https://www.bepal.net No.1アウトドア情報誌「ビーパル」が運営する公式情報メディア。おすすめのキャンプ場、キャンプ道具から、キャンピングカー、焚き火のコツ、野外料理、登山、自転車、サステイナブルな生活、DIY、防災の心得、フェス情報まで、自然と人生を楽しむための情報を毎日お届けします。小学館運営の公式サイトです。 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル Sat, 03 Dec 2022 10:00:54 +0000 https://www.bepal.net/wp-content/themes/bepal/assets/img/common/sitetitle.png 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル https://www.bepal.net <![CDATA[設営までわずか10秒!機能面も文句なしのVASTLAND焚き火台が登場]]> https://www.bepal.net/archives/276102 キャンプ・アウトドア用品ブランド「VASTLAND(ヴァストランド)」から、新アイテムとなる焚き火台が登場。「アウトドアファイヤーピット」は、わずか10秒で設営できる便利ギアだ。

巻きをくべやすく、焚き火を囲みやすい形状

「アウトドアファイヤーピット」の使い方は、3本の脚を広げ、底網(ロストル)と五徳網をセットするだけ。たった10秒で設営でき、底網があることで燃料効率が高く、五徳網に調理器具を安定して設置することができる。

[caption id="attachment_276107" align="aligncenter" width="1200"]10秒で簡単に設営完了。 10秒で簡単に設営完了。[/caption] [caption id="attachment_276105" align="aligncenter" width="1200"]調理に便利な五徳網付き 調理に便利な五徳網付き。[/caption]

2サイズ展開で、Sサイズは直径が約34cm、Mサイズは直径が約50cm。半球体なので薪がくべやすく、底に集まった灰の片付けも手軽だ。焚き火台本体が浅くて左右対称のため、全方向から炎が眺めやすいのも特徴で、複数人で焚き火を囲むのにも適している。

[caption id="attachment_276106" align="aligncenter" width="1200"]薪がくべやすい半球体。 薪がくべやすい半球体。[/caption]

本体には、一般塗料と比べて腐食防止効果のある耐熱塗料を使用。持ち運びに便利な収納バッグも付属している。

[caption id="attachment_276104" align="aligncenter" width="1200"]グローブなどの焚き火ギアも入れられる収納バッグ。 グローブなどの焚き火ギアも入れられる収納バッグ。[/caption]

「アウトドアファイヤーピット」Sサイズ

  • 使用時サイズ(約):幅37.5×奥行き37.5×高さ17.5cm
  • 収納時サイズ(約):幅37.5×奥行き37.5×高さ10cm
  • 重量(約):1.5kg
  • 静止耐荷重(約):10kg
  • 価格:5,980円

「アウトドアファイヤーピット」Mサイズ

  • 使用時サイズ(約):幅56×奥行き56×高さ22cm
  • 収納時サイズ(約):幅56×奥行き56×高さ13.5cm
  • 重量(約):3kg
  • 静止耐荷重(約):15kg
  • 価格:7,980円

S・Mサイズ共通

  • 材質:本体・ロストル:スチール(耐熱塗装)、網・持ち手:スチール(クロームメッキ)、収納袋:ポリエステル
  • 発売日:2022年12月10日
    VASTLAND Amazon店では2022年12月16(金)23:59まで、20%OFFのキャンペーン価格(Sサイズ4,784円、Mサイズ6,384円で販売

VASTLANDオンラインストア

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BE-PAL Sat, 03 Dec 2022 10:00:54 +0900
<![CDATA[いつもの焚き火がさらに快適!かゆいところに手が届く6つの道具を紹介]]> https://www.bepal.net/archives/273000 焚き火台と炎のアップ画像。

焚き火をするにあたって、焚き火台や焚き火シート、鉈など、「最低限どんな道具が必要か?」はご存知の方も多いと思います。そこで今回は、いつもの焚き火をさらに快適にする道具を6つ紹介いたします。

「火をおこすのにも慣れてきたのでもっと焚き火を楽しみたい!」「焚き火で役立つ道具が欲しい!」そんな思いがある方は必見です。

焚き火をさらに快適にする道具とは?

