施設。オートサイトは28サイトあるが、全サイトが小川や自然の清流の近くにレイアウトされていて、2ルームテントを張っても余裕の広さが確保されている。 うちドッグフリーサイトは10区画で、面積は220~320平米と広々。サイト内に車を2台まで停められ、電源が付属しているサイトも4区画ある。近くには共用のドッグランがあり、清流で水遊びもできるので、ワンコも大喜びだ。 リードは必須だが、電源のないオートサイトでもペットを受け入れている。グランピングドームは全6棟で、うち2棟は専用ドッグランが付属する。また、新しいだけに設備は十分。炊事棟ではお湯が使え、トイレやシャワーも清潔だ。尾瀬へも車で40分ほどなので、観光のベースとしてもGOOD。 広いドッグフリーサイトにワンコも大満足。水遊びOKの清流があるのもうれしい。ドッグフリーサイトは定員6名。犬は3頭まで無料。 サイト近くには小川が流れ、せせらぎが耳に心地よい。

設備はピカピカ

image キャンパー専用のバレルサウナ。温まったら清流白沢川で冷水浴。2~4名で利用できる。7,000円~(2名利用時)。 image 設備は新しくて清潔。 image レセプションはホテルのよう。

専用ドッグラン付きグランピングも!

image キャンプサイトの奥にグランピングエリアが設けられている。6棟のうち2棟に専用ドッグランが付属。 image ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/424003"]

千葉県|一番星ヴィレッジ

[contact_box id="431593"]

海外の絵本から飛び出したような別世界が広がる!

広大な牧草地には、夜になるとライトアップされる大きなケヤキのシンボルツリー。また、海外の絵本に出てきそうなツリーハウスなど、東京から車で約70分とは思えない、別世界の景色を楽しめる。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/414781"]

千葉県|リキャンプ館山

[contact_box id="431643"]

南国リゾート気分に浸れるオープンフィールド

ヤシの木が立ち並び、まるで南国リゾートのような開放感が魅力。徒歩5分で平砂浦海岸に出ることができ、場内の高台からは海を眺めることも可能だ。キッズスペースもあり、ファミキャンにも最適! ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/414781"]

栃木県|那須ユートピア 美野沢アートヴィレッジ

[caption id="" align="alignnone" width="1500"]image 編集部、男3人飲みもいいね〜。[/caption] [contact_box id="430559"]

那須ユートピア スタッフ 後藤香織さん

[caption id="" align="aligncenter" width="506"]image かつてお子さんがここ美野沢小学校に通っていたという。馴染みのある校舎で働けると知ってスタッフに。周辺スポットの情報などなんでもお任せあれ!「我が子もここで学びました!」[/caption] image

明治時代に開校の歴史ある小学校

[caption id="" align="aligncenter" width="577"]image 昭和37年の運動会の様子。白い運動着が眩しい。奥には昭和60年まで使用した旧校舎が見える。[/caption]

受付も兼ねているくつろぎスペース

[caption id="" align="aligncenter" width="599"]image 元職員室と校長室はラウンジに変身。コーヒーや紅茶、クラフトビールなども販売している。[/caption]

レトロさは残しつつ、オシャレで快適に泊まれる設備が充実

児童数の減少から統廃合を余儀なくされる学校。青春時代を過ごした学び舎が消えるのはなんとも物悲しい。しかし、なかには新たに生まれ変わるケースもある。それが那須ユートピア美野沢アートヴィレッジだ。 「子供たちの声が聞こえなくなってとても寂しい感じがしていました。でも、またこうして人が集まるようになり嬉しいです」 と、話すのはスタッフの後藤香織さん。以前は保護者としてこの小学校にたびたび足を運んでいた。廃校直前の生徒数は全校生徒合わせて十数名。運動会ともなると、親兄弟、地域住民、ご近所が総出で競い合って、校庭を走り回ったのだとか。地域ぐるみで子供たちを見守っていた、そんな雰囲気がうかがえる。 「今も近所の方はグラウンドに遊びに来たりしています。先日は大先輩の卒業生(70代くらい?)がお見えになって校歌を歌ったり、帰省がてら宿泊利用されていました。地域との関わりは形を変えて続いています」 校庭はヘリポートとしても活用でき、小学校のとき同様に地域で重要な役割を果たしている。

かつての教室は客室に! ホテルのような個室も

[caption id="" align="aligncenter" width="551"]image 校舎内には個室を2部屋完備。黒板や荷物棚はそのまま。ここは1、2年生の教室だったそう。[/caption] 2016年に閉校し、当初はホテルとしてリノベーションされるはずだった美野沢小学校。だがコロナ禍に突入し、アートやキャンプ、サウナを主軸とした訪れやすい施設として生まれ変わることになった。校舎内のトイレなどは改修されているが、建物は小学校時代の面影を残している。校庭での特別活動(キャンプやサウナ)はもちろんのこと、美術、体育といった学校授業さながらの遊びが楽しめる設備も。屋内外に遊び場があるので、雨天時にも強い。ファミリーやグループで過ごすには絶好の遊び場といえるだろう。 我らがビーパル編集部員たちもアートに心打たれ、バスケですっかり童心に帰り、サウナで日頃の澱を洗い流す。きっと思い出したことだろう、純粋無垢な少年だったあの日のことを。 那須ユートピアがある那須町は、栃木県内の北側に位置しており、車で10分も走れば福島県という立地。周辺には民家が点在する田園風景でとても静か。周囲に街灯はほとんどないので夜は星が綺麗に見える。新たな息吹がもたらされた学び舎は、人びとが集う地域の支柱としての存在感がある。忘れていた遠い記憶がふっと蘇ってくる。そんなユートピアだった。

サウナや五右衛門風呂など癒やしのヴィラも充実!

