初心者でもできる!この秋知っておきたい焚き火の基本10か条

2015.09.20

森や浜で燃料を集め、火をつけ、自分でコントロールする。焚き火はそれだけで、ひとつの大きな体験だ。子供でも初心者でも、手順をおえば火を起こすのは簡単。一人前のタキビストになるための10の基本をご紹介。

1. 焚き火をする場所

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多くの場合、河原や海岸での「軽微な」焚き火は容認されているが、管理する自治体ごとにルールが異なる。キャンプ場も直火禁止、焚き火台必須などそれぞれに条件が異なるので、出かける前に確認を。火床の場所はテントや木から4~5m離し、万一に備えて水場も近いと安心。植物が生えているところは避け、砂地や赤土の上を選ぶ。もとが腐葉土の黒土は、土が燃えることがあるので注意すること。

2. 焚き火基本道具

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薪を小割りにするための両刃(繊維、に沿って割りやすい)の鉈のほか、薪から焚きつけを削り出すために。小回りのきくナイフもあるとよい。木のささくれや焚き火の熱から手を保護するのに、耐熱性の手袋(革手袋でもOK)も必須だ。点火具には防水マッチなどを。不慣れなうちはノズルの長いライターが便利。火のついた薪を組み直すための火ばさみも忘れずに。

3. 薪ひろい

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針葉樹(左)は繊維の密度が低く、空気が入りやすい。そのため燃えやすいが火もちが悪い。逆に広葉樹(右)は繊維の密度が高いぶん、火つきが悪く、火もちがいい。針葉樹と広葉樹は葉を見れば区別しやすい。できれば両方集め、最初は針葉樹で火を。おこし、安定してきたら広葉樹に代えていくとよい。枝は地面に落ちて湿っているものより、立ち枯れたものがよく燃える。

4. 焚きつけ材料

ライターの炎を直接薪に近づけても火はつかない。まずは火口(ほくち)となる焚きつけに火をつけ、小さな炎を作る。少ないと薪に燃え移る前に燃え尽きてしまうので、多めに用意するのが失敗しないコツ。身近なところに良材があるので、探してみよう。
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マツの葉( 写真上右 )

極細の葉は大量に集めるのが大変だが、松脂が含まれるため、着火材に最適。都会の公園などでもすぐ拾える。

麻ひも( 写真上左 )

家庭にある荷造り用の麻ひもも、よい燃料となる。編んである物を指でよくほぐし、毛羽立たせておくと火がつきやすい。

マツボックリ( 写真下右 )

マツ葉同様、松脂を含むマツボックリ。乾いていればマッチ1本で着火し、火もちもほどほど。着火材としても燃料としても重宝する。

スギの葉( 写真下真ん中 )

焚きつけの代表選手。茶色く枯れたものを拾うこと。はじめは煙を大量に出すが落ち着くと勢いよく燃え上がり、火力も十分。

シラカバの皮( 写真下左 )

カンバ類の樹皮は東北から中部高地で使われる。樹脂を多く含み、火が強く、火もちがよい。採集は立ち枯れの木や倒木から取ること。

5. 薪の下準備

野外で拾える太い薪は、樹種や乾燥状態も不揃いで慣れるまで扱いづらい。それに比べ、市販されている薪はよく乾いており使いやすい。購入した薪はたいてい太すぎるので、火がつきやすいように鉈で小割りにして使用する。また、皮がついたままの木や表面が濡れた木は燃えにくいので、皮をナイフで毛羽立たせておくと、焚きつけからスムーズに火が燃え移る。

5-1. 刃先が定まるように、薪の中心に鉈をおき、 ほかの薪などで背を叩いて木口に食い込ませる。

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5-2. 鉈の頭を叩いて途中まで食い込ませたら、あとは薪ごと振り上げて下に叩き付けて割る。

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5-3. ナイフで皮をめくるように切り込みを入れる。この部分から火が燃え移りやすくなる。

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6. 薪の整列

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細い薪から太い薪へ徐々に火を移していくのが焚き火の基本。最初は爪楊枝程度の太さのもの、そこから割り箸、鉛筆程度の太さと、どんどん太くしていく。最初はよく燃え上がるようにたくさんの細い薪を投入するが、太くなるほど、一度に加える量は少なくする。写真でだいたい総重量が3〜4㎏。これだけあれば、火を楽しむだけではなく、一家4人分の飯炊きにも十分。

7. かまど作り

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熱を逃がさず、防風性をアップさせるのがかまど。しかも、火が広がらないようにする防火の働きもある。石と石の間にはすき間を作って空気の通り道を作り、効率よく薪を燃焼させる。4人家族なら直径30~40㎝程度が使いやすい。あまり大きいと効率が悪い。三方を石3つで囲んだり、太い薪を風向きと平行に2本並べ、その間で焚き火をしてもいい。

8. 火を起こす

8-1. かまどの中央によく乾いた焚きつけ(スギの葉など)を多めに置く。密集させること。

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8-2. その上に爪楊枝からストロー程度の小枝を同じ方向に揃え、ギュッと束にして置く。

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8-3. もうひと回り太い枝を斜めに立てかけ、焚きつけに着火。火が広がったら徐々に薪を足す。

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9. 秘密兵器

火がくすぶったり、煙が大量にでる原因は焚き火が酸欠状態のことが多い。そんなときにはうちわや扇子などで風を起こして酸素を送り込む。ピンポイントに狙いを定める場合は、火吹き竹が便利。コツはなるべく燠おきに近づけて長く吹くこと。新たな薪を添えて吹けば、消えかけた小さな燠からでも、もう一度大きく火を起こすことができる。

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10. 焚き火終了

立つ鳥あとを濁さず。焚き火は最後まで完全燃焼させるのがマナー。最後まで燃やしきると火床は黒から白になり、目立たなくなる。燃え尽きたら灰の上に水をかけ、熱を完全に奪い取る。直火OKのキャンプ場でも環境に与えるインパクトを最小に抑えるために、以前誰かが火をたいた場所(ファイアスポット)で焚き火をしたい。かまどの石はその目印にもなる。

10-1. 薪は最後まで完全燃焼させたら、穴を掘って灰を入れ、水をかけてから土をかぶせる。

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10-2. かまどの石を上に積み上げ、終了。こうしておくと、 ここがファイアスポットだとわかる。

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最後までキレイにして、親子でとっておきの「焚き火」想い出を作ってみて下さい!

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