道具が並んでいる。
焚き火をさらに快適にする道具。

焚き火をさらに快適にする道具とは以下の6つです。

  • 火吹き棒
  • ログキャリー
  • アルミホイル
  • ターボライター
  • 火消し壺
  • ローチェア

これらの道具を使うことで、焚き火がさらに快適になり、楽しみの幅が広がります。それぞれの魅力と使い方を解説します。

火吹き棒で火のコントロールができる!?

火吹き棒が地面に置かれている。
火吹き棒。

火吹き棒とは、空気を送り込むために使用する道具です。口を当てて吹くことで、炎の燃焼を早め、焚き火の炎の微妙なコントロールが可能になります。

ただ単に空気を送り込むならば、どこの家庭にもあるうちわでも十分間に合いますが、火吹き棒のよい点は、以下の4つになります。

  • ピンポイントで空気を送り込み、焚き火の一部分だけ火力をアップできる
  • 火力を短時間で上げられる。
  • うちわよりも疲れない
  • 椅子に座ったまま焚火の炎をコントロールできる
著者が火吹き棒で焚き火に空気を送り込んでいる様子。
火吹き棒を使えば好きな場所に空気を送り込める。

火吹き棒を使えば、薪や炭の炎が弱くなった部分に空気を送り込み、火力を上げることができます。そっと吹くだけで大量の空気をピンポイントで送り込めるため、焚き火の微妙なコントロールができます。

また、うちわであおぐよりも力を必要としないので、手間もかかりません。

さらに、椅子に座ったまま焚き火がコントロールできるのもメリットです。体勢を変える必要がないので焚火により集中できますよ。

ログキャリーで薪運びがラクラク

ログキャリーの上に薪が置かれている。
ログキャリー。

ログキャリーとは、薪を運ぶための道具です。

丈夫な布の左右に取っ手がついており、取っ手を持って布で薪を包むことによって、快適に大量の薪が運べます。

著者がログキャリーを使って薪を運んでいる様子。
薪を包んで快適に運べます。

「売店で購入した大量の薪をテントまで運ぶ」「キャンプ地で枝などを集めて運ぶ」などの場合に大活躍しますよ。

焚き火調理にアルミホイルは欠かせない

アルミホイルに包まれた焼き芋を手で持っている様子。
焼き芋にはアルミホイルが欠かせない。

アルミホイルは焚き火調理には欠かせない道具です。活用の例は以下になります。

  • さつま芋を包んで焚火の中に入れておけば、芋にじわじわと熱が伝わるため、黒焦げになることなくおいしい焼き芋が作れます。
  • 器のような形状にして焚き火の上に乗せれば、フライパンやスキレットの代わりとして使用ができます。オリーブオイルやキノコ、エビなどを入れてアヒージョなどを作ることができます。
  • 鮭や肉を包んで、焚き火の上に乗せれば、ホイル焼きができます。

ご紹介した以外にもアルミホイルにはさまざまな使い道があります。各社から、キャンプ用に破れにくい厚手のアルミホイルも販売されているので、チェックしてみてくださいね。

ターボライターで一発着火

ターボライターを握っている。
ターボライターを使えば着火がスムーズに行えます。

焚き火を始める際に風が吹いていると、普通のライターやマッチでは火が消えてしまい、焚き付けへの着火が難しいことがあります。

その点、ターボライターならば炎が高温なので、風の影響を受けにくく、一発着火が可能です。蚊取り線香や花火に火をつける際にも重宝しますよ。

火消し壷で焚き火の後始末が簡単になる

地面に蓋を閉じたクッカーが置かれている。
著者が火消し壺のかわりに使用している蓋つきのクッカー。

火消し壺とは主に金属や陶器素材で、蓋と取っ手がついた器のことです。炭や薪を入れて消火するために使用します。

火消し壺の使い方やメリットをお伝えする前に、まずは「焚き火の後始末のマナー」をお伝えします。

後始末のマナーは以下になります。

  • 使った薪や炭は完全に灰になるまで燃やしきる。
  • 就寝、チェックアウト前までにきっちりと消火する。
  • 灰はキャンプ場の灰捨て場に捨てる。もし灰捨て場がなければ持ち帰る。

