https://www.bepal.net No.1アウトドア情報誌「ビーパル」が運営する公式情報メディア。おすすめのキャンプ場、キャンプ道具から、キャンピングカー、焚き火のコツ、野外料理、登山、自転車、サステイナブルな生活、DIY、防災の心得、フェス情報まで、自然と人生を楽しむための情報を毎日お届けします。小学館運営の公式サイトです。 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル Fri, 28 Nov 2025 06:04:22 +0000 https://www.bepal.net/wp-content/themes/bepal/assets/img/common/sitetitle.png 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル https://www.bepal.net <![CDATA[立ち上がらずに済む快感!「Helinox タクティカル スウィベル チェア」でキャンプがはかどる~!]]> https://www.bepal.net/archives/608966

キャンプ中に立ち上がるたびに感じる「ちょっとした不便」

芝生サイトに設置された「Helinox タクティカル スウィベル チェア」の全体像。黒のシートと無骨なデザインが印象的。
「Helinox タクティカル スウィベル チェア」。無骨なデザインがサイトにも自然に馴染む。

クーラーボックスから飲み物を取ったり、スパイスボックスに手を伸ばしたり、ギアボックスから調理器具を取り出したり、キャンプ中はこうした細かな動きが何度も発生します。そのたびに立ち上がるのは意外と手間で、快適さを少しずつ削いでいくもの。腰を浮かせて体の向きを変える動作も地味に負担になります。

そんな小さな不便を感じたことがある人におすすめしたいのが、「Helinox タクティカル スウィベル チェア」です。

「Helinox タクティカル スウィベル チェア」とは?

「Helinox タクティカル スウィベル チェア」の脚部と回転軸のディテール。堅牢な構造が特徴。
座面を支える回転軸部分。堅牢な構造で安定感を生む。

Helinox(ヘリノックス)は、軽量で耐久性の高いアウトドアブランド。テーブルやコット、チェアなど、アルミポールの技術を活かした高品質なギアを数多く手がけています。その中でも「タクティカル」シリーズは、デザインと機能性を融合させた人気ライン。キャンプサイトをスタイリッシュにまとめたい人からも支持されています。

今回紹介する「タクティカル スウィベル チェア」は、そのシリーズの中でも特徴的なモデル。座面が360度回転することで、座ったまま向きを変えられる利便性を実現しています。軽量ながら高い剛性を誇り、耐荷重は約120kg。無骨で落ち着いた質感と、どんなスタイルのサイトにも馴染むデザイン性が魅力です。

回転することで、ここまで快適になる!

座ったまま手が届く範囲が広がる

キャンプテーブルの前に座り、正面を向いている「Helinox タクティカル スウィベル チェア」の使用シーン。
正面を向いて作業する様子。
座ったまま左側へ体を向け、テーブル上のギアに手を伸ばす動作をしている様子。
座面を回転させて左側のテーブルで作業している様子。体ごと向きを変えられるのが魅力。
「Helinox タクティカル スウィベル チェア」に座り、後ろを向いて景色を眺める様子。
後ろを向いてギアボックスからギアを取り出す様子。

「タクティカル スウィベル チェア」の最大の特徴は、座面がスムーズに回転すること。たとえば、チェアの後方に置いてある調味料に手を伸ばすとき、立ち上がる必要がなく、座面を回転させるだけでサッと取ることができます。座ったまま手が届く範囲が広がることで、作業の流れがスムーズです。

また、クーラーボックスやギアボックスが周囲に点在していても、チェアを回転させることで方向を変えられるのは非常に便利です。動作が自然になり、リラックスした姿勢をキープしたまま過ごせます。

回転しないチェアの場合

座面を左側に向けて体の向きを変えているシーン。
体を左に向けたままの作業。固定式チェアでは作業がしづらい。
回転しないチェアに座り、後ろの荷物を取ろうとして体をひねっている様子。可動域の狭さが伝わる。
回転しないチェアでは、体を大きくひねらなければ後ろの物が取れず、腰への負担も感じやすい。

一般的な固定チェアでは、何か物を取りたいときに体をひねらせて手を伸ばしたり、手が届かないから立ち上がったりすることがよくあります。そのたびに腰に負担を感じたりと、地味にストレスを感じる場面も。一方、「スウィベル チェア」は座ったまま方向転換できるため、作業が圧倒的にスムーズでストレスを感じません。ソロキャンプのように限られたスペースでも、無理のない動きで快適に過ごせます。

