この独自の構造はコールドスポットが最小限になるうえに、体温で暖まった空気がステッチに遮られずまんべんなく回るから、着ていてとても暖かい。もちろん縫製糸も最小限ですみ、今回の軽量化に繋がった。
これまで僕らは「軽量コンパクトなダウン」と「丈夫で濡れに強い化繊」の二者択一を迫られてきた。それがこれで一挙両得。マイクロ・パフの復活はこの冬最大のトピックかもね。
首のタグは別布に縫われている。高所クライマーや冒険家が「さらなる軽量化を図る際に切り離しやすいように」なんだって!
パタゴニア/
メンズ・マイクロ・パフ・フーディ
ロフトに優れ、同社製品の中では重量に対する保温性が最も高い。中綿のプルマフィルは軽くコンパクトに収納でき、濡れても熱を逃さないため、高所クライマーや最小限の装備で行動したいユーザーに向いている。
【SPEC】
●サイズ=XS ~ XXL
●カラー=ペイントブラッシュレッド、ブラック、バイキングブルー
¥37,000
シンプル極まりないデザインだが大きな内ポケットを備え、グローブやゴーグルを入れて体温で乾かせる。2ℓのペットボトルも入る。
大海原から6000m峰まで世界中の自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」
◎撮影/中村文隆