2017.11.27

寒空の下、子ども達を自然の中に解放すると生まれる4つの部族

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日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.38

幼稚園の子ども達とちょっと遠いお散歩に行きました。
小さな山を登りお昼ご飯を食べた後、帰る直前まで子ども達を広いフィールド内で一気に解放してみました。
天気が良くても日影では息が白く、大人だったらカフェに逃げ込んでしまいそうなこの季節、果たして子ども達はどんな遊びを始めたのだろうか?
子ども達の邪魔にならないようにそっとのぞきに行ってみました。

その1:のぞく族
ちょっと高いところから低いところをただ見下ろし続ける子ども達。
「あ!なんか動いた!」という声を時々発しながら、眼下で何かが起きるのを待ち続けている。
派生して、「俺、前○○○見たことあるよ」「俺も!…」と過去に何かを発見した話をしているのが特徴的だった。
途中から、下にジャンプをする度胸試しを開始するこども達もいた。


高さおよそ2mから下をのぞく子ども達。ここから飛び降りたら絶対痛いぜ!という話をしていた。

その2:探す族
気になったものをかたっぱしから拾って遊ぶ子ども達。
この子達は、見つけたものを共有したい気持ちが大きいので、何かを見つける度に僕にも報告してくれた。
数にこだわる子、色にこだわる子、形にこだわる子など、色々な思考で探し物が行われているのが面白い。


「先生これすごいぞ!ミミズの木が落ちてた。」と息を切らせながら教えてくれた。

その3:のぼる族
のぼれそうな場所があれば片っ端からのぼる子ども達。
木や石垣、目についたものをとにかく高く、高難易度にのぼることを楽しんでいた。
最後にはひっくり返った大きな羽釜にまで我先にとのぼっていた。
「誰が一番最初にのぼったのか?」に強くこだわるサミットハンターも出現していた。


巨大羽釜によじのぼる子ども達。交代なんて言葉は存在しないので、のぼりたい子どもは自分がのぼれる隙間を探さないといけない。

その4:水辺族
季節なんていうものはまったく関係なく、彼らはいつだって水辺があればそこに行く。
石をひっくり返しては生き物を求めて水辺を漁っていく。
石と石の間をジャンプして冒険し始める子ども達もいた。
気づけば足下や袖がずぶ濡れなんていう子どもは多数出現するも、彼らはまったく気になっていない様子なのが素晴らしい。


あえて浮き石を探して乗りながら移動をして生き物探しをする子ども達。その勇気に乾杯。

まさに十人十色。子どもの数だけ様々な遊びの展開が行われていた。
楽しければ、子どもは季節に影響を受けることなんてなく遊び続ける。
まさに幼児がしておくべき事のひとつだろう。

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長谷部雅一

HIAC_0443a

アウトドアプロデューサー。
アウトドアイベントの企画・運営を手がける「Be-Nature School」スタッフ。人と自然をつなぐインタープリターとしても活躍中。
著作に『ネイチャーエデュケーション』1300円+税 みくに出版 他

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