【漕いで、釣って、食べて】 カヤックフィッシング奮闘記Vol.16 まさかの展開!! | 海・川・カヌー・釣り 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2
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    2017.01.01

    【漕いで、釣って、食べて】 カヤックフィッシング奮闘記Vol.16 まさかの展開!!

    11月10日。この日も沖で青物を狙うべく朝から出艇したが、いつものように駄目元でルアーを流していた。私が先に出発し、少し遅れて沼野さんが追いついてくる予定だったので、逗子湾内を適当に漕いで待っていた。水深は3〜4メートルほど。魚探の反応はない。ま、今日も来ないんだろうと半ば諦めていた。

    知っている人は知っている「伝説のコノシラス」

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    振り返って、50メートルほど後方にいる沼野さんを確認したときだった。突然、右手に持っていた竿がグニャ〜と大きくしなった。「やばい、根掛かったかも」と思い、竿先を持ち上げると、グググッと引っ張られる感触が伝わってきた。根掛かりじゃない、魚だ!

    まさにファイト中のわたし、追いついた沼野さんがパシャ

    まさにファイト中のわたし、追いついた沼野さんがパシャ

    「沼野さーん!来ましたぁー!!」と叫ぶ。同時に竿をしっかり持ち直してリールを巻く。が、ジーッ!という音と共に糸が出て行く。魚の力が思いのほか強い。負けじとリールを巻いていくが、また糸を出される。やばい、デカイかも。

    カヤックの右あたりに黒い影があるの、わかるかなぁ

    カヤックの右あたりに黒い影があるの、わかるかなぁ

    「焦らないで!ゆっくり、ゆっくり!」追いついた沼野さんがアドバイスしてくれる。その言葉に従って、ゆっくり竿を立て、戻すときに糸を素早く巻き取る。その動作を繰り返す。よし、ちょっとずつ近づいてきた。

    これでわかるかなぁ

    これでわかるかなぁ

    「バレんなよ、頼むからバレんなよー」と祈りながら慎重にやりとりする。しかし、あと少しというところで、強烈な力と共にカヤックの下に潜られる。あー、くそ。もうちょっとだったのに。再びリールを巻く。よし、今度こそ。いいぞ、あと2メートル。あと、1メートル!

    (つづく)

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    穴澤 賢(あなざわまさる)
    1971年大阪生まれ。2005年7月から愛犬との暮らしを綴ったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイ、コラムなどを執筆するようになる。著書に「またね、富士丸。(集英社文庫)」、「明日もいっしょにおきようね(草思社)」、「また、犬と暮らして(世界文化社)」、自ら選曲したコンピレーションアルバムとエッセイをまとめたCDブック「Another Side Of Music」(ワーナーミュージック・ジャパン)などがある。株式会社デロリアンズ代表。Blog:Another Days

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    取材協力:MARINE BOX100
    逗子市新宿2-14-4
    http://www.marinebox.co.jp

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