https://www.bepal.net No.1アウトドア情報誌「ビーパル」が運営する公式情報メディア。おすすめのキャンプ場、キャンプ道具から、キャンピングカー、焚き火のコツ、野外料理、登山、自転車、サステイナブルな生活、DIY、防災の心得、フェス情報まで、自然と人生を楽しむための情報を毎日お届けします。小学館運営の公式サイトです。 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル Sun, 15 Mar 2026 11:00:03 +0000 https://www.bepal.net/wp-content/themes/bepal/assets/img/common/sitetitle.png 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル https://www.bepal.net <![CDATA[映画『炎はつなぐ』の監督にまだまだ聞く、職人の世界は知らないことだらけ]]> https://www.bepal.net/archives/565319

初監督作で養われたもの

いくつかの工程を経て、和紙の原料であるミツマタを川で洗う。これがどうやって和紙に!? と思うほど手間がかかる。紙が貴重だったのも納得。

初めて撮った『水になった村』というドキュメンタリー映画は、岐阜県徳山村というダムに沈んだ山奥の村の話でした。そこに暮らすおじいさんおばあさんは冷蔵庫どころか、プラスチックのものさえあまり使わない。収穫したものは塩漬けしたり乾燥したり樽につけこんだりして、生活のなかでゴミが出ないんです。

しかも畑で使うクワを直すために自分で鍛冶もやるし、紙がなければ、辺りに自生したミツマタを収穫して和紙もつくる。お金になるからとお蚕さんを育て、繭にして、糸にする。なんでも知っているなと。長年村に通ってそんな姿を見ていたら、自給自足なんて都会的な造語のようで、そんな言葉を使うこと自体が恥ずかしいような気持ちになりました。一周回って最先端の生活? そう…かもしれませんがおじいさんおばあさんは、そんなことを考えてもいないのです。

18年も前の映画ですが、やっぱりあの生活はいい。いま鍛冶や和紙づくりは職人のカテゴリーに入っていますが、山の生活と職人の境界線がなんとなくグレイゾーンのような感覚がありました。あの村での取材を通して、そんな思いが養われたように思います。

漆搔(か)き人気上昇中!?

国産漆の生産地は岩手県がトップ。漆を掻いた木は洗濯板のようなギザギザの模様が残り、まるで彫刻作品のよう。

この10年ほど、職人の世界に興味を示す若い人たちが増えていると感じます。特に漆の世界がそう。岩手県二戸市浄法寺町(じょうぼうじまち)では漆搔き職人の技術研修が行われますが、競争率が高く、希望しても入れない人もいるほどです。

漆を採取し尽くした木は、根っこだけ残して樹幹を伐採し、10年後にまた漆を取る。その繰り返しを、「殺し斬り(搔き)」と言います。また伐採した木は、短く切って薪として売っています。

金箔は和紙が命

「紙は、枯れてから使え」、経験を経て磨き抜かれた、職人の言葉のカッコよさにしびれる。

金箔職人は8割ほどが和紙の仕事、金箔を扱うのはほんの一瞬です。雁皮(がんぴ)を主原料とした「箔打紙(はくうちし)」に挟んだ金箔になる前の金(=ズリ)を、昔は金づちでしたが、いまは機械で叩いて伸ばします。そのあとミツマタが原料の「箔合紙(はくあいし)」の間に一枚一枚挟み、桐箱につめて出荷します。

箔打紙は灰汁、柿渋で染めて乾かし、それをなんどもなんどもやって約1か月かけて仕込みます。セロハンのようにキレイで、つるつるとしていて和紙と思えないくらい。和紙だけを叩いて鍛える工程もあります。ある職人さんは、「金箔は、和紙が命やで」と。それで出来上がった金箔には、和紙の線がうつっている。そんな風に色々な職人さんの功績が目に見える、その過程の意味がわかるとまた面白いのです。

ちなみに金箔は金、銀、銅の合金です。それらの配合率が低いほど高価になります。

百年単位でモノを見る塗師屋

うす~く伸ばし、決まったカタチにカットし、貼り付ける。金箔を扱う職人技は、どの段階もとても繊細な作業。見ているこちらまで、思わず息を止めてしまう。

金箔を壁や仏具に張る塗師屋(ぬっしゃ)。金箔の重なりを少なくしながら、漆を塗ったところに1枚ずつ載せ、真綿で金箔を抑えていきます。京都のある寺院で、窓枠を塗り直すところを取材させてもらったことがありました。漆は長持ちするので、前に塗り直したのは百年ほど前。作業しながら「この塗り方は…」みたいなことを考えるわけですが、自分たちも百年後、同じことを言われるだろう。100年後に評価されるのだから怖いよねと、職人さんは言います。彼らは、百年単位で物事を見ている。だからこそ気を抜くことはできない。ああ老舗というのはそういうことなのだと見せつけられたようでした。

1年中、繭を出荷するには?