実際に使って感じたこと

実際にキャンプで使用してみると、まず感じるのは回転動作のスムーズさです。軽い力で360度回り、軋みや揺れもほとんどありません。構造的に中心軸がしっかりしており、安定感も抜群です。座り心地はやや沈み込みがありますが、背面のテンションがほどよく張っていて、長時間でも疲れにくくいと感じました。特に調理やサイト整頓など、細かい作業を座ったまま行う際の快適さは想像以上です。「もう少し右に……」「左のボックスを……」といった動作が、すべて座ったままで完結します。

収納性とカスタムの楽しみ

「Helinox タクティカル スウィベル チェア」にフリース素材のカバーを装着した状態。保温性を高めたカスタム例。
フリース素材のカバーを装着したカスタム例。冬場でも暖かく快適に過ごせる。
タクティカルスウィベルチェアの黒い収納ケースをテーブルの上に置いた写真。
タクティカルスウィベルチェアの収納時の写真。かなりコンパクトになる。

「タクティカル スウィベル チェア」は見た目以上に軽量で、持ち運びも簡単です。収納時は付属のスタッフバッグに収まり、全長は約40cmほどでバッグやコンテナのすき間にも入るコンパクトさです。脚先に取り付けて安定感を高める「ボールフィート」や、座面を覆うフリース・ダウン素材のカバーなど、純正・純正以外を問わずさまざまなカスタムアイテムが展開されています。季節やサイトの雰囲気に合わせて機能性やデザインをアレンジできるのも、「タクティカル スウィベル チェア」ならではの楽しみ方です。

「座ったまま完結する」という新しい快適さ

「Helinox タクティカル スウィベル チェア」は、キャンプ中の「ちょっとした立ち上がり」を劇的に減らしてくれるチェアです。座ったまま全方位に手が届く快適さ、安定感のある座り心地、そしてタクティカル スウィベル チェアならではの存在感です。一度使えば、もう普通のチェアには戻れないかもしれません。「立たずに動ける自由さ」を、ぜひフィールドで体感してください。

Helinox「タクティカル スウィベル チェア」
・使用時サイズ:高さ73cm×幅52.5×奥行49
・座面の高さ:28cm
・収納時サイズ:高さ40×奥行12.5×幅14cm
・本体重量:1,241g
・総重量:1,371g
・耐荷重:120kg
・フレーム素材:アルミニウム、プラスチック
・シート・収納袋素材:ポリエステル(リサイクル100%)
・付属品:収納袋
・価格:26,180円

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BE-PAL Fri, 28 Nov 2025 06:00:00 +0900
<![CDATA[東田トモヒロ流 楽しきボタニカルライフのススメ]]> https://www.bepal.net/archives/613288

20年来の付き合い「モンステラ」

生粋のボタニカリスト(そのような言葉があるかは不明)というわけではありませんが、緑の植物を愛でることは決して嫌いなほうではありません。

そこで今回は、「暮らしの中に緑を」というテーマを勝手ながら掲げつつ、僕の身の回りにいてくれている親愛なる植物の友人たちを、彼らとの出会いやその成長の記録などを交えながらご紹介したいと思います。マイルス・デイヴィスの名盤「Cookin’」を聴きながらね。

最初にご紹介するのは、最も古い付き合いになる「モンステラ」。彼とはね、もうやがて20年くらいともに過ごしているのではないでしょうか。

特別なことは何もしていませんが、20年経っても寄り添ってくれる元気なモンステラ。

そう、20年ほど前の名古屋の街のど真ん中にあるお花屋さんでのことでした。お花屋さんというよりは、もっと観葉植物にフォーカスを当てたような洒落たお店でね。照明もわりと抑え目で、今でこそそのようなショップは時々目にしますが、当時はまだ珍しかったと思います。ボタニカルという言葉が世間一般に浸透するずっと前のことですもの。

僕はそのお店の持つ雰囲気に惹かれて、ふらっと入っていったのです。確かライブの翌日かなんか、そんな感じだったと記憶しています。

当時の僕の懐具合で手の届くもの。そんな理由で彼をチョイスしたのだと思うのですが、まさか20年もこうしてそばにいてくれることになるだなんてね、思いもよりませんでしたよ。

彼が今収まっている「鉢」も当時のまま。一度も土を入れ替えたことはありません。入れ替えたことはありませんが、2、3年に一度くらいの割合で、庭先の土を上から軽く注ぐくらいのことはやります。それから時折水を与える以外に施したことなど何もありません。