[caption id="" align="aligncenter" width="417"]image 校庭には手作りのコンテナサウナがある。水風呂やリクライニングチェアも完備され、心地よくととのえる設備が充実している。「青空でひとっ風呂 気持ちいいなぁ♪」(編集・大下)[/caption] image image [caption id="" align="alignnone" width="1137"]image フィンランドサウナではロウリュもお好きなように。ヴィラには酒樽を再利用した五右衛門風呂や水風呂もありリフレッシュできる。[/caption]

国内外のアーティストの作品が各教室で競演

[caption id="" align="alignnone" width="808"]image 1、2階の教室には国内外のアーティストの作品がズラリ。利用者は無料で鑑賞可。階段の壁などにも作品が描かれ、見どころ満載だ。[/caption] image image image image image

広~い体育館で童心に帰れる!

[caption id="" align="aligncenter" width="735"]image 体育館は一組ずつの時間貸し(1時間1,100円)で受け付けている。久々にバスケでも! おじさんトリオもおおはしゃぎ![/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="469"]image 図書室は小学校の蔵書を一部引き継ぎ選書。のんびり読書もいい。[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="819"]image 家族や仲間の絆も深まるネ![/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297725"]

千葉県|ドッグデプトガーデンリゾート安房白浜

[caption id="" align="alignnone" width="1500"]image リノベした米国から輸入したトレーラーに泊まれる。[/caption] [contact_box id="431749"]

犬服ブランドがプロデュース!ドッグファーストで口コミNo.1の犬連れキャンプ場!

房総半島最南端、徒歩0分でプライベート感満点のビーチという抜群のロケーションに加え、ドッグデプトが手がけるだけあって、とにかく犬ファースト。3種類のオートサイトとトレーラーサイトはともにすべて柵で囲われ、飼い主はなんの不安もなくリードから離せる。足元は除草剤不使用のウッドチップを敷く。各サイトには水道があり、水場を往復せずに済むので、心置きなく犬との時間を過ごせる。 ロケーションや施設が整ったキャンプ場は珍しくなくなったが、人気を決定づけているのがスタッフのホスピタリティーだ。快適な空間とサービスのために、管理人の鈴木さんは、ニコニコと休むことなく動き続ける。 「人が集まり、楽しんでいる姿を見るのが好きなんです」 施設の充実度とスタッフの人柄が、常連客の多さを物語る。キャンプ場予約サイト「なっぷ」の口コミ部門で、東日本ナンバー1のキャンプ場に選ばれたことにも納得だ。

こんな会社が運営!

ドッグデプト
[caption id="attachment_301153" align="aligncenter" width="412"] 犬をモチーフにした人用のウェアやドッググッズを手がけ、犬との楽しい生活を提案。カフェやドッグランに続き、待望のキャンプ場を設立。[/caption]
管理人 鈴木草太さん
[caption id="" align="aligncenter" width="428"]image 西隣にあった「白浜フラワーパーク」で管理人を務めたのち、閉鎖とともに現職。ホスピタリティ溢れる人柄を慕って、当時の常連が今も訪れる。「風景を楽しんで!」[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="680"]image ペットと泊まれるトレーラーもある。すべてオーシャンビューのデッキ付き。贅沢だ![/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="488"]image サイズは2種類展開。エアコン、TV、コンロと冷蔵庫、シャワー、トイレ完備と豪華な作り。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="482"]image 室内奥にドッグケージが用意され、持ち込む必要はない。ふかふかなクッションで快適。[/caption]

「あるといいな」がすべてある

[caption id="" align="aligncenter" width="485"]image 全サイトは柵で完全に囲われているため、安心してリードを放せる。犬も大喜び。[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="850"]image 徒歩0分でプライベート感満載のロックビーチ。遠浅の岩場なので水際遊びも◎。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="454"]image オリジナルフードの試食ができる。品質にこだわり、海外に特注した自慢のもの。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="527"]image 冬はホットカーペット、夏は保冷剤など季節別のレンタルサービスもあり。[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="734"]image アッシュ(中央)、カイル(左)、エイト(右)の3匹と愛知から来た伊藤さん。[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="789"]image ミニチュアダックスフントのむぎが、生まれたころから通う常連の市岡さん。[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297667"]

千葉県|ogawa GRAND lodge FIELD

image [contact_box id="431751"]

私たちが体験してきました!

ライター 佐藤旅宇ファミリー
[caption id="" align="alignnone" width="1381"]image 自転車など、タイヤの付いた乗り物と旅を愛するライター。30年モノの日産ラルゴに家族を乗せ、猫が多いことで有名な香川県の佐柳島までロードトリップしたことも。[/caption]

アウトドアブランド・ogawa初の直営フィールド!

