自粛中はキャンプギアのメンテナンスを!今やっておきたい3つのこと | キャンプのコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.01.22

    自粛中はキャンプギアのメンテナンスを!今やっておきたい3つのこと

    私が書きました!
    フリーライター
    アサノダイスケ
    秋田県在住。幼少期に父に連れられて行ったキャンプでアウトドアに目覚め、妻ともアウトドアがきっかけで知り合い、結婚しました。毎週末、妻とキャンプに出掛ける日々を送っています。目下の目標は「雪山での雪中キャンプ敢行」で、それに向けて着々と準備中です。

    自粛期間の今だからこそ。キャンプギアをメンテナンスしよう!

    キャンプギアをメンテナンスして、おうち時間を楽しむ。

    2021年1月7日、首都圏の1都3県に対して二度目の緊急事態宣言が発令されました。これを受けて国民には再度自粛ムードが漂い、おうち時間をどのように過ごすか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

    不要不急の外出ができない今だからこそ、普段からキャンプに持ち歩いているギアを、メンテナンスしてみるのはいかがでしょうか。

    今回は斧やナイフのヤニ落とし、ランタンシェードのスス落とし、バーナーなどの錆落としについてご紹介します。普段はなかなかやる気にならないメンテナンスは、こんな時期だからこそ挑戦してみることをおすすめします。

    現在直面している大変な危機を乗り越えて、また気持ちよくキャンプに行ける日を想像しながら、今は道具を磨いてしっかり準備をしておきましょう。

    斧・ナイフのヤニ落とし

    バトニング用のナイフなどは、樹木のヤニが付着しやすい。

    樹木を刃物で切断すると、刃にヤニが付着する場合があります。このヤニはベタベタとしており、刃物の切れ味をにぶらせ、薪割りやバトニング、ブッシュクラフトの作業効率を大幅に落としてしまう原因になります。

    特に乾燥しきっていない薪や、拾ってきた枝などにはヤニが多く、注意が必要です。

    薪割り用の斧にもヤニが付着する。

    樹木のヤニは茶色や緑色で、触るとベタベタした感触が特徴です。

    少量のヤニであれば問題ないのですが、付着したまま放置して使い続けると、ヤニの付着量が増え、刃物の切れ味がどんどん落ちます。

    市販のヤニ落としはホームセンターで入手可能。

    ホームセンターなどには、市販のヤニ落としが販売されています。園芸コーナーや刃物コーナーなどに陳列されている場合が多いので、探してみてください。

    ヤニ落としを使用するには、まず刃物の泥や汚れを綺麗に拭き取り、刃物の表面全体にヤニ落としをスプレーします。

    斧のヤニはすぐ取れたが、ナイフは取れずに残った。

    スプレー後5分程度放置して充分に液を浸透させてから、布やブラシでヤニをこすり取ります。

    今回私が試したところ、斧はヤニが付着してから日が浅かったためにすぐに取り除けましたが、ナイフは頑固にこびり付いていたために、一度では取れませんでした。

    ヤニが取れなかった場合は、再度ヤニ落としを吹きかけ、先ほどと同様に5分程度放置して、また拭き取りましょう。

    ヤニ取り後は刃が錆びないように、防錆油を塗って保護しましょう。

    ランタンの手入れと、シェードのスス落とし

    マントルが破け、灰まみれのランタン。

    マントルを使用するランタンは、マントルの灰が落ち、汚くなっている場合が多いです。

    シーズン中の定期的なメンテナンスと、シーズン終わりの念入りなメンテナンスは、欠かさず行ないましょう。

    破けたマントルは除去し、マントルの灰も綺麗に取り除きます。

    使用済みの歯ブラシなどで灰を落とす。

    ランタンシェード内の灰や虫は、使い古した歯ブラシなどを使って掃除します。

    灰が飛び散らないように、やさしくブラッシングして、灰と虫を取り除きましょう。

    最後に湿らせた布で拭き取れば完成。

    ブラシで灰と虫を落とした後は、固く絞った雑巾などで拭き取って完成です。

    シェードのススを落とすには、灯油を使うと良い。

    ランタンシェードのススは頑固で落ちづらいですが、灯油を含ませた布やペーパーで拭き取ると、汚れが落ちやすいです。

    ただし灯油を使用する場合は火気厳禁で、よく換気をした環境で行ないましょう。

    灯油を含んだペーパーで、シェードの内側を拭く。

    布やキッチンペーパーに灯油を少量含ませ、シェードの内側を拭き取ります。

    頑固なススも灯油で拭き取れば、あっという間に落ちます。

    灯油で拭いた後は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませてから、重ね拭きしましょう。

    ランタンは内側の清掃と、シェードのスス落としを念入りに行なう。

    シェードが汚いランタンは、本来の明るさを発揮できません。

    シーズン中もシェードが汚れた場合は、定期的にススを落として綺麗に保ちましょう。

    ランタンのススは、灯油で落ちる。

    コールマンのルミエールランタンや、スノーピークのノクターンのような、直接火が灯るタイプのランタンはススの発生量が多いです。

    このようなタイプのランタンも、灯油でススを落とせますので、試してみてください。

    バーナーなどの錆落とし

    長年使っているツーバーナーは、錆が付着していた。

    父から受け継いだツーバーナーは20年来の年代物で、バーナー部分に錆が発生してしまいました。

    このようなキャンプギアの錆は、見た目が美しくないので除去しましょう。

    市販の錆落としを塗布し、20~30分放置する。

    錆落としはホームセンターで購入可能です。

    錆が発生している部分に錆落としを薄く塗布し、20~30分程度放置します。

    放置した錆落としを拭き取ると、錆も一緒に落ちる。

    塗布後20~30分放置した錆落としをペーパーなどで拭き取ると、錆もポロポロと落ちます。

    一度で錆が全て落ちない場合は、再度錆落としを塗布して、先ほどと同様に30分程度放置して拭き取りましょう。

    綺麗になるまで何度も繰り返すと、錆が取り除ける。

    バーナーは熱による変色もあるため、新品のように綺麗な状態にするのは難しいですが、錆はほぼ全て落とすことが可能です。

    画像を見ると分かる通り、錆は残さず綺麗に落とすことができました。

    屋外での使用が多いキャンプギアは錆びることも多々あるため、定期的に錆を落として綺麗に保ちましょう。

    キャンプギアをメンテナンスして、自粛明けのキャンプに備えよう!

    自粛中にキャンプギアを綺麗にメンテナンス。

    緊急事態宣言が発令されて、なかなか外出ができないためにキャンプ欲が爆発している方も多いのではないでしょうか。

    今は新型コロナウイルスの終息を願って、自宅でじっくりキャンプギアのお手入れをしてみませんか。

    世の中が落ち着いたら、綺麗にメンテナンスした大事なギアを持って、キャンプに出掛けましょう!

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