スタジオの一画にはモンステラとダバリア。

彼はいつも5枚の葉をたたえていますが、そのうちの1枚が黄色くなって弱り始めると、必ず新しい葉が芽を出すのです。なんて健気なサイクルなのでしょうか。

まるで彼の中に、正確な時間の歯車でもあるかのような律儀さを感じるのです。

そんなことを繰り返しながら、僕に対して文句ひとつ言うことなくね、むしろ観察する僕に静かにエールを送り続けてくれているのです。

これから先どのくらいの期間、人知れず続けているこの僕らの営みの記録が刻まれていくことか、想像するだけで不思議な気持ちになります。長生きしてくれてるなあ、ほんとに。

ひしひしと感じる強い生命力、楽しきボタニカルライフ

次にご紹介するのは最も新しい友人のひとり、「チランジア」。

昨年末に埼玉のとある場所でライブをやったのですが、その会場で出店されていた植物を扱う方から購入しました。いや、もらったんだっけな? それとも自分のアルバムと交換したのか。そこらへん記憶が定かではありませんが、それはさておき、彼との出会いが僕のボタニカルライフを大きく育ててくれたことは間違いありません。

と言いますのもね、彼を持ち帰り、スタジオに置いたところで、なんだかスイッチが入ったのです。モンステラとこのチランジアにもっと仲間を増やしてあげようってね。

グリーンライフに熱が入るきっかけとなったチランジア。

そして家の敷地の至る所に散り散りになっていたボタニー(そのような言葉はおそらく無い)たちを、我が音楽スタジオに集め始めたのです。

友人からいただいた「コウモリラン」は少し弱り始めていたのですが、他の植物の近くに連れてきたからか、はたまた僕の彼らに対する意識が変わったからか、徐々に元気を取り戻し、新しい葉を伸ばすほどに回復してくれました。

友人からいただいたコウモリラン。

庭先に放り出されて誰も見向きもしなくなっていた「ルビーネックレス」は、無理やり戸外で越冬していたため、鉢の中でほとんど虫の息でしたが、土を替えてスタジオに連れ帰り、チランジアの隣に置いてみたところ、みるみるうちに元気を取り戻し、気をてらった盛り付けのチャーシューメンみたいに、今では鉢から大きく飛び出すほどにまで。なんて生命力なのでしょう。

すっかり元気を取り戻し、鉢から溢れるルビーネックレス。

ご利益は忘れたころにやってくるはず?

それから「金のなる木」。つい最近調べてその名を知ったものなのですが、南アフリカ原産の多肉植物の一種。おそらく母が、かつてどこからか購入してきたものでしょう。玄関の隅であまり元気がない様子でしたので、日当たりの良い僕のスタジオのほうへ移動させ、同じくしょんぼりと枯れかかっていたアロエと並びで置いてみました。

太陽の光が大好きな金のなる木。

するとどうでしょう、ある日そのぷっくりとした葉のほとんど全てが、みんな南のほうを向き直って、気持ちよさそうに伸びをしているではありませんか。光のシャワーが欲しかったのですね。アロエともどもとても元気に蘇ってくれたのです。

アロエも枯れかかっていましたが、今ではご覧の通りです。

「金のなる木」は秋頃にピンク色の花を咲かせることがあるそうですが、まだその気配はありません。それから僕のお財布のほうにも、その名前のご利益はまだ来ていないようです。花びらと札束の淡い夢を思いつつ、大事に育ててあげようと思います。

そして外に目をやりますとね、森のようになりつつあるグリーンが広がっています。それは僕のちょっとした自慢の小庭です。

言葉はないけど彼らがいる日常は賑やか

特にご紹介したいのは「ミモザ」と「ユーカリ」。ミモザは小さな苗木で買ってきたものですが、全く手を入れていないにもかかわらず、あっという間にもっこりと大きく育ってしまいました。そいつが結構な存在感でね、真夏の暑い時期になると涼しげな日陰を演出してくれます。春になると鮮やかな黄色い房状のふわふわとした花を咲かせてくれます。

ミモザは見上げなければならないほど大きくなりました。

桜の花もいいですが、ここのところはこのミモザの開花で春の訪れを味わったりしています。

ユーカリも好きな植物のひとつです。特に僕はあの何とも言えない甘くてスモーキーな香りが気に入っているのです。

当初は鉢植えの室内モノでしたが、思い切って地植えしたところ、見事に定着してくれて、年を追うごとに大きく枝葉を広げています。

ユーカリはローズマリーの隣で日々葉を伸ばしています。

僕の楽しみのひとつが、この2本の木を使ったデコレーションです。ミモザとユーカリは程よく剪定して、その束をまとめて「ドライの部屋飾り」にしているのです。スタジオばかりでなく、トイレやキッチンなんかにもね。

