2017.12.18

公園のシンボルツリーは子ども達のテーマパークだ!

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日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.40

今回は、保育園の年長さんと近くの公園へ遊びに行きました。ここには大きなシンボルツリーがあって、子ども達を野に放つと毎回必ずといっていいくらいその木に集まる。そこに集まった子ども達はもう何を言っても動かないので、今日はそのままシンボルツリーにお世話になることにした。

この木を起点にいつも始まるのは、木登りと周辺に落ちている葉っぱ拾いだ。
木登りチームは我先に木の上にのぼり、高いところからずっと周りを見渡したり、登ったさきから飛び降りてはまた登ることを繰り返すのが定番の遊び。周辺に落ちている物を拾う子ども達は、それを何かに見立てて「ごっこ」遊びが始まることが多い。


拾った大きな葉っぱを切って飛行機にして飛ばそうとする子ども
僕には発送できない遊びが次々と出てくる

今回はそこにちょっと道具を貸してあげることにした。僕が彼らに貸したのは、クライミングにも使うスリング(テープス)各種。これを子ども達に見せてあげると、次々と遊びの提案をしてくれる。
次々と出てくる提案にのって一緒に形にしていくと、シンボルツリーはあっという間に保育園児の遊び場に変わっていくのが面白い。

彼らが一番やりたがったのは、ターザンロープのような、ブランコのような、とにかくスイングして遊べる場所。はじめに低めの枝に設置をした場所で遊び始めると、かれらはとあることに気づく。もっと高いところに設置すればスイングの幅が長くなるということだ。


大きな木が子ども達のテーマパークに変わっていった


高いところにスリングを設置すると、振り幅が広くなってスリリングになる


初心者エリアはブランコ式
これに慣れると難しいバージョンに上がっていける

ひょんなことから物理の法則に気づいた彼らは、のきなみ少し高めの場所にスリングの設置を依頼してくるようになる。園に帰る時間まで思いっきり遊んだ彼らは、「次はもっと高いところにつけようね!俺手伝うから!」とまだ冷めぬ興奮をそのまま僕にぶつけてきた。

僕にも記憶がある。ずっと苦手だった理科だったけど、ある部分だけ当時の遊びの感覚が蘇ってすっと理解度が上がったこと。もしもいつしか彼らにとってもそんなきっかけになってくれたら、僕はこの上なく幸せを感じるだろうな。

僕は子ども達が楽しそうに集うシンボルツリーを見て思うのでした。

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長谷部雅一

HIAC_0443a

アウトドアプロデューサー。
アウトドアイベントの企画・運営を手がける「Be-Nature School」スタッフ。人と自然をつなぐインタープリターとしても活躍中。
著作に『ネイチャーエデュケーション』1300円+税 みくに出版 他

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