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マイお遍路レポート募集中

今、まさに秋のお遍路シーズン! “歩き遍路”のための画期的ガイドブック『四国お遍路バックパッキング』を片手に四国を歩く人が増殖中とか。
 そんなおり、いやしのくに四国交流推進協議会主催で、2003年11月2日に「お遍路の道ウォーキング2003」というイベントが高知で開催されました。
スタート地点は28番札所・大日寺。そこから29番・国分寺までの約9kmを歩く「のんびり2ヶ寺巡りコース」と、30番・善楽寺までの約16kmを歩く「がんばる3ヶ寺巡りコース」とで、なんと200名以上の参加があったとか。BE-PALからも高知在住の特派記者・広山篤美さんが潜入。 彼女の“プチお遍路”レポートをお楽しみください!

●広山篤美

大日寺へと続く100段を超える石段!さすがにみなさん、この時ばかりはひとしきり無言で、響いていたのは雨水に濡れた石段を登る足音だけ…。

道中、綺麗に色づいたコスモス畑には何度も目を奪われました。今が旬なんですね。
●頑張る3ケ寺巡り16kmコースに挑戦!

あいにくの雨模様の中、朝8時半に大日寺へ集まった参加者のみなさんは、すでに完全防備の態勢! 車社会の時代、あえて歩くことで自分自身を見つめる人も多くなり、一日体験とはいえ、今回の歩き遍路にかける それぞれの意気込みのようなものが伝わってきましたね。
といっても白装束などではなく、みなさん本当に着の身着のまま。形式にとらわれることなく、総勢約50名、平均年齢も同じく約50歳の、超マイペースな歩き遍路となりました。

モデル立ちが決まっているのは、高知県職員の伊藤さん。 BE-PALの大ファンで、なんと創刊時から読んでおられるそう。
「ただ歩いているだけではつまらん」と、興味のあるものにはすぐに飛びつく好奇心の旺盛さには驚かされました。さすが現役BE-PAL読者です。

道中、なによりも印象的だったのは、お接待いただいた地元の方々の笑顔です。 利益を求めてあくせく生きていくより、そうやって他人のことも考えることができるくらい気持ちに余裕を持って生きていくことって、本当はとても幸せな生き方なのかもしれないな…。
そういう意味で遍路文化の残る四国の人間は、すごく恵まれているのかもしれませんね。


休憩所でなぜか足踏みを始める人が出現。でこぼこ地面にはマッサージ効果があったんですね! この足裏マッサージ大会で、少しは疲労回復になったかしら。

国分寺へ向かう途中にあった無人休憩所。古ぼけた家具たちが、なんともいい味!

昼食は地元の南国市土曜市協同組合さんによるお接待です。南国市の特産品を使った具だくさんのシャモ鍋とおむすび。
地元の方々が作ったものをいただける、これは最高の贅沢ですよね。



今回の最終目的地、善楽寺に向けての道すがら。降り出した雨で、傘の花が見事一列に
咲きました。

疲れもピークを通り越した第4休憩ポイントでアイスモナカのお接待をしていただいた
地元のご家族。
「やわい(やわらかい)けど、ごめんね」と笑顔でおっしゃる奥さん。それほどの時間、私たちを待っていてくれたのですね…なんていちいち感動。そう思いながら食べると、いつもの何倍もおいしかったなあ。
やがてウォーキングも終盤に差しかかってきました。 じわじわと疲労がたまってきます。途中、水路に足を踏み外したりもしちゃいました。(すごく恥ずかしかった!)疲れとともに、いろんな思いが交錯します。 でも終わったあとでは、そんなあれこれがとっても感慨深いものへと変わっていくんです。歩いてみないと本当にわからないですよ、この苦しみの中の達成感。

ひとりでは何もできないということを改めて痛感すると同時に、自分は決してひとりではない…ということを再確認できました。もう少し修行して、また来ます! と自分の中で誓ったところで、善楽寺に無事到着!

完歩記念証をいただいて解散かと思いきや、参加者のみなさんたちは、この後の打ち上げの話で盛り上がってました。
なんて元気なんでしょう!私は明日に残るであろう筋肉痛のことが心配で心配で、とてもそんな余裕はありませんでした。
(やっぱり中高年の方々は、体の鍛え方が違う!?)

ともあれ、それぞれの思いを胸に、みなさん自分なりの遍路文化との関わり方を見つけることができたのではないでしょうか。季節感と人の情けを肌で感じながら歩く── お遍路って、やっぱり素晴らしい文化だと思いました。来年も歩くしかないでしょ、これは。

お接待でいただいたパイナップルを手に、
笑顔があまりにもステキな
自称パイナップル娘(?)のおふたり。
これから『ひろめ市場』(高知の有名飲み処)で
打ち上げだそう。


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