上記のように、時間内に薪や炭を灰になるまで燃やし尽くすのは、ある程度の経験が必要になります。時間内に終わるように、ペース配分をしつつ薪や炭を焚き火にくべなければならないからです。

慣れないうちは薪や灰を燃やし尽くす前に、就寝時間やチェックアウトの時間になってしまうこともあるでしょう。

そういった場合に火消し壺があれば、スムーズに焚き火を終えることができます。

火消し壺に燃え残った薪を入れている様子。
燃え残った薪や炭の消火は火消し壺があると非常に楽になります。

火消し壺の使い方は簡単。火がついたままの薪や炭をトングなどでつかみ、火消し壺の中に入れて蓋をするだけです。

蓋をしてしばらく置くと、火消し壺の中の酸素が無くなって、炭や薪の火が自然に消化します。火が消えたら、炭や薪は火消し壺に入れたまま家まで持ち帰れます。

持ち帰った薪や炭は次回のキャンプで再利用ができるのも嬉しいポイントです。

ただし、火消し壺の扱いには注意点があります。

薪や炭を入れた直後の火消し壺は表面が高温になっているため、熱が完全に冷めてから車に積み込みましょう。皮手袋をして扱うなどの対策をし、火傷をしないように十分に注意してくださいね。

ローチェアは快適すぎて焚き火から離れられない

ローチェアが置かれている。
ローチェア。座面がコットン製のものなので、燃えにくく焚き火前での使用に最適です。

ローチェアとは座面が低い椅子のことです。

ハイチェア(座面が高い椅子)で焚き火をすると、前かがみの姿勢が多くなるので疲れてしまいますが、ローチェアは焚き火の高さにちょうどよいため、リラックスした姿勢で焚き火を楽しめます。

また、煙には上にたちのぼるという特徴があり、ハイチェアに座ると煙が目に入って不快な思いをする場合があります。その点、ローチェアに座れば頭の位置が低くなるため、煙に目をやられにくくなります。

ローチェアに座って焚き火をはじめると、快適で焚き火の前から離れられなくなりますよ。ぜひおためしくださいね。

道具を揃えて焚き火をさらに満喫しましょう

焚き火台の上にスキレットを乗せて調理している様子。

こちらで紹介した6つの道具を揃えれば、いつもの焚き火が快適になり、焚き火の楽しみの幅を広げることができます。安全には十分に注意して、焚き火ライフを満喫してくださいね。

私が書きました!
アウトドアライター
のまどう
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
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BE-PAL Sat, 03 Dec 2022 09:00:43 +0900
<![CDATA[自分にぴったりの「ほど良さ」に出会える瀬戸内の島暮らし]]> https://www.bepal.net/archives/275367 佐島の海の玄関口「佐島港」。島民の駐車場にもなっている場所。[/caption]

 ちょうどいい不便が、ゆったり時間の素

「ちょうどいい不便さと、ちょうどいい便利さが、佐島にはあるんです」。

 そう話すのは、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県上島町の島・佐島の「古民家ゲストハウス汐見の家」スタッフ・工藤美絵さん(52歳)だ。
愛媛県今治市にあるゲストハウスを退職し、転職期間中の数か月だけ「汐見の家」のオープニングの手伝いをするはずが、気が付いたら、佐島暮らし6年目になる。