千葉県柏市といえば、大手アウトドアチェーンやアウトドアブランドが多く入る商業施設があり、関東有数のアウトドアの集積地。そんな場所に、2022年7月アウトドアブランドのogawaが運営するキャンプ場「ogawa GRAND lodge FIELD」がオープン。1万7000坪にも及ぶ広大なゴルフ場の跡地を整備した。 車だと都心から1時間少々。こんな近場に緑豊かなフィールドが広がっているという。うむむ、これは一度試してみなければ。妻と遊び盛りの子供3人を連れて、早速キャンプをしてきた! 常磐自動車道を柏ICで降り、国道16号線を千葉方面へ。この道は大型商業施設が立ち並ぶ賑やかな幹線道路だが、10分ほど走ってキャンプ場へ続く県道に入ると周囲の風景は一変。畑が広がるのどかな景色に。 image

満を持してオープンした快適性MAXな施設作り

その1 ゴルフ場の芝生を存分に生かした気持ちいいサイト
[caption id="" align="alignnone" width="1298"]image キャンプサイトは裸足でも過ごせそうなふかふかの天然芝。バンカーや池、敷地を囲う防球ネットなどもそのまま残されている。[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="901"]image 開放的なサイトは元ゴルフ場ならでは。グリーンだった場所にテントを張り、フェアウェイを駆け回って遊べる。「全力で走って楽しめちゃう!」[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="1000"]image バンクに向かってジャーンプ![/caption] 「SDGs的な観点から、なるべく大きな工事を行なわずキャンプ場へとリノベーションしました。ゴルフ場のシンボル的な存在である防球ネットも、あえて残してあります」 そう語ってくれたのは支配人を務める小室さん。早速、受付を済ませてテントサイトへ移動すると……おお〜、まさにゴルフ場そのものだ。ティーグラウンドやグリーンははっきりと面影を残しているし、砂こそ撤去されているものの、バンカーの窪みもそのまま。結構な落差で、子供たちの格好の遊び場となりそうだ。全体的に芝の状態がとても良く、マットを敷かなくても快眠できそうなほど柔らかい。空を広く見渡せる開放的な空間で、よく晴れた夜なら満天の星が見られそうだ。
その2 ogawaのほぼ全ラインナップをじかに見られる
[caption id="" align="alignnone" width="854"]image 受付を行なうセンターハウスはogawaのコンセプトストアも兼ねている。製品を手に取りながら購入できる。[/caption] image
支配人 小室徳之さん
[caption id="" align="aligncenter" width="469"]image ogawa製品の企画やデザインも手がける、キャンプギアのエキスパート。「新商品も 体験してください」[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="706"]image テントの中はどうなってるの?[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="963"]image レンタルテントは充実の品ぞろえ。今回は「オーナーロッジ タイプ52R T/C」を借りた。展示も実施中。[/caption] 創業100年を超える老舗アウトドアブランドが手掛けているだけあって、テントやタープなどの充実したレンタル品が光る。そして、各スタッフさんがキャンプを熟知したプロフェッショナルという点も高ポイントだ。もし気になっているogawaのテントがあれば、事前に連絡を入れることをおすすめする。なんと、来場までにサンプルを設営・展示してくれるサービスを行なっているのだ。 さらに特筆したいのが、冬のアクティビティーとしてイチゴ農園が併設されており、ファミリーで収穫体験ができること。ゴールデンウィーク頃まで楽しめるので、ぜひお試しあれ!
その3 季節限定「イチゴ農園」で子供と一緒に果実狩り
[caption id="" align="alignnone" width="689"]image 冬から春にかけてイチゴ狩りも楽しめる。紅ほっぺをはじめ、3品種を栽培しており、どれも大きく甘い![/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="534"]image めっちゃ美味しい![/caption]

サウナとデッキサイトは鋭意整備中

[caption id="" align="aligncenter" width="553"]image タレントの清水国明さんが整備を手掛けている林間サイト。ウッドデッキにテントが常設される予定とか。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="303"]image シャワー室を備えたサウナもオープン予定。デッキで外気浴も楽しめる。[/caption] image ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297746"]

千葉県|しげキャン

image [contact_box id="431842"]

間伐材サウナにBARまで!ファミリーやソロもゆったり

千葉のローカル路線として人気の小湊鐵道。キハ40形のディーゼルカーにゴトゴト揺られて降り立ったのは、終着の上総中野駅だ(この先も線路は続いているが、いすみ鉄道となる)。乗客全員が車体前方に集まり、青空に映える朱色の車体を写真に収めた。この「乗り」だけを目的にしても十分。しかし、真なる行き先は駅から徒歩5分の場所にあるキャンプ場だ。 ノンフィクション作家の中山茂大さんがオーナーのしげキャンが、2022年5月にオープン。なんでも農地として使われていた場所をキャンプ場にしたという。

作ったのはこの人!

