WEB限定特集

あの名曲を旅する 今宵、Samの店で…
5月の出来事
今年も待ちに待ったゴールデン・ウィークがやってきます。
そう。アウトドア・シーズンの幕開けでもあります!
ワクワク、ドキドキ。・・・胸の鼓動を抑えながら
日中の仕事を終えてきた編集・三橋は、
旅帰りのsamさんの土産話を楽しみに、今夜もSam'sへ。
  お帰りなさい、samさん!
  あぁ〜。いつになく疲れました。
  どうしたんですか?
  イヤイヤ、飛行機が満席なうえに、ディレイばかりで・・・。
  大変でしたね。
  おまけに風邪をひいて、ゲホゲホの始まりでした。
  今回、ブエノスアイレスでしたよね?
  ええ。そこにサンフランシスコを加えて、友人に会ってきました。
そして、けんかでした。まぁ、人生、色々です。
  ブエノスアイレスでは、何を?
  やはり今、エレクトリック・タンゴのモードですので、
それで、リサーチと勉強とで!
進化していましたねぇ〜、驚きました。よかったです。
  では、今月のワインをご紹介ください。
  弾ける感じのスパークリングを。
以前も紹介した作り手の、イタリア・ルガーナ地方のFRATI。
黙っていたら、それはそれは、うまくって、
黙ってしまいます。(HEHEHEE・・・)
  <ゴクゴク>
エレクトリック・タンゴって、こんな感じですか!?(笑)
  そうです!
今月のテーマ曲は、You and The Night and The Music.

You and The Night and The Music

作詞= Howard Dietz 作曲= Arthur Schwartz

You and the night and the music
Fill me with flaming desire
Setting my being completely on fire!
You and the night and the music
Thrill me but will we be one
After the night and the music are done?

Until the pale light of dawning and daylight
Our hearts will be throbbing guitars
Morning may come without warning
And take away the stars.

If we must live for the moment
love till the moment is through!
After the night and the music die
Will I have you?

Jamie Cullum=KICJ-454=に収録

Samによる訳詩

君と夜と音楽
燃えさかる想いでボクを埋める
もう、すっかり火だるまさっ
君と夜と音楽
ワクワクなんだけれど、ひとつになれるかしらん?
夜と音楽が終わったら...

青白い光りの夜明けと共に、一日が始まるまで
ボクらのこころは、ギターを奏でるように震える
朝は、突然にやってくるかも
星達を連れ去って

ボクらが今、この時だけに生き
だとしたら、この瞬間が過ぎ去っても愛しあおう
夜と音楽がなくなった後でも
君はボクのもの?

Samのコメント
写真
Photo by Sam

ヘレン・メリルもいいですけれど、やはりシナトラですか?
最近では、ジェイミー・カラムが、おもしろく唄っています。

今回、久しぶりにホテルのショー、聞きました。
ダイアン・シュアー。
実は、ちょっと、苦手だったんですが、一番前のかぶりつき。
目のあたり、あのイモーション。
あと、歌手というより、ミュージイシアン。
勉強になりました...。
よかったです。
23時からのスタート。
当然!Good morningですよ、いいですね!
アメリカで観るショーは、やはり、いいなあ〜〜。雰囲気がね。
そして、共演者が、楽しそうで、これまた、グ〜〜!
音を楽しむ=音楽ですもの...。

久しぶりのサン・フランシスコは、ブシュッとしちゃって、
ごっちゃ煮が、デフォルメされてきている感じで、
失恋したように、そして、遠くになりました。
パリの次に住みたい街でしたのに...。
あっ、バートがダウン・タウン、抜けて走るようになったんです。
ス〜と、いいです、いいです。
あの乗り合いヴァン、ボクは、イヤだったんです。
チップだの、降ろされる順番にイライラしてしまう。
CHIP。心付け。
おしゃれですが、面倒じゃあありませんか?
友人と入ったレストラン、サラダだけで、一人前、60ドル。
ワインにメイン、友人はデザートも...。
チップだけでも大変です。
習慣が違えども、わかっていても、心構え、出ちゃうんです。
悲しいかな、ケチなんですかねえ〜?