 尾道市(広島県)と今治市(愛媛県)の間にある7つの島々を橋で繋いだサイクリストの聖地「しまなみ海道」。その少し東側にある「ゆめしま海道」の島々のひとつが佐島だ。
「ゆめしま海道」には、弓削島、佐島、生名島、岩城島の4つの有人島があり、すべて愛媛県上島町に属し、それぞれ橋で繋がっている。本州とは陸続きになっておらず、隣の因島や今治などから船で渡らなければならない。が、因島から佐島までは高速船で約20分。佐島と橋で繋がっている同じ町内の生名島は因島から1時間に24便のフェリーが出ており、徒歩での乗船だと片道たったの70円。海上の所要時間もたったの3分ほどと、意外にも交通の便がいい。
この"数分だけ船に乗る"という、ちょっとした不便さがポイントだ。ほんの少し海を隔てるだけで、上島町の島々に流れる時間は、とてもゆるやかになる。

[caption id="attachment_275612" align="aligncenter" width="1200"]港に着岸したフェリーからトラックが2台降りてきている 生名島と因島(土庄)間を行き来する生名フェリー。[/caption]

 ちょうどいい便利さがある島

 そんな上島町には、今、IターンやUターン者の2040代が増えている。日本人だけではなく、イギリスやアメリカから移り住む人もいるのだ。そして、他の離島と少し違うコトは、移住者の定着率が良いと感じられるコト。その理由は、なんだろうか?

 「佐島と橋続きの弓削島には、小さいけれどスーパーもあって最低限のモノは揃うから、ひとり暮らしには困らないんですよね」と、美絵さん。

 スーパーだけではない。飲食店も以前から数軒あり、最近は移住者が新たに店をOPENしていたりもする。また、弓削島はヨット乗りの人達の係留スポットにもなっているため、コインランドリーやホテル併設の温泉まである。さらに、弓削島は上島町の中心地であるため、町役場に図書館、警察署、消防署、銀行、郵便局、保育園、小中高校、介護施設、診療所、ガソリンスタンド……必要なモノは事欠かないどころか、内地の山奥の田舎よりはるかに便利がいい。

[caption id="attachment_275611" align="aligncenter" width="1200"]焼杉の壁が印象的な2階建ての木造の建物 「海の駅舎 ふらっと」トイレやコインランドリーはもちろん、休憩スペースも広くて快適。[/caption]

バイトからはじまる恵みの循環

 「島暮らしをして気づいたコトは"お金がなくても困窮せずにやっていける"ってコト。野菜や魚とか食べ物は、誰かしら島の人が持って来てくれるコトが多いから、不自由しないんです」。

その言葉の通り、「汐見の家」のキッチンには野菜も魚も常に溢れている。
かと言って、まったくお金がなくても、それはそれで現代社会的には困るのだ。「汐見の家」の賃金だけでは、微妙に厳しく、移住してすぐは町内の様々なバイトを掛け持ちしたという。

[caption id="attachment_275373" align="aligncenter" width="1200"]昭和初期ぐらいの木造の古民家の入口 縁側で、ずっとぼ~としていたくなる「汐見の家」。[/caption]

 弓削島の飲食店のホール担当をしたり、当時は岩城橋がかかっていなかった隣の岩城島へ定期船に乗り、柑橘の箱詰めへ行ったり、はたまたある時は、少し長めに定期船に乗り、ゲルハルト・リヒターの作品が展示されている豊島(上島町内の無人島)のホテルの清掃へ。時には、1か月限定の選挙のお手伝いバイトなんかも。

同じ町内の島々でバイトをすると、必然と島の人に顔を覚えてもらえる。最初は、なかなか見つからなかったバイトも、知り合い伝いにどんどん入ってくるようになった。「美絵さんにお願いしたら、ちゃんとやってくれる」という絶大の信頼とともに。そして、島に知り合いが増えると、必然的に野菜や魚をもらうコトが増える。ありがたい循環だ。

[caption id="attachment_275374" align="aligncenter" width="1200"]波打ち際に落ちているプラスチックごみを素手で拾っている美絵さん 海辺にさんぽに行く際には、無理のない範囲でゴミ拾いをする美絵さん。[/caption]