繭棚で繭をつくったお蚕さん。

養蚕農家で育てるお蚕さんがどこからくるか、わかります? それがお蚕の卵を製造する「蚕種(さんしゅ)」の仕事です。日本には今、4軒しかありません。お蚕は本来、春に卵を産み、越冬して翌春に孵化します。でも養蚕農家は春だけでなく、夏や秋にも繭を出荷する。その卵はどうするか? それを出荷日から逆算し、産卵後、決められた濃度に薄めた塩酸液に浸すと、3週間後に孵化するのです。そうして化学的に手を加え、1年中、出荷できるように調整しています。

高度経済成長期、安価で化学的な大量生産がど~ん! と日本に入ってきました。今、僕が取材させてもらうのは、そうした流れに身をゆだねず、変わり者だと言われても頑固に自分の仕事をやり続けてきた職人さんたち。「あの時代、止めればいいのに、と言われても自分のやり方を押し通してきた。それでこれだけ長い間やってきたのだから、これからも食えないわけがない」と。職人さんには、そういう格好よさがあるんですね。

大西暢夫監督。

(プロフィール)

1968年生まれ、岐阜県出身。写真家・映画監督・作家。2025年日本写真協会賞受賞。「炎はつなぐ」(毎日新聞出版)も上梓。

『炎はつなぐ』(配給:シグロ)
●監督・ナレーション:大西暢夫 ●撮影:大西暢夫、今井友樹 ●7/19~ポレポレ東中野ほか全国順次公開
© 2025 シグロ/大西暢夫
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BE-PAL Sun, 15 Mar 2026 11:00:03 +0900
<![CDATA[台湾を、鉄道で一周する旅に出た。はじまりは首都、台北の街から]]> https://www.bepal.net/archives/648125

山本高樹の台湾鉄道環島旅・第1回:台北

いつか台湾を、じっくり、時間をかけて旅してみたい。以前からずっと抱いていた願望を、ようやく叶えることができました。

僕が初めて台湾を訪れたのは、2020年の1月初旬と、意外に最近のことです。その時はほんの1週間足らずの旅だったのですが、帰国便の機内でずっと、「いつかまた台湾に戻ってこよう。その時はもっと、じっくりと……」と考えていたのを憶えています。あいにく、帰国後から世界規模でコロナ禍が急激に深刻化してしまったので、台湾再訪のもくろみも、しばらく先送りにせざるを得なかったのですが。

時は流れ、2025年の晩秋。それまで抱えていたいくつかの書籍の仕事がようやく一段落し、旅の計画を実行に移せる時がやってきました。

計画といってもかなり大雑把で、首都の台北をスタートとゴールの地点にし、台湾の在来線である台鉄(台湾鉄道)に乗って、行く先々の街で何泊かずつしながら、反時計回りに少しずつ移動していって、台湾をぐるりと一周しよう……というものです。期間は、約1か月。各地で何をするかという目的や予定はあまり決め込まず、できるだけ、実際に現地に着いた時の気分で行動を選べるようにしよう、と考えていました。あれもこれも取材しなければ、撮影しなければ……と、追われるような気分の旅は、したくなかったのです。

唯一、個人的な旅の目的として考えていたのは、台湾各地の庶民的な食堂や屋台で売られている小吃(シャオチー、軽食)をいろいろ食べ歩いてみよう、ということ。現地のローカルな食文化を味わってこそ、理解できることもあるはず……というのは大義名分で、単に、台湾のうまそうなものをかたっぱしから食べまくりたい、という食い意地が張っていただけなのですが(笑)。

Old Door Hostel & Barのレセプション兼バーカウンター。

東京の羽田空港から、台北市街の近くにある松山空港に到着した僕は、台北駅の近くまでMRT(捷運)を乗り継いで台北駅の近くに移動し、あらかじめWebで予約していたOld Door Hostel & Barという宿に投宿しました。感じのいい若いスタッフの方々が応対してくれました。