ノンフィクション作家 中山茂大さん
[caption id="" align="aligncenter" width="403"]image 北海道出身。キャンプ場のある千葉県夷隅郡と東京都奥多摩との二拠点生活中。DIYや紀行の執筆多数、ヒグマについての近著『神々の復讐』(講談社)が話題だ。[/caption] 「母がここで農業をしていたのですが、認知症を患って使わなくなっていました。時々草刈りなど手入れをしに来ていましたが、ふとキャンプ場にしようと思い立ったんです。そこからひとりでコツコツ整地を始めました。いまも一部造成中なんです」 と中山さん。法律上、農地として登録している土地を他の目的で使う場合は手続きが必要だ。転用の手続きは煩雑とも聞くが。 「そうでもなかったですよ。この辺りも過疎化が進んでいますし、遊休地が増えてしまう事情もあるのだと思います。活用されて地域に貢献できるほうがいいですしね。いつだったか鉄道会社の方も視察に来られました。この周辺には、キャンプ場がいくつかオープンしているんです」

自然の中のプライベート空間

[caption id="" align="alignnone" width="746"]image キャンプ場の周りは木に囲まれて外は見えない。お堀のように川も流れており、キャンプ施設は城のようだ。[/caption]

自らの手で理想の地を作る!

[caption id="" align="aligncenter" width="701"]image キャンプ場にしようと思い立ってからひとり地道に整地に励んだ中山さん。ときには重機で大きな木を撤去。[/caption] 場所は駅チカながら、周りを木と川に隔てられているのでプライベート感が高い。販売している薪は、買い足した土地から伐採、あと10年はいけるかな?とのこと。キャンプ場の施設はどれも中山さんのお手製。ただ、敷地内にあるサウナだけは地域おこし協力隊が作ったもの。 「若き林業家のふたりでサウナエン(sauna_en)というコンビがいるのですが、彼らがサウナ小屋を作れる場所を探していました。そこで川のすぐ近くに作ってもらうことにしたんです」 キャンプ場利用者であれば、事前予約で90分貸し切り、ワンドリンク付きで1人2800円で利用可能。クールダウンは川で。 当初は知り合いだけの内輪キャンプ場を考えていた中山さん。「知らない人を迎え入れるのは緊張しましたが、みなさんいい方ばかりで助かっています」 夜になるとあちこちで灯るテントの明かり。それを眺めながらお酒を飲むのが、至福のひと時だと嬉しそうに笑った。

車窓を楽しみながら電車で来られる

[caption id="" align="aligncenter" width="469"]image 最寄りは小湊鐵道上総中野駅。駅前の通りを歩く。食事処や郵便局がぽつぽつと、穏やかな街並み。徒歩圏内で食材を買える店はないので事前に準備して行こう。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="567"]image 薪はキャンプ場で販売しており、薪割り器もある。焚き火台は必要なので持参しよう。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="710"]image 山盛りで1,000円!「わ〜い♪」(ライター須藤)[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="661"]image 看板猫のマルちゃん[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="809"]image 放し飼い(小屋もある)のニワトリたち。目覚まし時計は不要ですゾ。[/caption]

お手製のキャンプ場はいまも増設中

[caption id="" align="alignnone" width="1500"]image 水場を兼ねたくつろぎスペース。すぐ脇には共有のかまども。写真右奥の小屋はアイリッシュバーで夕方になるとオープンする。ここで飲む生ビールは最高![/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="551"]image 共有かまどではピザも焼ける。炭火で焼くと、なんと美味しいことか。熱々ピザで乾杯だ。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="374"]image 建材にならなかった県内の木材を使用したサウナ。地域おこし協力隊の若き林業家が制作![/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="374"]image トイレも中山さんの手作り。野っ原に建っているとは思えない内装だ。ここは客室ですか!?[/caption]

素敵すぎるバーでグラスを傾け語らう

[caption id="" align="alignnone" width="1240"]image 生ビール・地酒・ワイン500円、ウイスキー・ラム500〜1,000円などがラインナップ。荷物が持てない徒歩キャンパーには嬉しい。中山さんの著作もそろう。[/caption] image

このキャンプ場の3か条

  1. あるものを最大限活用したサステイナブルな場作り
  2. 少人数の利用で自然と心地よく過ごせる雰囲気に
  3. オーナー自身も楽しみながらキャンプ場を造成&運営する
▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297765"]

千葉県|中野屋 haconiwa Camp

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“囲まれ感”に癒やされる庭キャンプ

中野屋は、古民家を再生した貸別荘。茅ぶきの純和風建築は明治時代のもので、国の有形文化財に登録されている。ハコニワキャンプは、その美しい庭にある貸し切り空間だ。 400年以上続く家系で、もはや何代目かもわからないという管理人の潮田夫婦はキャンプが趣味。カップルが珍しかったころは家族連ればかりのキャンプ場でどこか引け目を感じていた。離島も好きだったが気軽には行けないため、「試しに」庭にテントを張ってみたところ、これが意外といい感じだったとか。ハコニワキャンプは、こうして生まれた。 箱庭とは言い得て妙。ここには適度な“囲まれ感”があって、いつものキャンプとは少し違う、落ち着いた時間が流れている。たとえば、気の置けない友人や家族と人目を気にせずキャンプしたい人とか、静かな時間を求める人には、とてもおすすめ。「自然」ではなく、自分自身と向き合うかのような時間が過ごせる。

囲炉裏も使える団らん体験

[caption id="" align="aligncenter" width="903"]image 敷地に入ると堂々たる母屋が正面に現われる。キャンプ場とは別で要予約、こちらも宿泊可能。[/caption] [caption id="" align="alignnone" width="1330"]image 中野屋に生まれた潮田武雄は造園を学び、1907年に渡米。アメリカで多くの日本庭園を手がけ、「News week日本版」の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた。[/caption]

