この秋行きたい!尾道&しまなみチャリンコ旅第4回(最終回)
2015.10.30
レンタサイクルについては、しまなみ海道各島のポートで貸し出しができます。エリアによっては、異なるポートに返却することもできます。自転車の種類も子供車、ミニベロ、ママチャリ、電動アシスト車など、様々な車種があります。連休などは利用者が多いので予約は必須です。
しまなみ海道の自転車道は、『西瀬戸自動車道』の橋梁部分に自転車道を設けて、尾道・今治間を7つの島を通りながら走れます。推奨ルートには、『ブルーライン』と呼ばれる青い線が敷かれ、サイクリストが迷うことなく70kmを走れるように案内が徹底しています。尾道駅の観光案内所や、今治市の『サンライズ糸山』などで入手できる無料のマップ『瀬戸内しまなみ海道サイクリングマップ』を入手しておけばさらに安心です。
そのほか、走行中に自転車トラブルが発生した場合に、サイクルキャリアがついたタクシーを呼んだり、修理方法を電話で相談できる『しまなみ島走レスキュー』というサービスもありがたいです。さらに今治側には、『しまなみサイクルセーバー』という出張修理サービスやタイヤチューブが売っている自動販売機まであります。
尾道駅近くにある『ONOMICHI U2』の前には、誰でも使えるコインシャワーまでありました。走り終わってサッパリして電車に乗れます。ヤマト運輸は期間限定でグリーンヒルホテル尾道1階に『尾道手荷物預かり所』を開設。コインロッカーに入らないスーツケースなどの大きな荷物を1泊以上でも預かってくれます。ここ宛に荷物を送ることもできるので、ダンボール箱に入れた自転車を送り、空になったダンボール箱を預け、走り終えたらここで梱包して、再び発送なんてラクチンな方法もありです。
そのほか、『おのなび旅行社』では、オーダーメイドのガイドサービスにも対応。しまなみ海道や尾道の魅力を効率よく体感したい人にはぴったりです。
自転車の聖地=しまなみ海道は、利用者が増えるほどにサービスを拡充しています。ますます快適に走れるインフラは整えられそうです。海を眺めながら爽快に走り、美味しい瀬戸内の食を満喫できる、しまなみ海道サイクリング。すぐにでも行きたくなりませんか?
構成/山本修二
撮影/三浦孝明
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しまなみサイクルエクスプレス