ミモザやユーカリの乾いた花束を壁に掛けて眺めていると、空間そのものの時の流れが止まったかのように錯覚するから不思議です。

お手洗いの正面はアートや流木と一緒に、ミモザとユーカリのミックスを飾っています。

さてさて、いかがだったでしょうか、我が植物という友人たち。

僕はもしかしたらだいぶ風変わりかもしれませんが、毎朝の日課として、各部屋の掃除をしつつ、これまでご紹介した植物たちに水を与えながら、実際に声に出して話しかけているのです。ひとつひとつにね、「おはよう」とか言ったりしてね。これほんとなんですよ、あんまり人には見られたくない姿なのですが。

しかしね、ほんとそうしていると、彼らはみんななんだか生き生きとしてくるような気がするのです。いや、本当にみるみる元気になってきていると思いますもの。

ユーカリは部屋のちょっとした飾りに使います。

スタジオワークなど、自分はひとりでいる時間がとても長いのですが、彼らがいるので少しも寂しくありません。言葉こそ発しない彼らですが、とても賑やかな気さえします。僕らが普段気がつかないだけで、植物たちにもきっと意識のようなものがあるのではないかと思うのです。

また僕は長いツアーに出てしまったので、しばらく彼らに会えませんが、どうか元気でいてくれますようにと、旅の空から祈る日々を過ごしています。

今回のオススメの一曲

Common 「The Light 」

東田トモヒロNEWS

【2025.12.13(SAT)東田トモヒロ"X'mas Live&Special Pop-up&Workshop"in埼玉(くりはら食堂・東松山)】

■日時
2025.12.13(SAT)
15:00~pop-up&workshop start 19:00~Live start

■会場
くりはら食堂〒355-0017埼玉県東松山市松葉町3丁目15-28
電話090-9131-0883

【Pop-up workshop】
・Pluqe dry goods store植物×廃材
・FBWMF農業×fashion
・eye(Clue.)タフティング×ラグマット
・つち屋工房サンドブラスト×彫刻

※pop-up&workshopは入金無料でお楽しみいただけます。
Instagram:https://www.instagram.com/kuriharashokudo

■料金 
大人4000円(1D付き) 高校生2000円(1D付き)中学生まで無料

■TICKET&INFO
ご予約はInstagramの@you_dont_see_artまでDMをお願い致します。
Instagram:https://www.instagram.com/you_dont_see_art

※要予約(人数が多い場合、当日入店できない場合がございますので、ご予約をお願い致します)

【2025.12.26(FRI) 東京大学先端科学技術研究センター 准教授&SLOW JAM 「 Year End Live 」@ 横浜THUMBS UP】


■日時、会場、料金
2025/12/26(FRI)@横浜THUMBS UP
OPEN 18:00/START 19:00
ADV¥3500/DOOR¥4000
※小学生以下無料、学割2000円
1ドリンク+1フードのオーダーをお願いします。

■LIVE
東田トモヒロ&SLOW JAM
小山善章(Bass)
三好正晃(Gt)
山口大輔(Drums)

■DJ
EZZY

■TICKET&INFO
横浜THUMBS UP
横浜市西区南幸2-1-22 相鉄Movil3F
TEL:045-314-8705
https://www.stovesyokohama.com/ 

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BE-PAL Fri, 28 Nov 2025 01:00:00 +0900
<![CDATA[買ってよかったキャンプ用品12選!編集部がおすすめしたいイチオシ商品を紹介]]> https://www.bepal.net/archives/442026 編集部のお墨付き!買ってよかったキャンプ用品 [caption id="attachment_443917" align="aligncenter" width="1200"]シェラカップ 愛用のシェラカップで食事。[/caption] アウトドアショップに行くとギアからウェアまで、非日常に誘ってくれるキャンプ用品が一面に広がっています。 どれも魅力的に見えて1日いても飽きないほどですが、目当てのアイテムがないと「どれにしよう」と迷うことも珍しくありません。 ここではソロキャンプやファミリーキャンプ、小物といったアイテムに分け、筆者が実際に使って後悔がなかったおすすめのアイテムをご紹介していきます。

買ってよかったキャンプ用品【ソロキャンプ編】

【モンベル】U.L.ドームシェルター 2

[caption id="attachment_443902" align="aligncenter" width="1200"]U.L.ドームシェルター 2 軽さとコンパクト性が魅力。[/caption] 日本発のアウトドアブランド、モンベルが展開するドーム型のシェルターです。 テントではなくシェルターに分類されますが、シングルウォールの自立式テントに近い性能を有し、重量はスタッフバッグを含めて889gと軽量・コンパクト性に優れています。 耐久性は堅牢なテントに劣りますが、軽量コンパクトという高い優位性が筆者にどストライク。現モデルは2回のアップデートが行われた3代目ですが、筆者は全て所有しています。 現在は補修を繰り返して使用している2代目と最新型を所有し、テント泊での使用率ナンバー1です。 [item_box id="427774"]

