バトニング用の薪割り台をDIYしてみた!おすすめの薪割り台3選も | 焚き火・火おこし道具 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    焚き火・火おこし道具

    2022.04.09

    バトニング用の薪割り台をDIYしてみた!おすすめの薪割り台3選も

    薪割りをする時に、薪割り台を使用していますか?

    「NO」と答えた方は、要注意!斧が傷ついたり、非効率的な薪割りになったりしている可能性があります。

    「気に入った薪割り台が見つからない」という方は、自作するのもおすすめです。

    そこでこの記事では、薪割り台の代用品や作り方などを紹介します。

    薪割り台の必要性

    直径20cmほどの薪割り台なら、持ち運びにも最適です。

    薪割り台が必要な理由は、主に2つあります。

    • 刃物の刃こぼれを予防する
    • 効率良く力を加える

    コンクリートや砂利の上で薪割りをすると、薪が割れた拍子に勢い余って斧で地面を叩いてしまうことがあります。刃こぼれをするだけでなく、斧が弾かれて手を傷めたり、自分の足を傷つけたりすることがあるため、大変危険です。

    また、土や芝生などの柔らかい場所に置いて割ると、地面がクッションになり、力が分散されてしまいます。効率が悪く、体力も時間も消費してしまうので、できるだけ薪割り台を使用しましょう。

    薪割り台の代用品は?

    薪割り台を身近なものや、低コストのもので代用したいと考える方は多いと思います。

    代用品として思い浮かぶのが、まな板や丸太ではないでしょうか。

    「まな板」として販売されているものは強度が心配なので、代用品としておすすめできません。キャンプの荷物を減らしたいなら、“まな板としても使える”バトニング台をチョイスするといいでしょう。

    一方で、丸太は基本的に薪割り台として使用できます。

    ひび割れがないものを使用します。

    ただ、玉切りしただけの丸太は、虫食いや割れなどが起こりやすいです。長期的に使用するなら、殺虫剤や防腐塗料などの薬剤を使用したり、表面をバーナーで焼いたりといった加工をする必要があります。

    また、使い方によって、木の種類を変えるのがおすすめです。

    斧を振りかぶるような薪割りは衝撃が大きいので、硬くて割れにくいクスノキやケヤキが最適。ただ、重たいので持ち運びには向いていません。

    キャンプ場でのバトニング用なら、軽くて加工しやすい、スギやヒノキでもいいでしょう。

    おすすめの薪割り台3選

    薪割り台を販売しているホームセンターは、少ないようです。

    取り扱いがある店舗もあるかもしれませんが、種類が豊富なネットでの購入がおすすめ。

    楽天やAmazonで買える、人気の薪割り台を3種類紹介します。

    キャンプに持っていきやすい小型の薪割り台

    「薪割り匠人」は、キャンプ場でのバトニングにおすすめなのが、コンパクトで軽い薪割り台です。

    竹の板を何層にも重ね合わせた、竹集成材を使用しているのが特徴。耐久性と弾力性に優れ、厚さがたった2.5cmでも簡単に壊れることはありません。

    使わない時は、場所を取らずに保管できるのも魅力です。

    SEIDO
    薪割り匠人

    ‎22 x 22 x 2.5 cm
    630 g


    世界にひとつしかないオンリーワン薪割り台

    飾りっ気がなく、自然のありのままの姿を感じられる薪割り台です。

    ひとつとして同じ形のものはなく、どのような形、加工のものが届くかはお楽しみ。

    持ち運び用の取っ手がついていないので、自宅用として使用するのがいいかもしれません。

    鈴友林業 
    薪割り台


    薪ストーブメーカーの隠れ人気商品「キンクリ」

    おしゃれと実用性を兼ね備えた、ファイヤーサイドのキンドリングクラッカー(通称:キンクラ)は、アウトドア初心者から上級者まで人気が高い金属製の薪割り台です。

    丸太などの台の上に「キンクラ」を固定して、薪を置き、上からハンマーで叩くと簡単に薪が割れます。

    安全リングの中に薪を入れて上から叩く仕様なので、手をケガする心配が少なく、割れた薪が飛び散りにくいのが魅力。

    ややお値段が張りますが、サビや衝撃に強いダクタイル鋳鉄でできているので、長く愛用できますよ。

    ファイヤーサイド 
    キンドリングクラッカー

    ●サイズ : 直径260(リング外径)×H430mm
    ●重量 : 9.5kg
    ●薪のサイズ : 太さ18cmまで、長さ30〜60cmの薪に対応
    ●材質 : ダクタイル鋳鉄
    ●保証期間 : 1年間
    ●生産国 : オーストラリア


    バトニング用の薪割り台の作り方

    今回は、薪用に確保していた丸太を土台にしました。クヌギを使用したので、強度も申し分ないはず。

    乾燥すると後からヒビが入ることがあるので、しっかり乾燥させたものをチョイスしましょう。

    材料

    • 丸太
    • 取っ手
    • ネジ
    • インパクトドライバー
    • チェーンソーかノコギリ
    • バーナー

    作り方

    できるだけ真っ直ぐ切れるように、チョークで目印をつけてからカットしました。

    1.丸太を適当な厚さにカット

    直径よりも高さの方が長いと、安定しません。直径の方が長くなるように調節しましょう。

    しっかり乾燥していると、樹皮が硬くなります。削りにくい場合は、ノミの頭をトンカチで叩いてはがしていきましょう。

    2.ノミで樹皮を削る

    10分ほどで完了しました。

    樹皮の裏に虫の繭や死骸が多い場合は、この段階で2〜3日、水に浸して完全に虫を死滅させます。水は1日1回変え、加工する前にしっかりと乾かしましょう。

    木目が強調されて、いい感じの風合いが出ました。

    3.バーナーで炙る

    表面を炭化させることで、強度が上がり防虫対策にもなります。

    なるべく湾曲していない部分を狙って付けました。

    4.取っ手を取り付ける

    取っ手をインパクトドライバーで取り付けたら完成です。

    手作りの薪割り台は愛着が湧く!

    薪割り台を使うことで、効率良く安全に薪割りができます。

    玉切りした丸太でも代用できますが、長く使うために、ちょっと手を加えてみませんか?

    周りをバーナーで焼くだけでも、強度アップや防虫対策が見込めます。持ち運びをするなら、取っ手をつけるのがおすすめです。

    丸太はフリマサイトでも購入できるので、ぜひ自分好みの薪割り台をDIYしてみてください。

    私が書きました!
    ママライター
    藤永瞳
    「子どもと不便を楽しむ」がモットーのママキャンパー。製菓衛生師の資格を活かし、”簡単・美味しい・見栄えよし”の3拍子揃ったキャンプ飯を考案する日々。ここ数年は子どもと気軽にできるデイキャンプに夢中。

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