 バイトだけではない。メインである「汐見の家」の仕事もある。
「汐見の家」は、古民家をリノベーションした男女別相部屋のゲストハウスだ。朝夕のシェアごはんが人気であり、スタッフとゲストが一緒に調理して食べる(強制ではない)。時には、ご近所さんが加わるコトも。そのアットホームさは、まるで島に住んでる感覚に陥いり、ほわっと心がほぐれる。リピーターが多いのも頷ける。

 自分の「ほど良さ」を知ると、島暮らしが楽になる

 「汐見の家」のスタッフとして2年が経った頃。バイト三昧だった美絵さんは、バイトで疲れ果て、好きだったはずの「汐見の家」の仕事が辛いと感じるように。

 「島を出ようかとも考えました。けど、とりあえず、バイトをすべて辞めてみたんです。そうしたら、すごく楽になって、汐見の仕事に楽しく取り組めるようになったんですよ」。

 それは、都会で働き詰めで疲れて田舎へ移住したいと思う状況に似ている気もする。どこに行こうが、もしかしたら、同じコトなのかもしれない。

「自分にとって、ちょうどいい状況を選ぶ」

そうするコトが、疲れすぎるまで自分を追い詰めてしまう現代人にとっての一番の答えなのかも。

[caption id="attachment_275375" align="aligncenter" width="1200"]左側に黒いTシャツを着た黒髪のケイコさん。右側に青いTシャツを着て猫を抱っこしている美絵さん。 「汐見の家」を美絵さんと一緒に管理しているIターンの富田桂子さん(左)。二児の母。子供たちは、島人とのコミュニケーションのきっかけを作ってくれる存在でもある。[/caption]

けれど、「すべてを辞めてみる」という選択ができるのも、「ちょうどいい不便さと、ちょうどいい便利さと、食に困らない」という"ほど良さ"がそろった上島町の島だからこそなのだろう。

 自分に合う「ほど良さ」に、自分で気づいて納得できるからこそ、その土地で心地よく暮らしを紡いでいけるのだと、教えてもらった気がするのだった。

 

古民家ゲストハウス汐見の家
http://shiomihouse.com/

 

 

私が書きました!
イラストエッセイスト
松鳥むう
滋賀県出身。離島とゲストハウスと滋賀県内の民俗行事をめぐる旅がライフワーク。訪れた日本の島は118島。今までに訪れたゲストハウスは100軒以上。その土地の日常のくらしに、ちょこっとお邪魔させてもらうコトが好き。著書に『島旅ひとりっぷ』(小学館)、『ちょこ旅沖縄+離島かいてーばん』『ちょこ旅小笠原&伊豆諸島かいてーばん』(スタンダーズ)、『ちょこ旅瀬戸内』(アスペクト)、『日本てくてくゲストハウスめぐり』(ダイヤモンド社)、『あちこち島ごはん』(芳文社)、『おばあちゃんとわたし』(方丈社)、『島好き最後の聖地 トカラ列島 秘境さんぽ』(西日本出版社)、『むう風土記』(A&F)等。Podcast&Radiotalk 「松鳥むう」で検索♪ http://muu-m.com/
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BE-PAL Sat, 03 Dec 2022 08:00:27 +0900
<![CDATA[キナウルの中心地レコン・ピオから、かつての夏の首都シムラーへ]]> https://www.bepal.net/archives/267795 キナウル地方の中心地、レコンピオの町。[/caption]

スピティを離れ、キナウルに到着

スピティでの取材を終えた僕は、カザを早朝に発つローカルバスに乗り、途中土砂崩れなどで足止めを食いながらも、十時間ほどかけて、ヒマーチャル・プラデーシュ州キナウル地方の中心地、レコン・ピオに到着しました。標高2300メートルの山間にある小さな町ですが、南からスピティを目指す場合、ほぼ必ず出発点となる場所です。