丁寧に作られたプライベートサイト

[caption id="" align="aligncenter" width="423"]image サイトの一角にあるハットも利用可。靴のまま入れる土間と、大人3人が寝られる小上がりがある。テント泊が不安な人も安心。[/caption] image [caption id="" align="aligncenter" width="629"]image 手入れが行き届いた高麗芝で、5月の連休ころには緑色になる。素足になりたい、寝転びたい![/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="309"]image 水道は2口。シンクは常にピカピカに磨かれ、オーナーの愛情が伝わる。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="395"]image 6人でゆったり使えるガゼボ(あずまや)。雨が降っても大丈夫。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="488"]image 庭からの景色。周囲の民家とは距離があり、プライベート感がある。[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="260"]image マスコットは白猫と三毛猫の2匹。「ぜひ来てニャ」[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297783"]

栃木県|BUSH CRAFT BASE(君嶋林業キャンプ場)

[caption id="" align="alignnone" width="936"]image 「SUGI Site」は未開拓のエリア。手つかずの森を堪能できる。野営慣れした人向け。[/caption] [contact_box id="432412"]

森を再生するために林業会社が開業

オーナーである君嶋陽一さんは林業を営みながら、先祖代々守られてきた自家所有の山林をキャンプ場として開業。匠の技で野営を楽しみたい人に向け、自分だけの空間で遊び倒せるアクティブなフィールドにした。山に響き渡るシカの雄叫び、空を優雅に舞うトンビなども感じられる。オートサイトもあるので、ワイルドな自然を楽しみたい初心者にもおすすめ。 [caption id="" align="aligncenter" width="436"]image ソロから楽しめる区画オートサイト。[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297696"]

栃木県|アビルキャンプリゾート那須

[caption id="" align="aligncenter" width="1102"]image 開放的なオートフリーサイト。区画オートサイト、ブッシュクラフトエリアなどもある。[/caption] [contact_box id="432415"]

ファミリーからソロまで楽しめる!

2022年4月に本格的にオープンしたキャンプ場で、ソロからファミリーキャンプ、ブッシュクラフトまで、多彩なニーズに対応したサイトを整備。シャワー、パウダールーム、コインランドリーなど、設備も充実。アスレチックエリアやドッグランなど、敷地内で楽しめる場所も多く、家族連れにもおすすめだ。那須高原SAスマートICから5分と、アクセスも抜群! [caption id="" align="aligncenter" width="425"]image 流し台は場内に3か所ある。お湯も使える。[/caption]

栃木県|バリアフリー鉄道農園「風だより」 カフェ&キャンプ

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子供も大喜び。場内をミニ列車が運行!

元々カフェレストランを営業していたが、敷地を整備して2022年末にミニキャンプ場を開設。場内には一周約130mのミニ列車が運行。特製の車いす専用車も連結されている。ログハウスのカフェは予約制で、タイ風の牛丼やパスタなどを提供。 ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297810"]

埼玉県|KALオートガーデン

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テントサイトでDIYを楽しめる!

オートキャンプや車中泊を楽しむ層をターゲットにし、車遊びを存分に楽しめる環境を提供したいと、2022年10月にオープン。通常のキャンプはもちろん、DIYサイト、DIYコーナー、無料洗車場も設けられていて、自宅ではやりづらい作業をこなせる。

千葉県|ゴールドマウンテンオートキャンプ場

[caption id="" align="alignnone" width="1167"]image ドッグフリーサイトには、レンガチップが敷き詰められている。[/caption] [contact_box id="432429"]

電源付きドッグランサイトが充実!

2022年3月にプレオープンした設備充実型キャンプ場。なかでも人気なのは、レンガチップを敷き詰めた大小10サイトある、電源付きのドッグフリーサイト。トイレ棟近くにはペット専用の足洗い場があり、温水シャワーまで備わっている。設備はお湯の出る炊事棟、温水洗浄便座付きトイレ、女優ライト付き洗面台(女性のみ)など。犬連れキャンプ初心者も安心して利用できる。 [caption id="" align="aligncenter" width="482"]image トレーラー付きのプレミアムサイトもある。[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297810"]

千葉県|キャンプマナビス

[caption id="" align="alignnone" width="781"]image 棚田型の森サイトは芝生と砂利、ウッドデッキの3パターン。電源サイトもある。[/caption] [contact_box id="432431"]

子供の健やかな成長をテーマにオープン

太平洋と小高い山へ続く森という2つの自然を満喫できるユニークな立地が魅力。運営は「河合塾マナビス」の子会社。企業理念である「すべてはお子様たちの健やかな成長のために」をテーマに子供が五感をフルに使う体験を用意。体験型イベントも展開予定だ。家族で利用することを考え設備を充実させているので、初めての人も安心。 [caption id="" align="aligncenter" width="458"]image 施設内に源泉かけ流し露天風呂がある。[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297696"]

千葉県|CAMPiece 君津

[caption id="" align="aligncenter" width="955"]image 自然に囲まれた校庭は夜もすごく静か。星空も申し分なし![/caption] [contact_box id="432432"]

