6人のアウトドアズマンが語る、おすすめ&思い出の朝ごはん | BE-PAL

6人のアウトドアズマンが語る、おすすめ&思い出の朝ごはん

2020.10.14

達人たちの朝ごはんを見てみよう

探検家から落語家まで、達人たちはどんな朝ごはんを食べてパワーを充電しているのか。キャンプで簡単に真似できる、おすすめの朝ごはんレシピや、人生での思い出深い朝ごはんエピソードを教えてもらいました!

グレートジャーニーな朝ごはんは
納豆がルーティーン

パタゴニアの海を、ビーグル水道、マゼラン海峡とシーカヤックで1か月間旅をした。半分の期間は暴風雨のために停滞した。沿岸の砂浜には流木が無数に転がっていた。磯に行くとムール貝、ツブ貝、カサ貝が無尽蔵にへばりついていた。少し潜るとホタテ、チリイバラガニが捕れた。それを海水で茹でて食べた。運んでいる食料は少なかったが、お正月も豪勢な食事を楽しめました。

やる気みなぎる納豆オムレツ

材料 卵………………1個
   納豆………1パック
   鶏ひき肉………50g
   タマネギ(中玉)…1/4個
   シラス…………30g

タマネギのみじん切りと鶏ひき肉を炒めたら、あとは材料を全部混ぜてガサッと焼くだけ。納豆が好きで、卵も好きなのですが、納豆菌は100度Cでも死なないので、オムレツにしました。トマトジュースと豆乳各200㎖がおともです。

探検家
関野吉晴さん

1949年生まれ。探検家・医師。一橋大学在学中に探検部を創設。「グレートジャーニー」で南米最南端からアフリカまで人類の足跡を遡行。

 

元気な一日は米で始まるっ
コレですね!!

静岡県の某川へ鮎の餌釣りへ。地元の釣り名人のおやじさんが案内してくれることになり、早朝教えてもらった独特のエサ(これは内緒)を使って釣り始めると、釣れる釣れる。朝7時半にはいうとおり釣れなくなり、食事。このとき河原で食べた塩焼きの鮎とおやじさんが握ってくれた塩おむすびの味が忘れられない。

さっぱりあっさりしっかりメシ

材料 ごはん………1膳
   シラス………適量
   辛味大根……適量
   鰹節…………適量
   カイワレ……適量

炊きたてごはんにシラス、辛味大根を鬼おろし、鰹節、あればカイワレ少々をど〜っとのっけて、しょう油をちょっとかけます。前日のお酒が残っているときにも簡単にできて、お酒も抜けておかわりしちゃう人続出です。

落語家
林家彦いちさん

1969年生まれ。’89年、初代・林家木久蔵に入門、2002年真打昇進。現在は新作落語を中心に活躍。セマルハコガメとハイチーズ!

 

大海原での活力の源は
自然との共生から

アウトドアでは素晴らしい空気、素晴らしい光(日光)、素晴らしい水を体に取り込めば自然と元気が湧いてきます。都会には無い、アウトドアでしか得られない気を朝から体いっぱいに取り込むことが、私の朝ごはんの定番ですね。私は、鎌倉の海岸沿いで朝から自然に触れ、エネルギーをチャージしています。

海洋冒険家
白石康次郎さん

1967年生まれ。ヨットによるさまざまなレースに参戦。'16年にはアジア人として初の世界一過酷なレース「ヴァンデ・グローブ」に出場。

 

アラスカの味は
究極のアメリカンブレックファースト

オーロラは夜中に出る。夜中はカメラを回して撮影、寝るのは明け方。ジュウジュウとベーコンを焼く音と、テントに充満する香ばしいにおい。これが毎朝の目覚まし代わり。テントを出ると、白と青の氷河の世界。ウィスラー氷河を眺めながら、この朝食を食べた。ただ焼いただけのベーコンの塩っ気と氷河の眺め……忘れられない。

アラスカの氷河でオーロラを撮影する松本さんを1か月間追った。

乱雑なテント内でアラスカ在住のアメリカ人ガイドが毎朝食を作る。

映像カメラマン
平賀 淳さん

1978年生まれ。世界50か国以上の自然を舞台に撮影。TBS『情熱大陸』で、写真家の松本紀生さんを追った際の思い出の朝食。

 

大好きな人たちと
毎朝一緒に食べるのが幸せの瞬間

私のアウトドアでの定番朝ごはんはオートミール! 好きな果物やナッツ、スパイスなどを加えることで味や食感が変わってくるので、飽きないし、美味しい。去年兄や友人と行ったノルウェーのロフォーテン諸島の旅でも食べました。毎朝、北極圏の神秘的な景色を見ながらオートミールやコーヒーをゆったり楽しむ、最高の朝ごはんでした!

ヘルシーでアレンジ自在のオートミール

材料 オートミール……適量
   塩…………………適量
   水…………………適量
   好みのベリーやフルーツ…適量
   牛乳………………適量

オートミールに塩を加えて水でゆでます。種類によって時間は変わるけど、2分から10分程度。そこにナッツや摘んだベリーを組み合わせて、最後に牛乳をかければ完成! 簡単でいてエネルギーが豊富でODに最適!!

タレント
ヤンニ・オルソンさん

スウェーデン出身。日本各地を旅するレポーターとして活躍。クライミングからカヤック、トレッキングなどアウトドア全般が趣味。

 

朝の余裕時間に合わせ、朝ごはんも適材適所

20年ほど前、ニューヨークに一年ほど住んでいたとき、毎朝同じデリでオーダーできるベーグルを食べていた。自分の発音が悪いのか、なかなかべーコンという単語が通じなくて、最初は苦労した。無事注文できると、店の入り口付近のガラス張りのカウンターで、紙コップに入ったコーヒーを飲みつつ、通りをゆく人の姿を見ながら、それを食した。至福のとき。テイクアウトのときは、何も印刷されていない簡素な茶色の紙袋に入れてくれる。9.11の直前で、いま考えれば平和で穏やかな日々だったのだと思う。またいつかニューヨークを訪れて、同じ店であのベーグルを食べてみたい。

アルファ化米で作るまん丸おにぎり

材料 アルファ化米(尾西の白飯)……1袋
   梅干し……………1個
   塩…………………適量
   海苔………………1枚

海外ロケでは、起きたらすぐにお湯を沸かし"尾西の白飯"にお湯を注ぐ。できあがるまでの15分で身支度。15分後、日本から持参した梅干しを入れ、手に塩をつけて握る。そして全体にノリを巻く。形は必ず球体。あと即席のみそ汁と現地のバナナなどの果物を。

写真家 小林紀晴さん

1968年生まれ。新聞社にカメラマンとして入社後独立。アジア6か国を巡る旅でとらえた『ASIAN JAPANESE』をはじめ著書多数。

※構成/大石裕美 撮影/西山輝彦 料理制作/華表由夏

(BE-PAL  2020年6月号より)

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