[caption id="attachment_267785" align="aligncenter" width="1500"] 壁に直接情報が描き込まれているタクシー組合の事務所。[/caption] [caption id="attachment_267786" align="aligncenter" width="1500"] レコン・ピオ近郊の高台にあるカルパ村。[/caption]

レコン・ピオから山道を数キロ上がっていくと、カルパという村があります。キナウル・カイラスと呼ばれる高峰を臨む雄大な眺望に恵まれた村で、宿も多いため、レコン・ピオでなくここに泊まる旅行者も多いそうです。

[caption id="attachment_267787" align="aligncenter" width="1500"] 井戸端会議中のキナウル人のおじさんたち。[/caption]

村の中で井戸端会議中のおじさんたちに、何気なくカメラを向けて、パチリと撮らせてもらったのですが、後で見返してみると、みんな笑顔でこっちを見てくれていて。朴訥で穏やかな雰囲気の漂う村でした。

[caption id="attachment_267788" align="aligncenter" width="1500"] シムラーの中心部、ザ・リッジ。[/caption]

雨と霧にけぶる州都シムラー

レコン・ピオに数日滞在した後、再びローカルバスに乗り、切り立った断崖沿いの道を10時間ほどかけて移動し、シムラーという街に到着しました。ヒマーチャル・プラデーシュ州でもあるこの街は、標高2200メートルを越える山尾根に沿って、無数の家々が密集しています。インドがイギリスに統治されていた時代、夏の首都はシムラーに、冬の首都はカルカッタ(現コルカタ)に置かれていました。

夏の間、シムラーは雨の日が多く、僕の滞在中も毎日曇りか雨でした。雲なのかと思うほど真っ白な霧がいつも漂っていて、10メートル先のものもまともに見えないような日もありました。

[caption id="attachment_267789" align="aligncenter" width="1500"] 驚くほどきらびやかな内装のSol the Brew House。[/caption] [caption id="attachment_267790" align="aligncenter" width="1500"] 意外にとてもおいしかったカリフォルニアロール。[/caption]

シムラー滞在最終日の夕ごはんは、ちょっと奮発して、シムラーの中心部近くにあるSol the Brew Houseという店に行ってみました。ひえひえの大ジョッキで出されたベルギービールを飲みながら、チキンティッカやカリフォルニアロールなどをいただきました。カリフォルニアロール、正直あまり期待してなかったのですが、ちゃんと丁寧に作られていて、なかなかおいしかったです。

[caption id="attachment_267791" align="aligncenter" width="1500"] ようやく訪れた夕刻の晴れ間と、シムラーの街。[/caption]

ほろ酔い加減でお店を出ると、最後の最後にようやく晴れた空の下、夕日に照らされたシムラーの街の美しい姿を目にすることができました。

次は最終目的地、インドの現在の首都、デリーです。

私が書きました!
著述家・編集者・写真家
山本高樹
1969年岡山県生まれ、早稲田大学第一文学部卒。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地方での取材をライフワークとしながら、世界各地を取材で飛び回る日々を送っている。著書『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。最新刊『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)発売中。
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BE-PAL Sat, 03 Dec 2022 06:00:18 +0900
<![CDATA[徒歩キャンプしてる?自分の足を使って行く“不便な”キャンプが魅力的な理由]]> https://www.bepal.net/archives/264871 著者がバックパックを担いで歩いている様子。

徒歩キャンプとは、その名の通り「徒歩でキャンプに出かけること」です。

徒歩でキャンプと聞くと「重い荷物を背負って歩いて、辛い思いをしそう」と思う方もいらっしゃると思います。

確かに徒歩キャンプはオートキャンプよりも体力を使います。さらに、バックパックやキャリーケースに入れて運ぶことができる荷物には限りがあります。オートキャンプのように、ポータブル電源や石油ストーブ、ゆったりとできる頑丈な椅子などの快適なギアをたくさん持っていくことはできません。

このように、オートキャンプよりも不便を感じることもありますが、不便を上回る魅力があるのが徒歩キャンプなのです!