校舎内も使用可能で運動会開催もできる

廃校を利用した施設でテントサイトは校庭。校舎内には自由に入れるので、ホールでピアノを演奏したり、視聴覚室をシアタールームとして利用することも可能(要予約)。運営が運動会を企画する会社のため、倉庫には玉入れや綱引き、大玉などの道具があり、要望があれば、校庭や体育館で運動会も開催できる。ノスタルジックな雰囲気で過ごすキャンプは格別だ。 [caption id="" align="aligncenter" width="462"]image 校舎内は入室自由。体育館には玉入れなどの遊具も置かれる。[/caption] ▼参考記事 [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/297796"] ▼あわせて読みたい [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/325014"] [blog_card url="https://www.bepal.net/archives/333715"]]]>
BE-PAL Mon, 15 Dec 2025 08:00:00 +0900
<![CDATA[漫画家つの丸さんが犬連れソロキャンプへ! 3頭を見守りながら過ごすためのハウツーとは]]> https://www.bepal.net/archives/612848

つの丸のふがふがDog Days 第3回 犬を連れてソロキャンプへ!

つの丸

1970年5月27日生まれ。漫画家。代表作はアニメ化もされた「みどりのマキバオー」など。保護犬たちと暮らしている。

キャンプで足下の小さな幸せをしっかり噛みしめて

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私(つの丸)、もう何年もろくに仕事もせず犬の世話だけしてるので時間がたっぷりあるのです。だから大きな公園で散歩しているとグラウンドシートなどを敷いてわんこたちと寝っ転がりのんびり過ごしたりしちゃいます(昨今の猛暑の日中はしませんが)。歩いて休憩。普通に散歩に出かけただけなのに気持ちよくてついつい2時間とか3時間。途中お腹空いて「おやつ(お弁当)持ってくりゃよかった!」なんてことになりフードトラックやコンビニで軽食なんかも買ったりして。

だったらいっそのことキャンプに行けばいいじゃん!

ということでたまにわんこ3匹連れてキャンプに行きます。奥さんは仕事してて行けないので犬連れソロキャンプです。

キャンプ場は人が少なく静かな穴場的なフリーのオートサイト(もちろん犬連れOKなところ)を選び、週末や連休は避けます。区画サイトやテントがびっしり並ぶ人気キャンプ場はあまり行きませんし、近くでバーベキューグループがわいわい美味しそうだったり、子供たちがキャッキャと走り回る楽しげなところも避けます。わんこたちも落ち着かないので。トイレや売店、炊事場とかはどうでもいいのでとにかく人がいないところ(もうほぼ貸切状態のところ)に行きます。「この大自然の中オレたちしかいないぞ」という開放感と緊張感が好きだし、そのほうがわんこたちもこちらに注意を向けてくれるからです。

キャンプ場に着いて仮のベース(設営場所)を決めたらまず散歩&探索。長時間ドライブのストレスと知らない場所のワクワクでピートたちも爆発寸前なのでたっぷり歩かせて楽しく安全に遊べそうな場所(川の浅瀬とか)や危ない場所(川の流れが速いところとか)などをチェックしながらそのエリアの把握に努めます。この探索で「あっちのほうがもっと人が来なさそうだ」とかベースを移したりもします。
 
たっぷり歩いてピートたちが満足したら水を与えて設営。

 
ワンオペだからテントやタープの設営に時間をかけないよう基本的には車中泊スタイル。サッとカーサイドオーニングを展開したらコットにピートたちを乗せてイス、テーブルを並べて完了って感じ。
 
このコットがとても便利で、ピートたちはコットに乗せるととてもおとなしくしててくれるのです。そうしつけてあるというか、普段家でもウッドデッキにコットを出して一緒に昼寝したりして過ごしている(犬の世話だけしてるおじさんstyle)ので慣れていて落ち着くのです。高さはハイ。ローコットで乗り降り自由にさせずハイコットで「今はここでいい子にしてて!」と座らせておきます。ペグなどで地面に係留すると目が届きにくいしイスやテーブルなどに絡まったりして危ない(キャンプではテーブルの上に火や刃物がある)ので、目線が近いハイコットの上にいてもらうのが一番安心なんです。

 
そしてお酒を飲んだり食事の準備をしたりのんびりタイム。この時間が最高で。わんこたちもすぐ隣のコットでテーブルの上の様子を覗いていたり探索を終えた疲れで爆睡してたり。私はイスに座ったまま調理して、お酒飲んで、犬撫でて、ご飯食べて、ちょっと分けてあげて、調子に乗ってテーブルに足かけようとするのを叱って、撫でて、おやつあげて…ていう感じを延々と。やがてわんこはみんな寝てしまうのです。
 
そして夕方暗くなる前にはピートたちも充電完了するのでコットから下ろし探索で見つけたいい場所(流れの緩い浅瀬)へ!

「よし!(川に入っていいぞ)」

「よっしゃー、じゃぶじゃぶ遊ぶぞー!!」
 
ザブーン!!

