つるの剛士のアウトドアリハウス Vol.3 未来へつなぐ夢の家

2020.06.11

暮らしも考え方もアウトドアテースト満載のつるの剛士さん。その背景には子供の頃に育った自然環境と、趣味のアウトドア・アクティビティーがある。バイク、釣り、昆虫採集、サーフィン、キャンプと多彩な趣味に彩られたそのライフスタイルは、結婚し家族が増えるごとに変化を重ね洗練されてきた。

そんなつるのさんが、生活環境の変化の節目節目に行なってきたのが、アウトドア要素を取り入れた家の住み替えや暮らし替えをする「アウトドアリハウス」だ。結婚を機に都会から自然豊かな海近くの家へ引越し、さらに新たな暮らしへの構想を膨らませている。

どんな生活を理想とし、何を実現してきたのか。つるのさんの夢の暮らし、アウトドアリハウスを追ってみた。

つるの剛士 1975年、福岡県生まれ。俳優、タレント、ミュージシャン。『ウルトラマンダイナ』で俳優としてデビュー。音楽でも才能を発揮し人気に。理想のお父さん像としてベストファーザー賞などを数多く受賞。現在、2男3女の父親。CDに『ちゅるのうた』(ポニーキャニオン)など。歌手デビュー10周年『つるの剛士 ベスト』発売中。

サバイバル力を身につけたアウトドアリハウス

 つるのさんが理想としていた夢の暮らしは、どのぐらい実現できましたか?

「夢半ば…ですかね。僕が20代前半で抱いた夢のひとつは、“23歳で結婚して、子どもを4~5人持って、自然豊かな場所で、平和で健やかな家庭を築く”こと。結婚は少し遅くなったけど5人の子供に恵まれて、自然豊かな地にアウトドアリハウスして育児にも役立った。漠然と抱いていた夢でも、それに向かって目の前にあることをコツコツとやっていくと、つながっていくんだなぁってつくづく思います」

つるのさんと5人の子供達。

 アウトドアリハウスのどんな点が育児に役立ったと?

「なんといっても家のすぐそばに自然があったこと。海や山が子供達を育ててくれた…って感じかなあ。サーフィン、磯遊び、釣り、SUP、登山、キャンプ…。先が読めない大自然のアトラクションは、地球で生きていくために必要な判断力やサバイバル力を身につけるにはもってこい。今も僕らを鍛えてくれています」

「子供達が小さかった頃は、自然の中でよく一緒に遊びました」とつるのさん。

「とくに長男は小さい頃から地元の冒険団に入って、登山やロッククライミングなど本格的にやっていました。息子と『自宅から見える山を二人で全制覇しよう』って、奥多摩から埼玉の方まで登れる山は全部制覇したことも。今、息子は『もっと自然を学びたい』と、カナダにアウトドア留学中です。彼の人生にとっても、ここに引っ越してきたことが大きかったと思います」

夢のつるちゃんマンランド計画

 お子さん達の成長によって、ずいぶん暮らし方も変わったのでは?

「一緒に外遊びする機会が減っちゃいましたよね。子供も子供なりに時間の使い方があって忙しいですから、ご近所さん達と家族ぐるみでやってきたキャンプも少子化。子供が減ると、ただの大人の飲み会になって、これなら庭で飲めば良いじゃんって(笑)。なので最近は、家の庭や屋上でアウトドア用品広げて料理して、一人ソロキャンプして楽しんだりしてます(笑)」

つるのさんが普段、家でソロキャンプするときに使っている道具類。ストーブに使う枝は、子供達が拾ってきてくれたもの。

「でも、一番変わったのは暮らしというより、僕の気持ちかもしれません。昔は自分の夢を実現させることで精一杯だったけど、今は子供達の夢を一緒に考えたりアドバイスしたりすることが楽しくなりましたね。息子がカナダに留学するときも『心配』より『信頼』。たくましくなった息子の背中に手を振るときは、さすがに涙が出そうになったけど、寂しさよりも、彼の将来を見守っていくことの方が楽しみです」

長男は、本格的登山やスキーなどを学びに、カナダにアウトドア留学中。たくましくなった背中に、つるパパも感無量。

 将来、またアウトドアリハウスするお気持ちはありますか?

「奥さんともよく話すんですよ。子供達が一人一人巣立っていくでしょ。二人になったらどうしようかって。この間なんて娘達が何か雑誌見てワイワイ盛り上がっているからのぞいて見ると、なんと賃貸情報誌! おいおいまだ早すぎだろうって(笑)。でもいつかはそういう日が来るわけだし、将来、自分ができることってなんだろうって考えたとき、『たくさんの子供達が遊びながら可能性を広げられる場を作りたい』って、真剣に思うようになったんです」

子供達が幼かった頃は、竹の楽器を作り演奏会を楽しんだことも。

 具体的に計画はあるんですか?

「実は今、通信制大学で保育の勉強をしているんです。腰を据えて真剣に学んで、知識が備わっていく中で少しづつ自分ができることを考えていこうかと思っているんです。なので、今はつねにアンテナがそっちに向かっていて、素敵なログハウスとかを見つけると、『こんな感じの家なら、子供達の遊び場『つるちゃんマンランド』にぴったりだなぁ』なんて想像ばかり膨らませちゃう(笑)。僕の次なる夢のアウトドアリハウス計画は、まだスタートしたばかりです」

「現在45歳の大学生!これからも、自然に学び、子供に学び、一歩一歩前に進んで行こうと思っています」

構成・文/松浦裕子 写真/藤沢大祐、茶山浩

 

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