アメリカ人って、主張しますでしょ!
負けず劣らず、ボクはしますでしょ!
ところが、ボクの方が、強い。勝ってしまうんです。
そのわがままぶりは、どうなんですか?
果たして...嫌がられてしまいました。
Samは、好き嫌いが、激しすぎると...。
好み、趣味は、凌駕できない、されないと信じていますので、
アメリカの人に言われるとは、つゆ知らず、事の顛末に、
豆鉄砲くらいました...。
また、会えるといいですが、これまた、人の心は、空模様。
もう、この年ですもの。
毛布にブランケット、それでも寒かったら、
フリース着て寝たっていい。気持ちにだって、できるの。
いいの、いいの。
対処できる年頃。さっ!
今回は、毎日、カラッと晴れていました。
ですが、やっぱり、サン・フランシスコのダウン・タウンは、
肌寒くって、くすんでいて、スモーキーな霧の方がいい。
ぽつねんと、切ない方がいい。
何か、色褪せて、離れていってしまって、
まさに、想い出のサン・フランシスコになっちゃいました。

  春って、「短い」じゃないですか。
なのに、春にうかれる事、できないでしょう?
  確かに、少し肌寒いですね。
  ボクは春が一番好きなんで、
淋しいっ!
  どういうところが、好きなんですか?
  誘われる感じがしますでしょう?
ましてや、灯ともし頃は、特に。
自分のまわりの世界からのお誘い・・・。
  今年は、ないんですか?
  そうですね、そういった空気感が薄いですね。
ちょっと危機感、持っちゃいます。地球への・・・。
  僕は夏好きです。
今年は、どんな夏にしてくれるんでしょうかね、我が地球は?
では、今月のオリジナルを。
  「×」という曲を。
  “バツ”??
  はい。ぜひ聴いてみてください。

×
作詞&作曲=Sam

ここでがまんを できるかどうか
語れはしない 言葉が弾丸になってゆく 重く
おしかかって のしかかって ずるずる落ちる 沈む

巻き込まれ 息を止め
性分捨てて 又ひとつずるくなってしまう 罪人

そして本音が 顔ににじんで
見透かされて あわてて たじろぎ あがく 白く
頬は固く ひきつり ヒリヒリ笑う 痛く

恥をかく 怖れから
誰かの影で 必死に雨だれのような冷汗ぬぐう 負け犬

あああっあ=VIVID SOUND・VSM-3919=に収録

Samのコメント
写真
Photo by Sam

ブエノス・アイレス。
現在、エレクトリック・タンゴから始めたユニットは、
クラブ・ジャズまでの幅を持たせて、活動中です。
チャンスがございましたら、御一聴下さい。
もう、何度、訪れたんでしょう?
初めは、どこが、南米のパリだ?と、愛せませんでした。
ましてや、或るピアニストに詐欺られましたんで、
どちらかと言うと、辛い街でした。のに、のに、
重ねて、訪れるのは、どうしてなんでしょう?か?
挑む、そんな感じなのかもしれません。
上達しないスペイン語も、克服しなけりゃ...
そして、いつか、同じステージでリベンジ。
大好きなニルダもフランス語、スペイン語、両刀ですもの。

今回も、いくつか、事件めいてしまったんです。が、
それらは、ここでは、お話するの、やめますね...。
その代わりに...。
暑かった。日本とは、逆ですから、4月は10月。
秋のはず、なのに、真夏。のよう。
現地の人も、首をかしげていました。
そんな中、今回は、ソーホー地区やら、足を延ばしました。
或る人を尋ねて行きましたら、まだ、睡眠中。日曜のお昼。
20分待ってくれと。ドアーを開けてくれずにいると、
向かいのおじさんが、うちでコーヒーでも飲んで待ちなさいと
...。どうも、ボクは、無防備らしいですね。
小さな情けは、温かい。ありがたい。
おいしかったな〜〜、ウインナ・コーヒー。
子犬が、ぴったり寄り添って、なんと、ボクにです。
猫くさくないんでしょうかね〜?
小説のような、短い20分を、忘れたくなくって、
部屋の隅々の物達、窓からのくたびれた光、おじさんの長い鼻、
メイドのおばあちゃんの背中、テーブルに置かれた家族写真、
大通りから立ち上がってくるガソリンの匂い、
急ブレーキかけたタイヤのすれた音。
忘れはしない、ひとときでした。ありがとう。

その夜は、MADERO TANGOでのタンゴ・ショー。
いやいや、参りました。進化している。
もちろん、アクースティックにエレクトリック。
フラメンコの音とダンス。
そこに、まるで、サルティン・バンコもどき演出。
構成も出演者も立派!!
特筆すべきは、ほとんどの小屋のコース料理がまずい中、
デリーシャス!!
ゆるやかに、落ち着いた水面に映る
ミカン色したライトを横目に、
時は、スピードを上げ、群衆を追い抜いて...
もうすでに、0時を廻っていました。
夜は、これからだと言わんばかりに、殊更、人々は、
陽気に肩を抱きあい、いつもより、声高に、早口を装い、
ブエノス・アイレスの夜は、深く、ひたすらに、長く、まさに、
肌触りは、ヴィロード。
また、近いうちに、おじゃまする、きっと...。
だって、受け止めてもらいたいから、愛されたいから、
この街に....。
嫌いだったのに、好きになってきている...不思議。



↑このページのtopへ↑