【モンベル】フォームパッド 180

[caption id="attachment_443903" align="aligncenter" width="1200"]フォームパッド 180 クローズドセルマットは故障の心配がない。[/caption] 筆者はソロキャンプではできるかぎり故障リスクの低いアイテムを選ぶ傾向にあります。そのため、寝具のひとつであるマットはポリエチレンフォームを採用し故障の心配がないこのマットを愛用しています。 フォームパッドは耐久性と断熱性に優れ、移動時にスペースこそ取るものの、空気を入れて使用するインフレータブル式のものと比較してすぐに使用できる利点も魅力です。 寒い時期でなければこのマットの使用率が一番高く、不器用で手荒に扱ってしまう筆者に長年付き添ってくれています。

モンベル フォームパッド 180

【素材】ポリエチレンフォーム 【重量】395g(420g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。 【カラー】ブルー(CNBL) 【サイズ】長さ181×幅51×厚さ1.6cm 【収納サイズ】51×15×11cm

【SOTO(ソト)】アミカス

[caption id="attachment_443904" align="aligncenter" width="1200"]アミカス 軽量コンパクトなエントリーモデル。[/caption] 登山・キャンプでの使用に最適な火器を展開するSOTO。OD缶を使用したシングルバーナーのエントリーモデルがアミカスです。 本体重量は81gで手のひらに収まる軽量コンパクト性で、バックパックを背負ってのソロキャンプでも重量やスペースで悩むことがないのがとにかく魅力です。 火力も小柄ながら2,600kcal/hで十分な発熱量。焚き火を終えた後の夜、ちょっとお湯を沸かしたい時や日中予備の火器として活躍してくれます。

SOTO(ソト) アミカス

製品サイズ 幅76×奥行100×高さ86mm (使用時・本体のみ) 幅40×奥行 43×高さ75mm (収納時) 重量 81g(本体のみ) 材質 バーナー/器具栓つまみ:ステンレス 点火スイッチ:樹脂

買ってよかったキャンプ用品【ファミリーキャンプ編】

【DUG(ダグ)】焚火缶 S/Mセット

[caption id="attachment_443905" align="aligncenter" width="1200"]焚火缶 幾度もこの鍋で米を炊いてきた。[/caption] 筆者が使用しているクッカーの中で、家族でキャンプに出かけた際に一番使用率の高いのがダグの焚火缶です。 元々は沢登りで使っていたものをファミリーキャンプでも持ち出すようになり、どんなに洗っても落ちることのない煤が誇らしく見えるほど愛用しています。 アルミ製の焚火缶は軽量でスタッキング可能、コーティングは施されていないシンプルな仕様で使用後の洗浄もガシガシと思い切りよく綺麗にできます。 焚火缶で炊飯やスープ、おでんに揚げ物など、なんでも作って家族のお腹を満たしてきました。

DUG(ダグ) 焚火缶 S/Mセット

サイズ S/本体:117g  蓋:71g M/本体:150g  蓋:78g 材質 アルミニウム(アルマイト加工済) 取手:スチール(ロットによってステンレス製の場合もございます)

【DOD】アルミキャリーワゴン

[caption id="attachment_443906" align="aligncenter" width="1200"]アルミキャリーワゴン 軽くて耐久性があり頼もしい。[/caption] 機能性があり個性的なアイテムを展開するDOD。筆者は沢山の荷物を運ぶファミリーキャンプで、DODのアルミキャリーワゴンを持っていっています。 モデル名にもある通りフレームにはアルミを採用することで、160Lという大容量で約10.1kg、100kgの積載にも耐える堅牢性を誇ります。 我が家には現在7歳と1歳の娘がおり、4人家族と愛犬でフィールドに出かけるとなると結構な荷物になりますが、アルミキャリーワゴンのおかげで荷物の運搬に困ることはなくなり、積極的に外に出かけることにも繋がりました。