…なんて子はうちにはおらず。「おいで!」と誘っても川に入るのは怖いもの知らずのチッチだけ。それもちょっと入った途端、「あ、間違った」って感じであがっちゃってもう川には入らない。
 
まあ、散歩もろくにできなかったもやしっ子たちだから無理強いして水辺嫌いになってもなんだし。いい枝でも探してまわるといいさ。
 
みんな男の子だしわんぱくで逞しく育って欲しい願望はあるものの、慎重で安全に遊んでくれるのは助かるよ。

 
そうして夜ごはんを食べさせたら、またコットに乗ってもらい焚き火しながらお酒飲んで星空を。暗闇と静寂でわんこたちは星空なんて見ることなくおやすみです。もう爆睡。普通の散歩っぽかったけどこの子らには大冒険だったのかな。星なんか見るわけないし、見たところでふーんですよ。以前チッチを預かる前にピートとロッコ連れてふもとっぱらへ行ったけど、富士山なんか喜ばないっていうか見やしない!「わぁ富士山綺麗に見えた!」なんてテンション上がって写真撮るの人間だけですから(私だけじゃないですよね?)。夜空の星もそう!
 
富士山より夜空の星より地面に転がるいい感じの枝!!
 
いいと思うよ。
 
遠くに見えるキラキラした幸せより、足下の小さな幸せをしっかり噛みしめていこうぜ!

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ソロキャンで食事の準備中。ホットサンド美味しいですよね。

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コットで並んでぐっすり眠る3匹を見るとキャンプ超楽しい〜と思います。

怖々…と川辺で遊ぶわんこたち

ロッコ

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ピート

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チッチ

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※文・イラスト・写真/つの丸

(BE-PAL 2025年9月号より)

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BE-PAL Mon, 15 Dec 2025 06:00:00 +0900
<![CDATA[DODの最新ドームシェルター「ガシーンドーム」がすごい!薪ストーブ、星空ウォッチ、お座敷、ぜ~んぶOKなのだ]]> https://www.bepal.net/archives/618017
一方で、薪ストーブ対応の幕は冬仕様に特化したものが多く、春夏シーズンや“おこもり”以外のシーンでは使いにくいのが難点だ。

そこで、薪ストーブという“冬のコアニーズ”に応えつつ、全面に大きなメッシュを備えた“夏にも強い”ドームシェルター「ガシーンドーム」が、アウトドアブランド「DOD」から登場した。

オプションアイテムでカスタマイズするドームシェルター

今回発売されたのは、キャンプスタイルに合わせて拡張できるドームシェルター「ガシーンドーム」と、専用オプション4アイテム。「ガシーンドーム」とオプション(テント、オープンタープ、フロアシート、TPU透明窓)を連結することで、2ルーム化やリビング拡張、お座敷化など、多様なスタイルにアレンジできるのが魅力だ。

そのポイントを4つ紹介しよう。

1、 DOD初の薪ストーブインストール対応幕

薪ストーブ対応。
全周スカート付き。

煙突用生地が標準付属していて、DODの薪ストーブ「ピザがまきちゃん」を設置できる。

ストーブを端に配置できるため居住性を損なわず、全周スカートが冬場の冷気をしっかり軽減してくれる。

2、 拡張できる豊富なオプション

さまざまなスタイルを楽しめる。

別売りオプションを「ガシーンドーム」と連結することで、2ルーム化、リビング拡張、お座敷化など、多様なキャンプスタイルに対応する。

ガシーンテント

ガシーンドームに連結すると広々とした2ルームテントに。専用設計で隙間なく連結でき、設営が簡単なワンタッチ構造。寝室用テントやサンシェードとして単体使用も可能。

ガシーンタープ

ドームの前に接続してリビングスペースを拡張。ドーム内へ雨が入りにくい形状で、遮光ブラックコーティングが夏の強い日差しをブロックする。

ガシーンザシキ

ガシーンドーム専用フロアシート。大人4人が寝られる寝室にも、お座敷スタイルのリビングにも変身する。

ガシーンクリア窓

おこもりキャンプでも外の景色を楽しめるクリア窓。冬の冷気や虫を遮りつつ、景色を室内から堪能できる。

3、 夏でも涼しい全面メッシュ構造

全面メッシュのドアと窓。
4つの天窓。
付属フライシート。

大型ドア、4つの天窓、広いメッシュ面積で風通しが抜群。熱がこもりにくく、木陰のような快適な空間を生み出してくれる。

付属のフライシートを装着すれば、日差し対策も万全だ。

4、設営しやすく、使いやすい構造

立って歩ける天井高。

3本のポールを通すだけで自立する簡単設営。ドーム構造のため耐風性も高く、垂直に近い壁と十分な天井高によって、居住性と室内での動きやすさを両立している。

ガシーンドーム

販売価格:88,000円(税、送料込)
組立サイズ:W320×D360×H205cm(外寸)
収納サイズ:W60×D25×H25cm
総重量:11kg
収容可能人数:大人4名
材質:テント生地・フライシート;5Dポリエステルリップストップ(PUコーティング)、煙突用生地;ポリエステル、グラスファイバー、シリコン、煙突口金具;ステンレス鋼、ポール;アルミ合金、ペグ;スチール、キャリーバッグ;150Dポリエステル(PUコーティング)
最低耐水圧:2000mm
UVカット:UPF 50+
セット内容:テント生地、ポール×2本、Y型ポール、V型ポール、ペグx15本、ロープ(長)x3本、ロープ(短)x4本、煙突用生地、フライシート、ポール用収納袋、ペグ・ロープ用収納袋、キャリーバッグ、タイベルト×2本
WEBページ