最近の台湾、特に台北では、ホテル代の値上がりが著しく、一人旅で普通のシングルルームに泊まろうとすると、ちょっとびっくりするような値段になってしまいます。僕は個人的に、セキュリティと清潔さがある程度担保されていれば、宿のグレードには全然こだわりがないので、今回の台湾の旅では、多くの街で、比較的お手頃なドミトリー(多人数部屋)のある宿を利用しました。

最近の台湾の宿のドミトリーは、各ベッドが仕切りやカーテンできっちり仕切られていて、枕元にはライトと電源タップがあり、部屋にはWi-Fiや鍵のかかるロッカーなども完備されているなど、至れり尽くせり。カプセルホテルのような感覚で利用できます。その分、一昔前のドミトリー宿では当たり前だった宿泊者同士での交流は、かなり減っている印象も受けました。まあ、みなさん、ずっとスマホを見てますね(苦笑)。

古早味豆花でいただいた、豆漿豆花。

宿に大きな荷物を置いた後、街を散歩してみようと、外へ。台北駅から北の方に、ぶらぶら歩いていきます。途中、少し小腹が空いたので、このあたりでは有名な豆花(トウファ、豆乳スイーツ)の専門店、古早味豆花(クーザオウェイトウファ)に寄り道。冷たい豆漿豆花(ドウジャントウファ、豆乳の豆花)にアズキと芋圓(ユィユエン、タロイモ団子)をトッピングしたものをいただきました。優しい甘さで、ひんやり、つるん、ぷるん、と食べていて楽しい一皿。この日の台北はまだ地味に蒸し暑かったので、涼を取るのにちょうどいいおやつになりました。

台北大橋のたもとから、淡水河を眺める。

さらに北に少し歩いて、台北市街の西側を流れる川、淡水河(ダンシュイホー)に架かる台北大橋のたもとで、階段を橋の上まで登ってみました。淡水河は、下を歩いていると高い堤防にさえぎられて、姿があまり見えないのですが、こうして高い場所から眺めてみると、大きな川ですね……。橋の上を吹きわたる風が、汗ばんだ肌に心地よかったです。

台北随一の有名な問屋街、迪化街。

台北大橋のあたりから南に歩いて、台北随一の有名な観光スポットでもある問屋街、迪化街(ディーホアジエ)へ。長さ1キロほどの通りの左右に、バロック風の商館や日本統治時代の建物などが、入り混じって建ち並んでいます。各建物の通りに面した部分は、一階の部分が少し凹んでいて、通路のようになっています。これは、亭仔脚あるいは騎楼と呼ばれる構造で、台湾の街の建物ではよく見かけます。ここを歩くと、雨の日でもあまり濡れずに行き来することができます。

迪化街には、昔ながらの問屋が数多く軒を連ねる。

迪化街では、乾物や漢方薬の材料などを扱う昔ながらの問屋が健在な一方で、古い建物をリノベーションした瀟洒なブティックやカフェなども合間に入り混じっていて、そのハーモニーが独特な雰囲気を醸し出しています。ここでの買い物も楽しいと思いますが、ただぶらぶらしてるだけでも楽しいスポットです。

迪化街で人気だった、紅豆餅の屋台。

自分は食べはしなかったのですが、地元の人たちで行列ができている、おいしそうな屋台の店がありました。日本で言う今川焼のようなもので、台湾では、紅豆餅(ホンドウビン)あるいは車輪餅(チャールンビン)と呼ばれているそうです。

寧夏夜市で、牡蠣のオムレツ、蚵仔煎をいただく

毎晩にぎわいを見せる、寧夏夜市。

迪化街を南に歩き、宿のある方向に少し戻ってきた頃、次第に日が暮れはじめました。宿に戻る前に、早めに晩ごはんを食べてしまおうと、寧夏夜市(ニンシャーイエシー)へ。台北にはいくつかの場所に、たくさんの屋台が毎晩軒を連ねる夜市がありますが、その中でも寧夏夜市は市街の中心部近くにあることから、観光客にも人気の夜市です。

寧夏夜市界隈の有名店、圓環邊蚵仔煎。

寧夏夜市の通りに面した建物にある食堂の中でも、特に有名な店の前には、開店直後なのにすでに長い行列が。台湾の小吃の定番メニューの一つ、蚵仔煎(オアジェン、牡蠣のオムレツのような料理)で有名な店だそうです。この日の僕は時間も有り余っていましたし、お店の回転も意外と早そうだったので、並んでみることにしました。

