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環境に優しい「粉体塗装」とは?30年の歴史がある粉体塗装のパイオニアに話を聞いてみた!

2021.02.18

私が書きました!
超重量級FATライター
セガボン
1974年生まれ。体重1xxkg。42歳を過ぎてから健康のために始めた自転車にどっぷりハマり、現在では4台のスポーツバイクを所有。自転車の台数は年々増えていくが、体重の方はなかなか減らない毎日を過ごす。愛車はサルサ・サイクルズのマクラクとサーリーの1x1。最近、YouTubeで「FATちゃんねる」を開始しました。

粉体塗装(パウダーコート)ってご存じですか?

ワタクシの愛車は粉体塗装なのです。

全国三千万人の塗装ファンの皆様、お待たせしました”セガボン”です(待ってないって?)。

まずは写真の自転車を見ていただきたいのでございます(派手な自転車ですいません)。こちらはワタクシの愛車、SURLY(サーリー)の1x1(ワンバイワン)という車種なのですが、実はフレーム(本体)とハンドルと、後ろのラックの部分を特注で塗装しているのでございます。その塗装というのが「粉体塗装(パウダーコート)」といいまして、なんでも”環境に優しいエコな塗装”として知られているそうでございます。

“カドワキコーティング”は30年の歴史がある粉体塗装のパイオニア!

しかしながら、塗装に関しては何も知らないワタクシ。「環境に優しいエコな塗装とはなんだろう?」、そんな思いからワタクシの愛車の塗装をしていただいた「カドワキコーティング」にお話を聞くため、横浜市にあるカドワキコーティング本社に突撃取材してきたのでございます!

工場長直々にお話を伺うことができました

今回お世話になったのは工場長の吉岡純さん。どうもありがとうございました。

お話を伺ったのはカドワキコーティング工場長の吉岡純さんです。工場長直々にお話を伺えるなんて恐縮でございます。

早速ですが、粉体塗装(パウダーコート)って、そもそもどういうモノなんですか?

吉岡さん(以下敬称略)「簡単にいうと塗料自体が粉で、それをエアーと静電気を一緒に吹き付けて、金属に塗り付ける塗装です。粉状態の塗料がゲル状になり、それが膜になってから焼き付けます」

木目調のペイントは本物そっくりでした。

飾ってある木目調の見本を発見。「あの木目も粉体塗装なんですか?」と質問してみた。

吉岡「これは量産の工場で作ったものですけど、粉体塗装とは別に木目を付ける作業をしています」

一見すると本物の木材に見えてしまうほどリアルな塗装もできるんですね。

吉岡「金属であれば、静電気をまとわりつかせてどんな物にでも塗装できます。ただ、カーボン素材については、塗装はできますが、あまりよろしくないかもしれません。もともと樹脂で成形されているので、その樹脂がどうなるか……」

粉体塗料とは?

「粉体塗料は顔料、樹脂、硬化剤、添加剤を含む有機ポリマーを細かく粉砕させた粉状の塗料で、体に有害な有機溶剤をまったく含まない塗料」だそうです。

粉体塗料を触ってみました

吉岡「触ってみますか?」

「え?いいんですか?」ということで、実際の粉体塗料を触らせてもらいました。これは貴重な経験でございます。だがしかし、 見本の瓶のふたを勢いよく開けてしまい粉が漏れてワタクシの手に付いてしまいました。触ってみると塗料というよりサラサラした赤い粉で、とても細かい粒子、まさにパウダーなのでございます。

粉体塗装は環境に優しい

色鮮やかな美しい仕上がりも粉体塗装の魅力です。

粉体塗装の”優れている部分”って何なのでしょう?

吉岡「やはり塗装の膜が強いというのが一番ですかね。普通の溶剤に比べて衝撃に強いです。それと、厚く膜が付くので見た目のポッテリ感やツヤ感も特徴ですね。あとは環境に優しいということ……」

そう!それです!”粉体塗装は環境に優しい”と聞いたのですが、なぜですか?

吉岡「有機溶剤の塗装はシンナーを使うじゃないですか。実はシンナーっていうのが環境にあまり良くないんです。で、そのシンナーを一切使わないというのが粉体塗装なんです。最初から粉なので溶剤を必要としないんです」

なるほど、先ほど粉の塗料が手に付いた時も、水で簡単に落とせました。これは確かにエコですね。

小径車バーディーのカラーオーダーシステムにも採用

吉岡「折り畳み自転車の”バーディー”というモデルでは、カラーオーダーシステムというオリジナルのペイントサービスがあるんですけど、そこにカドワキの粉体塗装が採用されていて自分だけのオリジナルカラーの自転車が楽しめますよ」

街中にもある粉体塗装

“東京ミッドタウン日比谷”の柱にも粉体塗装は使われています。

粉体塗装は丈夫とあって、ハーレーダビッドソンなどのオートバイのペイントや自転車だけでなく、東京ミッドタウン日比谷の木目調の柱や、銀座三越のアンティーク調のオブジェ等にも使用されているそうです。こんなにも身近に粉体塗装が使われているなんて、驚きモモノキ山椒の木、でございますね!

修復とリペイントもOK

パーツの修復もできます。画像提供:カドワキコーティング

カドワキコーティングさんでは、傷ついて汚れたパーツも修復してリペイントしてくれるそうです。お気に入りのパーツはいつまでも使いたいものでございます。耐久性のある粉体塗装だからこそ、パーツの再利用も可能なわけでございますね。

という訳で今回は粉体塗装のお話でした。カドワキコーティングの吉岡さん、あらためてありがとうございました。

ちなみに、今回の会社見学の様子はワタクシの「FATちゃんねる」で公開していますので、興味のある方は是非ご覧下さいませ。お話だけではなく、工場の中も紹介しております。

これぞ大人の社会科見学!粉体塗装(パウダーコート)の話を聞いたり、工場内を見せてもらいました!
https://youtu.be/SNx7CjENaRk

それでは次回をお楽しみ下さい。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!

取材協力

カドワキコーティング
https://www.kadowakicoating.com/

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