ガシーンテント

販売価格:49,500円(税、送料込)
組立サイズ:W280×D280×H156cm(外寸)
収納サイズ:W95×D26×H26cm
総重量:9.5kg
収容可能人数:大人5名
WEBページ

ガシーンタープ

販売価格:18,920円(税、送料込)
サイズ:W325×D580cm
収納サイズ:W14×D14×H52cm
総重量:3.6kg
WEBページ

ガシーンザシキ

販売価格:9,460円(税、送料込)
組立サイズ:W325×D285×H10cm(外寸)
収納サイズ:W20×D8×H33cm
総重量:1.2kg
WEBページ

ガシーンクリア窓

販売価格:9,460円(税、送料込)
サイズ:W280×H165cm
収納サイズ:W20×D8×H40cm
総重量:0.9kg
WEBページ

家でも外でも、“やってみたい”を叶える

薪ストーブを入れてぬくぬく過ごしたい、お座敷コタツでダラダラしたい、天窓から星を眺めたい、フェスでちょっとドヤ顔したい──。「ガシーンドーム」は、そんな“やってみたい”をこれでもかと詰め込んだ一張りだとDODの企画担当者は話す。

次のキャンプでどんな使い方をしようか、と想像するだけでもワクワクさせてくれるシェルターだ。

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BE-PAL Mon, 15 Dec 2025 03:00:00 +0900
<![CDATA[【2025】日本カー・オブ・ザ・イヤーはスバル フォレスター! BE-PAL選考委員が投票した配点は…?]]> https://www.bepal.net/archives/620313 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(BE-PAL選出)の金子浩久が選考過程を振り返り、自ら投票したクルマとその理由をご紹介します。

日本カー・オブ・ザ・イヤー 2025-2026 決定!

BE-PALも実行委員を務めている「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が12月4日に横浜市のBOSCHホールで開催され、「2025~2026 イヤーカー」にスバル フォレスターが選ばれました。

詳しい選考結果や、票を投じた各選考委員たちの配点とコメントのほか、これまでの各年の結果などが以下のサイトにアップされているので参照してみてください。

日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式サイトはこちら

BE-PAL選考委員の配点は?

僕の配点は以下の通りでした。

1位 フォルクスワーゲン ID.BUZZ

2位 ホンダ プレリュード

3位 ヒョンデ インスター

4位 ダイハツ ムーヴ

5位 BMW 2シリーズグランクーペ

6位 トヨタ クラウンエステート

7位 プジョー3008 Hybrid

8位 スバル フォレスター

9位 日産リーフ

10位 スズキ eビターラ

試乗レビューでは辛口だったID.BUZZをなぜ1位にしたのか?

9月にBE-PAL.NETでアップされた僕のID.BUZZの試乗記では辛口のことも書き、不満点もいくつか指摘しています。

しかし、それでもイヤーカーの1位として投票したのは、ID.BUZZには本質的な“新しさ”と“存在感の強さ”があるからです。

ミニバンという、現在の日本で最もポピュラーなカテゴリーに属しているのに、中身は最新のEV(電気自動車)です。家族や仲間たちを乗せて移動するのに、静かで滑らかに走るEVならば会話も弾み、単なる移動ではない体験となるでしょう。

日本で買える唯一のミニバンEV

現在、日本で購入できるミニバンのEVはこのクルマだけですが、2026年初めからは韓国キアの「PV5」というミニバンのEVが発売されます。モビリティショーに展示されていたので、実車をご覧になった方々もいることでしょう。日本メーカーにも期待したいですね。

 僕はID.BUZZで合計4回、試乗する機会を持ちました。注目度の高さがとても印象的でした。信号で停まれば歩行者から見られるし、隣の車線を走るクルマに乗っている人たちからの視線をいつも感じていました。それらの視線は、みんな優しく和やかなものでした。

メッキ加飾パーツがなく優しい造形

 良く見ると、ID.BUZZは日本のミニバンのようなメッキの加飾パーツを一切使っていません。己を強く見せようとして、周囲を威嚇するかのようなメッキパーツが使われていないから優しく見えます。尖った造形もなく、柔らかい曲線と曲面だけで構成されているボディが見る人々の気持ちを和らげているのでしょう。

 乗っている人たちだけでなく、周囲の人たちの気持ちも和やかにして、移動時間を充実させています。奇を衒っているわけではなく、ミニバンの新しいかたちと役割を果たしていこうとしています。走行性能だけでない価値を体現しています。こういうクルマは珍しく、イヤーカーにふさわしいと考えて1位に据えました。

 クルマにそれほど興味のない人も含め、広く社会の全体に“自動車の最新の姿”を提示することも賞というものの役割のひとつだと考えているのでID.BUZZを1位に投じました。

総合5位だったが輸入車最上位でインポート・カー・オブ・ザ・イヤーに

選考委員59名の投票の合計順位では5位でした。

しかし、輸入車の中で最上位だったので、「インポートカー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。併せて、部門賞の「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」もID.BUZZが獲得したので、なんと2冠を得たのです。

もうひとつの部門賞である「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」は、ポルシェ 911カレラGTS。また、実行委員特別賞はポルシェ・エクスペリエンスセンターとスーパー耐久未来機構に授与されました。

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BE-PAL Mon, 15 Dec 2025 01:00:00 +0900