蚵仔煎、蛤仔湯、米糕。

しばらく待った後に首尾よくありつけた、待望の蚵仔煎。小ぶりの牡蠣と青菜を、卵とサツマイモのでんぷんでとじた料理だそうです。もっちり、とろんとした生地の中にたくさんの牡蠣が埋もれていて、甘辛いタレも相まって、良い味……! 一緒に頼んだ蛤仔湯(ハマータン、ハマグリのスープ)は、びっくりするほど澄み切った旨味。米糕(ミーガオ、おこわ)と合わせて、もりもりいただきました。

いささか食い意地の張った僕の台湾での旅は、こんな風にして始まったのです。

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BE-PAL Sun, 15 Mar 2026 10:00:00 +0900
<![CDATA[走るって楽しい!トレイルランニングの大会に参加しよう]]> https://www.bepal.net/archives/646926

トレイルランニング大会の魅力

記録を残してモチベーションに

トレイルランニング大会
走った記録がモチベーションに。

大会ならではの魅力といえば、やはり記録を残すことができるという点です。普段のトレイルランニングでももちろん記録はできますが「特定された日に」「設定されたルールで」「第三者が記録する」「多数のランナーと戦略的に競う」という点は、大会ならではの醍醐味です。

継続して行われる大会なら翌年の大会に向けてトレーニングを重ね、一年前の自分の記録を越えるという長期的な目標設定も可能です。また自分以外のタイムも確認でき、過去の記録を見ることもできるので、目標順位に向けて具体的なトレーニングができるなど、記録ができることで山のスポーツといえるトレイルランニングの魅力を存分に味わうことができるのです。

大会を通して広がる人との繋がり

大会規模によって異なりますが、普段は知り合うこともない人たちと、トレイルランニングという繋がりで出会います。競技中に会話を交わしたり、ブースで出店している地元の人達との交流は、大会ならではの貴重な時間です。

生まれや育ちや社会における地位などを越えて一同に集まりゴールを目指す。競技は個々でも、チームとなってゴールを目指すような感覚がトレイルランニング大会にはあります。

限界に挑戦できる

トレイルランニング大会 会場
朝にスタートして夜にゴール。

10km程度の短距離から100kmを越える長距離まで幅広いプログラムがあるトレイルランニング大会。心身の限界まで追い込んでいくストイックさに、筆者は惹かれています。体力が削られれば精神力で走り、精神力も底をつけば、最後に残った信念で走り切る。時に日を跨いで完走するほどの時間をかけて自分を追い込んでいく競技は、そう多くはないのではないでしょうか。何もかも吐き出してゴールした直後の達成感は、病みつきになること間違いなしです。

悔しさをバネに成長できる

トレイルランニング大会は、日々走ってきた成果が問われます。研鑽が足りず、私は大会で思うような結果が出せなかったことがあります。

「また明日、挑戦すれば良いや」ができないのがトレイルランニング大会。納得できる結果を出すには、翌年の同じ大会になるまで待たなければなりません。数少ないチャンスだからこそ、悔しい思いを経て成長し、乗り越えることができる。トレイルランニング大会を通して、悔しさを糧に成長する充実さを感じています。

トレイルランニング大会に参加するには

手順①大会を検索する

トレイルランニング大会 エイド
エイドも大会中の楽しみ。

大会に参加するには、大会を検索することから始めます。募集している大会を一覧にしてくれているウェブページや、トレイルランニング大会をはじめとしたスポーツイベントにエントリーできるサイトがあります。検索をした当月開催の大会などに突然参加することは難しいので、最短でも翌月、または数ヶ月以降開催されている大会を見てみるのがおすすめです。

大会は主に土日や祝日に開催されます。自身の予定を事前に確認しておけば、良い条件の大会があればすぐにエントリーができます。

手順②条件に合った大会に申し込む

検索して興味のある大会を見つけたら、内容を確認しましょう。「距離」「装備」「会場アクセス」「参加条件」などを確認し、自身が走りきれる大会を選択します。参加条件には年齢や性別、他大会の出走履歴などがあり、長距離で過酷な環境下での大会になればなるほど、自身のレベルを証明できるものが問われます。

手順③必要な装備を準備する

指定された装備を身につけることを求める大会は多くあります。日の入り後も走ることが想定される大会はヘッドライトが必須であったり、この他にエマージェンシーキット・エイドでの水分補給に必要なコップなどがあります。必須装備のほか、トレッキングポールのような使用不可とされている装備もあります。

