最近、旅も本質志向になり、いわゆる観光地巡りに飽きたりず、新たな発見や、オリジナルな経験が得られる地元密着型のローカル旅のニーズが高まっています。
もちろん海外旅行に限らず国内旅行もそう。
『BE-PAL』本誌やこちらのサイトををご覧いただいてる自然派アウトドア志向の皆様は、特にそうなのではないでしょうか?
と言っても全く知らない土地で、いきなり地元の人のコミュニティに入り込むのはちょっと至難の技。
でも、そのハードルをぐっと下げ、すんなりとローカル気分に浸れる方法があるんです。それが“民泊”なのです。
民泊というと最近、Airbnb(エアービーエンビー)など自宅の空き部屋を宿泊施設として貸し出すシステムが話題になっていますが、今回、紹介するのは、いわゆるホームステイスタイルの従来型の民泊。一般の家庭に泊まり、手料理をいただき、語り…。自然と地元の方との交流が図り、地元文化に触れることができる。必然的にローカルならではの体験が得られるというわけです。
“いちゃりば ちょーでー”(=出逢ったら皆、兄弟)という方言もあるくらい、“おもなし”のスピリットにあふれる沖縄。
特に、国頭村、宜野座村、金武町、名護市、東村の“やんばる”東海岸地域は、観光リゾート化された西側に対し、昔ながらの沖縄らしさが色濃く残り、豊かな自然や文化資源に恵まれている場所。その環境を活かした地元ならではのアクティビティも楽しむことができます。
今回は、平成27年度やんばる観光連携推進事業で行われたモニターツアーでの民泊体験をレポートしながら“大人民泊”の魅力をお伝えしたいと思います。