今回は、その魅力と徒歩キャンプに必要な道具をお伝えいたします。

 徒歩キャンプの6つの魅力

1.旅気分を味わうことができる

徒歩キャンプの移動手段は、基本的に公共交通機関と自分の足です。

駅やバス停からキャンプ地までの道のりでは、その土地の名物料理を楽しむことができます。歩いて行くことにより、路地裏に魅力的な店舗を見つけることもあります。

人と関わる機会も増えるので、思いがけない出会いがあるなど、車では気がつかなかった発見・起こり得なかった出来事が起こります。

オートキャンプよりも「旅気分」を味わうことができるのが、徒歩キャンプの魅力です。

2.達成感を感じられる

徒歩キャンプでは、オートキャンプよりも自分の足を使う機会が多くなります。

長い距離を歩いてキャンプ地についた後には、「自分の足でやり遂げた」という強い達成感を感じることができます。

3.渋滞に巻き込まれないのでストレスが無い

車でキャンプに行く際の悩みのタネといえば、渋滞です。

特に週末は渋滞に巻き込まれることが多く、予定時刻にキャンプ地にたどり着けないこともあります。渋滞に巻き込まれると、キャンプを始める前によけいな体力と時間を使うことになってしまいますよね?

その点、徒歩キャンプは基本的に公共交通機関を使うので渋滞フリー。

予め時刻表を調べておく必要はありますが、不測の事態が起こらない限り希望の時間にキャンプ地に到着することができますよ。

4.場所取り成功の可能性が上がる

[caption id="attachment_264888" align="alignnone" width="1200"]焚き火にあたっている著者の様子。 徒歩ならば車が入りずらい林間サイトにテントを張ることができます。[/caption]

予約不要なキャンプ場に出かける場合、悩みの一つが場所取り問題。

人気のキャンプ場ならば、良い場所を確保するために朝早く出かける必要があり、気苦労が絶えません。

その点、徒歩キャンプでは車が入れないサイトにもテントを張ることができるため、場所取りが成功する可能性がアップします。

人気のキャンプ場でも、人で溢れた場所から離れて、人が少ないサイトでゆったりと過ごすことができる場合がありますよ。

5.道具の取捨選択が上手くなる

当たり前のことですが、徒歩キャンプでは自分が持てる量の荷物しか運ぶことができません。

そのため、徒歩キャンプを成功させるには道具の厳選が必要になります。

徒歩キャンプでは、荷物が軽量でコンパクトであるほど身軽に行動することができるため、道具の取捨選択は非常に重要。

徒歩キャンプを続けていると、道具の軽量化をしたり、不要な道具を省いたりなど、必然的に道具について考える機会が増えることになります。

その結果、道具の取捨選択が上手くなり、オートキャンプでは気がつけなかった「最低限必要な道具」に気がつくことができますよ。

オートキャンプに出かける際にはその経験が生きてくるので、今までよりも少量の荷物で快適なキャンプを楽しむことができるようになります。

6.バックパックの中身はそのまま防災道具になる

徒歩キャンプでは、バックパックやキャリーケースにテント・クッカー・食料・衣類など、衣食住全てのものをパッキングする必要があります。

自宅では、徒歩キャンプ用のバックパックに普段からある程度の荷物をパッキングして用意しておくのもいいでしょう。そうすれば、台風や地震などの非常時にはパッキングしておいた荷物がそのまま防災道具になるため、「バックパック一つあればとりあえず大丈夫」という安心感に繋がります。

徒歩キャンプに最低限必要な道具

徒歩キャンプに最低限必要なものをご紹介します。

1.バックパックやキャリーケース

[caption id="attachment_264884" align="alignnone" width="1200"]バックパックが地面に置かれている。 バックパック。[/caption]

徒歩キャンプはバックパックやキャリーケースがないと始まりません。はじめて徒歩キャンプを行う場合は、50〜60リットルほどのバックパックを個人的にはおすすめしています。

