2017.12.23

ノマドワーク、テレワークの発展系。アウトドア・ワークってどんなメリットがあるの?

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ビジネスに必要なスキルが育つ。なによりワクワクする

イベントではなく、1年を通してアウトドア・ワークをサポートしているのが、スノーピークの関連会社「スノーピークビジネスソリューションズ」。2016年に設立し、研修から必要な道具の販売、レンタルまで、トータルにアウトドア・ワークを支える「OSO/TO(= Outdoor Small Office/ Third Office)」を提供している。

設営や調理、片付けなど野外活動を通したチームビルディング、焚き火を前に本音を話し合うビジョンシェアなどのアウトドア研修を行っており、「いつもの会議よりいろいろなアイデアが出た」「一体感がでる」など好意的な意見が届くそうだ。

もともと、スノーピークビジネスソリューションズの村瀬社長が、自身の会社、ハーティスシステムアンドコンサルティングにてクラウドサービスを提供し、テレワークをすすめていたが、そのメリットを伝えきれずに悩んでいたのだという。

「ちょうど徳島県神山町のサテライトオフィス・プロジェクトなど、どこでも働けるという動きがあちこちで始まったころのこと。エッジを効かせないとなかなか伝わらないと考えていた村瀬がたどりついたのが“キャンプで仕事”でした。そこで、自身がキャンプ場で1週間仕事をしてみることに」となんとも大胆な発想。

村瀬社長がキャンプをしながら仕事をしたのは4月のこと。入社式の訓示は山をバックにオンラインで行なったという。

「キャンプ場で仕事をしたところ、すごくワクワクしたそうです。キャンプは道具を運んで組み立てる、協力しあうのはもちろん、機材を畳んで片付けるというマナーも入っている。この働き方には、今の世の中に欠けている大事なものが詰まっています。こんなにマルチパーパスなものはないし、このスタイルを取り入れたら会社が一気によくなるんじゃないかと考えたのが、アウトドアで仕事=OSO/TOを提案するきっかけです」(村瀬さん)

そういえば、スノーピークの本社はキャンプ場隣接。天井まで届く窓からは屋外の様子がよくわかるし、その気になれば、終業後にキャンプができる環境だ。

いつものオフィスでも、ちょっと休憩を挟んだり、別部署の人と雑談をしたりすることで新しいアイデアが生まれることは珍しくない。オフィスからアウトドアへとガラリと環境を変えると、まったく別の発見がありそうだ。

「オフィスは動かないことが前提ですが、アウトドアではその場、その場でコミュニケーションの場を作れます。これもアウトドア・ワークのメリットでは」(村瀬さん)

これからは「忙しいからキャンプにいく暇がない」と嘆かず、煮詰まったとき・大変なときこそアウトドアへ出向いてみては。

構成=大森弘恵

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