2017.12.11

事件と対立が力になる?? 森の中での探し物

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日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.39

保育園の子ども達と森の中で探し物をしました。探し物といってもただ探すわけではありません。今回は、今年度終了が近づく12月ということもあり子ども達のさらなる成長を願う先生方の要望を入れてプログラムを構成しました。

まずは子ども達をいくつかのグループに分けて、チーム戦にします。そして課題を出してそれをクリアするための探し物です。スタートとともに子ども達は何を探しに行くのかの作戦会議を始めます。ところどころで起きる「頑張るぞ!エイエイオー!」のかけ声と共に森の中へ散っていきました。


スタートと同時に森の中へ出発する子ども達
なぜか毎回急斜面を選んで進んでいく…。

出した課題は、探す自然物の「指名手配書」をチームごとにイラストと自分たちで描くいてもらい、それを探しに行くというもので、とってもシンプルな遊びです。しかしながら指名手配書は4枚。そして1枚辺りの自然物は5個〜10個探さなくてはなりません。


探し物終盤になると、公園内を猛ダッシュで駆け巡りはじめる

30分ほどして次々と戻ってくる子ども達。答え合わせの前に自分たちが拾ってきた自然物が合っているのか確認をしはじめます。
「これじゃないよ!さっき見つけたほうのやつだよ絶対!」
「ちがうよ!あの黒いやつだよ!」
「あー!途中で落とした!」
など、チーム内ではちょっとした事件や対立が生まれてきます。


真剣に自分たちで答え合わせをしている子ども達
彼らの中で発生した問題は、色は合っているけど形が違う葉っぱをどうするか?


自分たちなりに、答えがあるようで無い課題の答えを作っていく。このチームはピンクの縦線入りの物体は花びらになった

問題や対立を越えて力にすることが出来たチームから続々と答えの報告をしに来る。課題を無事にクリアできた子ども達は歓喜の声を上げながら途中で見つけた遊び場の方へ走って向かっていきました。

特筆すべき面白かったことは、最後までなかなかクリアできないチームがあると自然にそのチームを助けにいく子ども達が現れること。日頃お手伝いしてあげてねとかいろいろ言っても微動だせず自分の遊びに夢中になっている子ども達だけど、本当にピンチになっている様子がわかるとちゃんと手をさしのべられるのだ。

日々成長する子ども達は、いつのまにか幼児から小学生の心と身体に育ちつつある。寂しくも嬉しい一日を過ごしたのでした。

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長谷部雅一

HIAC_0443a

アウトドアプロデューサー。
アウトドアイベントの企画・運営を手がける「Be-Nature School」スタッフ。人と自然をつなぐインタープリターとしても活躍中。
著作に『ネイチャーエデュケーション』1300円+税 みくに出版 他

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