DOD アルミキャリーワゴン

サイズ (約)W96×D58×H61cm 収納サイズ (約)W30×D25×H69cm 総重量 (約)10.1kg

【モンベル】フォールディング ファイヤーピット

[caption id="attachment_443909" align="aligncenter" width="1200"]フォールディング ファイヤーピット 組み立ても撤収も楽。[/caption] キャンプの醍醐味である焚き火は、我が家では見つめる焚き火より調理の焚き火に需要があり、モンベルのフォールディング ファイヤーピットはそのニーズにピッタリハマった逸品です。 設置の工程は「本体を広げてロストルと網を乗せる」だけ。薪は市販の薪を割らずともすっぽり入り、高い燃焼効率による安定した火力で美味しい料理を作ることができます。 設置がシンプルなら撤収も早く、我が家にある焚き火台の中で最も使用されているモデルで、劣化で使えなくなくなっても同モデルを選ぶと心に決めています。 [item_box id="288364"]

買ってよかったキャンプ用品【小物編】

【エバニュー】チタンシェラカップFD

[caption id="attachment_443916" align="aligncenter" width="1200"]チタンシェラカップFD 加熱出来るので湯沸かしやちょっとした調理も可能。[/caption] 食器や簡易的な調理器具にもなるシェラカップ。エバニューのチタンシェラカップFDは、ハンドルが折りたためてコンパクト、スタッキングにも最適なモデルです。 ソロキャンプからファミリーャンプをはじめ活躍の場は広く、筆者は1人分の汁物を温め直したり、家族用の食器としての用途で持ち出しています。

エバニュー チタンシェラカップFD

サイズ:径110×深さ45mm 容量:310ml 質量:60g 素材:純チタン(国内製造)    ステンレス(ハンドル部)

【モンベル】スタッキング スポーク

[caption id="attachment_443910" align="aligncenter" width="1200"]スタッキング スポーク 同ブランドの食器と合わせると使いやすい。[/caption] ポリエステル樹脂を使用したカトラリーです。 スタッキングシリーズのスプーンやフォークと重ねることができ、ミニカラビナを通す穴があるので、1人分のカトラリーをまとめておいたり、紛失対策にも役立ちます。 カラーも豊富なので用途や人別に分けることもできるのも便利ですよ。

モンベル スタッキング スポーク

【素材】飽和ポリエステル樹脂 【重量】12g 【サイズ】18.5cm

【SOTO】フィールドチャッカー(ボンベセット)

[caption id="attachment_443911" align="aligncenter" width="1200"]フィールドチャッカー 着火から焼きめを付けるなど出番は多い。[/caption] カセットボンベ缶が使用可能なガストーチです。 薪や炭の火起こしやチーズやお肉に焼きめを付けるのに重宝します。 炎は力強く、2分間の予備加熱で30秒間の逆さ使用が可能など、アウトドアブランドのSOTOならではの機能性も詰まっています。 我が家では自宅用やキャンプ用に複数持つほどで、過去に持っていた他ブランドのガストーチを経てフィールドチャッカーに落ち着きました。

SOTO フィールドチャッカー(ボンベセット)

製品サイズ(WxDxH) 長さ130×高さ75×幅50mm 重量 235g

【ATWOODROPE】マイクロコード

[caption id="attachment_443913" align="aligncenter" width="1200"]マイクロコード 備えあれば憂いなしのマイクロコード。[/caption] 細引きと呼ばれるコードは、テントのガイライン、道具の応急処置をはじめとした様々な場面で活躍します。 アイテム同士を結んでおいたり、応急的なアイテムの落下防止策などに筆者は使っていて、数m単位で切って忍ばせています。 1.18mmでかさばらないのもポイントです。

ATWOODROPE マイクロコード

■サイズ:長さ:約38m/太さ:約Φ1.18mm ■耐荷重:約45kg

買ってよかったキャンプ用品【テーブル・椅子編】

【ヘリノックス】チェアゼロ

[caption id="attachment_443914" align="aligncenter" width="1200"]チェアゼロ 飛んでいきそうなほど軽い。[/caption] 革新的なデザインと高い技術力を持つヘリノックス。チェアワンを代表とした同ブランドのチェアのラインナップで軽量コンパクト性が特長のモデルがチェアゼロです。 収納時を手に取った時点でその軽さに驚きますが、組み立てた状態で持つと、綿菓子と形容できるほどのフワッとしています。 本体重量は490gなのに耐荷重は120kg。ソロキャンプでも積極的に持ち出せるチェアゼロは、バックパックを背負ってのキャンプにも適しています。 [item_box id="286556"]

【ヘリノックス】テーブルワン

[caption id="attachment_443915" align="aligncenter" width="1200"]テーブルワン 持ち出しやすい軽さと容易な組み立てが魅力。[/caption] チェアゼロと同じく、本体重量610gという軽量なテーブルです。 天面の生地にフレームを活用してテンションを張る仕組みで、50kgの耐荷重性を誇ります。 中央にカップホルダーがあるので、こぼれる心配がある飲み物の収納も安心です。鍋をはじめとした熱いものを置くと溶ける可能性があるので、その点だけ注意が必要です。 もちろん、同ブランドのチェアワンシリーズとの相性が良いので、筆者はテーブルワンとチェアゼロをセットで持ち出すことが多いです。

ヘリノックス テーブルワン

【重量】610g(670g) ※()内はスタッフバッグ込みの重量です。 【カラー】ブラック(BK)、コヨーテタン(CTN) 【サイズ】幅60×奥行き40×高さ39cm 【収納サイズ】幅41×奥行き11×高さ11cm 【耐荷重(静荷重)】50kg

より快適なキャンプに!

