もしもに備えて、違うタックルにはPE2号を巻いているのだが、よりによってPE1号の方にかかるとは。どうか切れませんように、と祈りながら慎重にリールを巻いていく。が、なかなかあがってこない。隣では沼野さんが、そのようすを撮影しながら見守る。超ドキドキのやりとりが続く。
恐らく5分以上は格闘したのではないだろうか。ワカシなど10秒であがってくるので、比較にならないほどの相手だ。ようやく水面付近にまであがってきたのがわかった。が、逆光で正体が見えない。でも、あとちょっと!
そして、ようやくその姿が見えた。あがってきたのは、なんと真鯛。しかもかなりのサイズ。ワラサではなかったが、充分嬉しい。タモを持ち、ロッドをコントロールしながら、なんとかネットに入れる。うおー!やったー!真鯛を釣ったぞー!