手順④当日に向けて練習する

登山道
フィールドやロードで練習を重ねる。

参加したい大会に申し込んだら、当日に向けて身体を仕上げていきます。内容に応じて的確な練習メニューを組むと良いですが、記録にこだわらず楽しむような大会なら、そこまで神経質にならず、パフォーマンスが落ちないように走り込む感覚で大丈夫です。

手順⑤いざ当日

当日になったら、装備などを忘れずに持ち現地に向かいます。規模の大きい大会なら交通機関が予定通り運行できないこともあるので、時間に余裕を持って出発するのが良いです。また現地での受付は、QRコードを見せたり氏名を申告するなど様々です。事前に必ず確認しておきましょう。

大会参加のポイント

移動手段や宿泊場所を確認

大会会場には、公共交通機関によるアクセスのほか、マイカー、最寄り駅からシャトルバスの運行などがあります。また、遠方から現地に向かう場合は前泊するという方法もあり、現地近くのホテルやキャンプ場などに泊まる方もいます。

万全なコンディションで大会を迎えたのに、遅刻で参加できないことは避けたいですよね。何があっても現地に到着できるよう、所要時間等はしっかり確認しておきましょう。

実力に合わせた大会に申し込む

大会の難易度設定はそれぞれで、距離や制限時間などがそれぞれ異なります。確認せず適当にエントリーしてしまうと、競技中の怪我のリスクを高めたり、大会そのものが楽しめなくなってしまいます。これまで参加したトレイルランニング大会履歴の確認や、「◯◯km以上の大会参加経験」「フルマラソン◯時間以内、またはそれに相当する技量」など、詳細なラインを引いている大会もあります。

コースの距離や制限時間、標高などを確認すると、おおよそ自身が走りきれるかを判断することができます。時にレベルより少し高い大会に挑戦することもあるかもしれませんが、まずは実力に合った大会に参加するのが良いです。

大会結果に合わせてステップアップ

山の眺望
次なる大会へ。

はじめてのトレイルランニング大会に参加したら、その大会の内容を基準にして次に参加する大会を決めることができます。私はそうして少しずつステップアップ、または目標大会に準じたコースを走って力量を確認するなどしています。

大会後は身体のケアを

大会ではベストの結果を出すために自分を追い込んでいきます。走り切ると練習以上に疲労が溜まったり、思わぬダメージを負うこともあります。大会後に入念なケアをしておけば、その後の練習や大会に影響を残すことなく取り組めます。

トレイルランニング大会に参加して山をもっと楽しく

レース中の補給。
エイドでもらったコーラを飲み干す。

トレイルランニング大会は己の挑戦、現地の人々や自然に触れるなど、たくさんの魅力が詰まったイベントです。気軽に楽しめるものから経験者向きまで様々な大会があるので、自身の目的に合わせて参加できます。トレイルランニング大会を通して、ぜひ山の楽しみを広げましょう。

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BE-PAL Sun, 15 Mar 2026 09:00:00 +0900
<![CDATA[冬のカナダのオンタリオでは、カヌーのルートを犬ぞりで走るって知ってた?]]> https://www.bepal.net/archives/639604

WIND from ONTARIOこちらから動画も楽しめます

WIND from ONTARIO~森の海、水の島~

by Tomoki Onishi
撮影・文/尾西知樹

トロント在住のフォトグラファー、マルチメディア・クリエイター、カヌーイストでサウナー。オンタリオ・ハイランド観光局、Ontario Outdoor Adventuresのクリエイティブ・ディレクターを務める。カナダの大自然の中での体験とクリエイティブを融合させたユニット magichours.caを主宰。

#21  氷雪の森を駆けるもの

雪にくい込ませたスノーフックをはずした途端、グンっと暴力的なまでの勢いがソリに伝わり急発進。車など人工的な動力とは違う、野性の荒々しさに体を強張らせ、振り落とされないように重心を下げた……。
 
カナダの犬ぞり文化。特にオンタリオでは、極北のツンドラの上を駆ける犬ぞりと違って、カヌールートが、冬はそのまま犬ぞりルートとなる。狭い森のトレイルを駆け抜けて湖へ。曲がりくねったかつての交易ルート。犬たちの構成も4〜6頭立ての少数精鋭で、美しい白の回廊を進む、スリリングな疾走感。
 