いかがでしたか。ご紹介したのはどれも実際に使っている愛用品で、買い直したりメンテナンスして使い続けている大切なアイテムもあります。 アウトドアショップで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。自信を持っておすすめします。
著者プロフィール
私が書きました!
アウトドアライター
北村一樹
関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。
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BE-PAL Thu, 27 Nov 2025 23:00:00 +0900
<![CDATA[【完売必須】世界一小型のガスヒーター「シャンクヒーター」、新色グレージュに注目!]]> https://www.bepal.net/archives/612317
気になる2025年モデルは、グレーとベージュを掛け合わせたCALMA STORE ONLINEの限定カラー“GREIGE(グレージュ)” が登場。現在、同サイトで先行予約がスタートしているので、気になる人は早めにチェックしよう。

サッと取り出してスイッチを入れれば、わずか3秒で温まる

「SHANK HEATER 25’MODEL GREIGE」¥19,800

サイズは縦横18cm×14cmで、重量はちょうど1kg。スイッチを入れるとわずか3秒で温まる。ガスボンベ式なので屋外で使うことができ、冬キャンプの強い味方となる。

スイッチを入れて3秒で暖かい!

SHANK HEATERはアンティーク感満載の上品なデザインも特徴。金属部にはステンレス素材を採用し、表面には真鍮色の塗装を施している。ノブ部分はアルミ削り出しのブラックカラー仕様で、ガード部には傷や熱変色に強いセラミックコートを採用。長時間使用でも見た目の美しさをキープする。

安全に使えるよう、圧力感知安全装置を搭載し、ボンベ内の高圧を自動遮断。また寒冷地でのガス気化を促進するブースター(ジェネレーター)機能も備え、安定した燃焼を実現する(PSLPG認証取得済み)。

オプションでオプションのドリンクホルダー「DRINK HOLDER for SHANK HEATER(¥2,480)、ガスシリンダーカバー「GAS CYLINDER COVER REVERSIBLE CAMO FOR SHANK HEATER」(¥3,180)などがある。

どんなシーンで活躍する?

調理等には対応していないが、オプションのドリンクホルダーを使えば、缶コーヒーや缶ドリンクの加熱や保温、マグカップやコッヘルの加熱や保温は可能。寒い中で暖かい飲み物を楽しむのにも最適だ。

小型なのでメインの暖房器具ではないが、屋外で手足を温めるのには最適。手と足だけでも暖かいと、屋外での居心地と充実度は格段にアップする。サッと持っていけてすぐに暖まるので、さまざまなシーンで重宝しそうだ。

2025年モデルの「SHANK HEATER 25’MODEL GREIGE」は、CALMA STORE ONLINEより予約受付中だ。

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BE-PAL Thu, 27 Nov 2025 21:00:00 +0900
<![CDATA[バーベキューの串はどう選ぶ?成功の秘訣も解説!]]> https://www.bepal.net/archives/609910 竹串や金属串など素材ごとの特徴や、長さ・太さの選び方を押さえることで、見た目も味も格段にアップ。
さらに、崩れにくく香ばしく焼ける食材や、焦げを防ぐための炭の配置、裏返す頻度など、実践的なテクニックも詳しく解説します。
これからキャンプやアウトドアで串焼きを楽しみたい方はぜひご一読ください。

バーベキューの串の選び方を知ろう!