荷物の取捨選択に慣れていないかたでも、衣食住にまつわるものをとりあえず入れておくことができるサイズだからです。

ちなみにキャリーケースとは、下部に車輪がついたケース型のバッグのこと。目的地まで、駅の構内や道路などの舗装された道しか歩かない場合はキャリーケースがおすすめです。バックパックのように背負う必要がないので、体力に自信がない方でも容易に持ち運ぶことができます。

ただし、砂利道や山道などの舗装されていない道では車輪が思うように転がらず、取り回しが難しくなるので注意が必要です。

2.テント

[caption id="attachment_264881" align="alignnone" width="1200"]木の間にテントが建っている。 テント。[/caption]

徒歩キャンプ向けのテントを選ぶ際に重要なのが、重量と収納の問題。

バックパックの総重量が重くなり、荷物に振り回されてしまうため、重くかさばるテントを持ち運ぶのは得策ではありません。

個人的には、3kg以下のテントがおすすめです。登山用のテントには2kgを下回るものもあります。

広さと重さのバランスを熟考して、選択しましょう。

3.調理器具

[caption id="attachment_264882" align="alignnone" width="1200"]クッカーやフライパンなどの調理器具が地面に並んでいる様子。 調理器具[/caption]

キャンプには調理器具も必要です。最低限必要な道具は以下になります。

  • シングルバーナーやアルコールストーブなどの火器
  • コンパクトなクッカー
  • 飲み物用のマグや食事用のボウルなどの食器
  • 箸やフォークなどのカトラリー

薪が手に入るキャンプ場ならば、バーナーやアルコールストーブのかわりに小型の焚き火台を持っていくのもいいでしょう。

 4.寝袋

寝袋には「快適使用温度」というものがあります。例えば快適使用温度が5〜10度のものならば、その温度帯ならば快適に眠ることができるという指標になっています。

出かける場所や、季節によって必要な寝袋は異なりますが、一般的に春、夏、秋のスリーシーズンに適応するものは快適使用温度が5〜10度だと言われています。迷ったらそのクラスの寝袋を用意しておけば、間違いがないでしょう。

5.マット

[caption id="attachment_264886" align="alignnone" width="1200"]ウッドデッキの上にマットが置かれている様子。 クローズドセルマット[/caption]

マットはテントの内側に敷くことで、地面の硬さを軽減し、快適な寝床を確保することができます。

空気で膨らますものならば、手のひらに乗るほどコンパクトになったりするので、バックパックの中に収納できます。

個人的には「クローズドセルマット」と呼ばれる、弾力性のあるマットをおすすめします。こちらは空気で膨らませるタイプでは無いので、パンクの心配がありません。多少かさばりますが、バックパックに外付けして持ち運ぶことができます。

5.ランタン

[caption id="attachment_265369" align="alignnone" width="1200"]LEDランタンが光っている。 軽量なLEDランタン。[/caption]

キャンプではキャンプサイトを照らすためのランタンが、最低1個は必要になります。

キャンプ地は夜真っ暗になるので、夜間に調理をしたり、トイレへ行ったりするのにランタンが無いと不便です。

著者が徒歩キャンプする場合は小型のLEDランタンと、予備にヘッドライトを必ず持参するようにしています。

徒歩キャンプは自由と達成感を感じることができる遊び

[caption id="attachment_266518" align="alignnone" width="1200"]林間にハンモックとタープが設置されている。 人の少ない場所でキャンプすることも可能です。[/caption]

気の知れた友人や家族などと出かけるオートキャンプは非常に楽しいものですが、徒歩キャンプも自由と達成感を感じることができおすすめです。

徒歩キャンプでバックパックを背負って歩くのに慣れたら、山登りにもぜひ挑戦してみてくださいね!遊びの幅が広がっていきますよ。

私が書きました!
アウトドアライター
のまどう
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
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BE-PAL Sat, 03 Dec 2022 03:00:14 +0900