Alaskan Huskyと呼ばれる、このフィールドに最適化された交配種。求められたのは、森が深く湖が点在する地形に特化した走破性と持久力。そして、曲がりくねったトレイルなどの森の地形を読む能力だ。
 
犬たちのアイドリングは完璧で、森の中を力強く駆け抜ける。白く雪帽子をかぶった針葉樹の深い森の中、木々の合間から純白の広がりが見える。ソリはいきなり林道を抜け、眼前にまばゆい氷原が広がった。犬たちとリズミカルにつながる躍動感と一体感。スノーモービルでは感じることのできない、自然とのシンクロ率100%! 凛と冷えた空気の中、かつてのファーストネーションの人々と同じ光景の中にいた。

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深い森、小回りのきく6頭編成。ソロかタンデムだから、犬たちの鼓動が直に伝わってきてシンクロ!

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Alaskan Huskyは見た目はバラバラで、耳のかたちや毛色もそれぞれ違う。個性あふれる犬たちだ。

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動画で見られます!

(BE-PAL 2026年3月号より)

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BE-PAL Sun, 15 Mar 2026 09:00:00 +0900
<![CDATA[限定ロゴ入りダイヤル式ケーブルロック登場! 自転車での買い物からキャンプ、アメリカ旅行まで便利に使えるぞ]]> https://www.bepal.net/archives/644608

細くて長いケーブル、軽量コンパクトな本体、カギが不要なダイヤル式

空港でカギやバッグを壊されない

商品名に入っている「TSA」とは、アメリカの運輸保安庁(Transportation Security Administration)のことで、アメリカの空港で保安検査を担当している。アメリカの空港では荷物の中身を確認するためにカギをかけずに預けることが求められるが、カギをかけて預けてしまうとカギやバッグが壊されるおそれがある。TSA対応のロックならばTSA職員が特殊なマスターキーで解錠するので壊されずに済む。アメリカに旅行する際には必須のアイテムといえる。

左上の赤い菱形がTSA対応を示すマーク。ダイヤルを合わせて赤ボタンを押すとロックがはずれる(ケーブルが抜ける)。黒ボタンを押すとケーブルを伸縮させることができる。表面に『BE-PAL』45周年ロゴ。カラビナが付属。

自転車の盗難、バッグの置き引き防止に

「しばらくアメリカに行くことはないな〜」という方も、ちょっとお待ちを。「軽量コンパクトでケーブルが細くて長い」というこのロックは、普段の生活でも重宝する。たとえば自転車。走っているときはカゴとバッグを固定し、駐車したときは駐輪場の土台と固定する。たとえばカフェやフードコート。席にバッグを置いてレジに行くときにイスとバッグを固定しておく。たとえば駅や高速バスの待合所。トイレに行くときにさっとベンチと固定しておく。

ダイヤル式だからカギを失くす心配がなく、慌てているときはその点も心強い(番号を記憶しておく必要はあるが……)。ケーブルは黒ボタンを押すだけでシュルルッと巻き取られるので扱いやすい。ポケットに入れてもよいし、カラビナでバッグに装着してもよい。とにかく、パッと使い始められる。

ケーブルを伸ばすと最長73cm。赤ボタンを押すとケーブルの先端を本体にはめられる。
伸ばした状態で黒ボタンを押すと、シュルルッとケーブルが巻き取られる。
カラビナでバッグに装着しておけば、すぐに使い始められる。
ベンチに固定して置き引き防止。

テントの施錠、高額ギアの盗難防止に

もちろん、キャンプにも持っていきたい。細いケーブルはテントのファスナーヘッドに通るので、テントの出入り口を施錠することができる。ダイヤル式だから、家族やグループでカギを受け渡す必要がなく、番号さえ共有すればみんなで使える。盗まれやすいギアは、テーブルなどの大きな道具とつないで置けば安心だ。

ケーブルが細いからファスナーヘッドに通せる。自転車用のチェーンロックにはできない芸当。
ランタンの盗難防止のため重いクーラーと固定。根こそぎ持っていかれるとどうしょうもないが、ロックが見えれば盗難の抑止になるはずだ。

購入はこちらから(外部URLに遷移します)

45周年記念 TSAケーブルロックミニ/BE-PAL×HIGHMOUNT

3,630円(税込)

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BE-PAL Sun, 15 Mar 2026 08:00:00 +0900