素材で選ぶ

バーベキュー串の素材は主に竹串・金属串・ステンレス串があります。竹串は低コストで手に入りやすく、使い捨てできるため片付けも簡単。自然に分解される素材で、環境にも優しいのが魅力です。

鋭い先端で柔らかい食材を刺しやすく、軽く扱いやすい一方で、高温では焦げたり燃えたりしやすいため注意が必要です。また、重い食材では回転してしまうこともあります。

金属串やステンレス串は、耐久性が高く繰り返し使える点が魅力です。熱伝導がよく、芯まで均一に加熱できるため、焼きムラのない仕上がりが期待できます。

平たいステンレス串。
平たい刃のステンレス串。

平たい刃のタイプなら食材が回転しにくく、均一に焼けるのもメリット。掃除や消毒も簡単で衛生的ですが、竹串よりも初期費用が高く、断熱されていない持ち手部分は熱くなることがあります。特殊な形状の串は汚れが溜まりやすく、洗浄に手間がかかる点も覚えておきましょう。

サイズで選ぶ

2種類の串が並んでいる。
串によって素材だけでなく、長さや細さにも違いがあります。

串の長さや太さも重要なポイントです。20〜30cm程度の長さが一般的で、グリルの幅に合わせて選ぶと作業がしやすくなります。短すぎると手元が熱くなりやすく、火加減の調整が難しくなるため注意が必要です。逆に長すぎると全体が重くなり、扱いづらくなります。

太さは、刺す食材のタイプによって変えましょう。細い串は、つくねやエビ、うずらの卵など、やわらかく崩れやすい食材に適しています。繊細な具材をしっかり固定でき、形を保ったまま焼き上げられます。

太い串は、大き目の肉やねぎ、しいたけなど、重量のある食材に向いており、しっかり刺せるため、安定感のある焼き上がりになります。

串の長さや太さによって、作業効率がアップし、焼き加減にも違いが出ます。何を焼くかが決まったら、事前に串のサイズも決めておきましょう。

バーベキューの串と相性の良い食材と悪い食材

相性の良い食材

串にささった鶏肉。
鶏肉は串焼きの定番!

串焼きに適しているのは、加熱しても崩れにくく、香ばしさが際立つ食材です。肉なら牛・豚・鶏の一口サイズ、魚ならサーモンやエビ、イカなどが人気。

野菜ではピーマン、玉ねぎ、長ネギ、しいたけ、ズッキーニなどです。火の通りが均一で彩りのよいものを選びましょう。色合いや食感のバランスを考えて刺せば、食卓が華やぎ、よりおいしく召し上がれます。

相性の悪い食材

水分が多く崩れやすいトマトや豆腐、脂の多い肉などは串焼きに不向きです。焼いている途中で崩れたり、油が落ちて炎が上がったりするためです。こうした食材を使う場合は、アルミホイルを敷くか網焼きに切り替えるのがおすすめです。

すべてを串に刺そうとせず、「串焼き用」「網焼き用」と使い分けることで、より快適にバーベキューを楽しみましょう。

バーベキューの串を成功させるコツ

(出典)photoAC

コツ① 焼く前に串を水に浸ける

竹串を使うときは、焼く前に10〜15分ほど水に浸しておくと焦げにくくなります。串に水分を含ませておけば、炭火の熱が直接伝わりにくくなり、串が燃えづらくなります。長時間の焼き物や高温の炭火ではこのひと手間が仕上がりを大きく左右します。

コツ② 食材は同じ加熱時間でまとめる

火の通りに差がある食材を同じ串に刺すと、片方が焦げ、もう片方が生焼けになるなど、ムラが出やすくなります。加熱時間が近いものをまとめて串に刺しましょう。焼きムラを防ぎ、均一に焼き上げられます。見た目も整い、食べやすさもアップします。

コツ③ 炭の配置を工夫する

焦がさず中まで火を通すためには、炭の配置がカギになります。炭を厚く置けば強火ゾーン、端に少なめに置けば弱火ゾーンが生まれます。この特性を活かして、焼き始めは強火で香ばしく、仕上げは弱火でじっくり火を通すと、旨味を逃さず理想的な焼き加減に仕上がります。

コツ④ 回転させて均一に焼く

串を返す頻度は少なめにし、片面がしっかり焼けてから裏返すのがポイント。全体で3〜4回ほどの裏返しを目安にすると、表面は香ばしく、中はしっとりジューシーに仕上がります。

何度もひっくり返すと、肉汁が流れ出して水分が減り、パサついた食感になるため注意しましょう。片面ずつじっくり焼くことで、旨味を閉じ込めた均一な焼き上がりになります。

バーベキューの串でこだわってキャンプを倍楽しもう!

(出典)photoAC

串焼きは、素材の持ち味を最大限に引き出すシンプルで奥深い調理法です。串の素材・長さ・太さ、食材の組み合わせ、焼き方の工夫ひとつで味わいが大きく変わります。少しのこだわりで香ばしさも見た目も格段にアップ!家族や仲間と串を仕込む時間も、キャンプならではの楽しみです。

自分だけの「こだわりの串焼きスタイル」を見つけて、次回のアウトドアをさらに特別なひとときにしましょう。

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