はじめての「塩の道」あるき vol.2〈大峯峠編〉 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2016.05.30

    はじめての「塩の道」あるき vol.2〈大峯峠編〉

    前回は新潟県糸魚川市を歩いた塩の道。第2回は、いよいよ地元である小谷村村内を歩きます。
    村に引っ越してきたのが、初雪が降る時期だったこともあり、実は村内の移動は車でしかしたことがありませんでした。今年は少ないと言われたものの、それでも村中が1m以上の雪に覆われていた真っ白な冬の世界から、草花が芽吹く春の世界へ。ロングトレイルにはいい季節です。

    今回歩くのは、大峯峠。集合場所の小谷村役場から国道148号線に出ると、すぐ左手に塩の道の道標があります。この道標には「塩」という案内板が。この「塩」が付けられた道は元禄時代以降の比較的新しい道を指します。逆に鳥のようなタツノオトシゴのような絵が描かれた「薙鎌」の案内板は、古くは大和朝廷まで遡る古道の印。この2つを確認して歩くと、道にまつわる歴史のお話もわかりやすくなります。

    江戸時代以降の新しい千国街道は「塩」。

    江戸時代以降の新しい千国街道は「塩」。

    大和朝廷時代から続く千国古道は「薙鎌」。

    大和朝廷時代から続く千国古道は「薙鎌」。

    国道148号線と平行に流れる姫川を宮本橋で東岸へ渡ります。この橋は「小谷 塩の道の会」会長の澤渡さんが子どものころには吊橋だったそう。大網地区に大網橋が架けられるまでは、東岸と西岸を行き来できたのはこの宮本橋だけ。それゆえに大峯峠を往くルートは古道にあたります。

    橋を渡ると、正面に宮本諏訪神社。この神社は創祀年代も不明ですが、言い伝えでは諏訪様(建御名方神)が諏訪へ向かわれるときに立ち寄ったと言われています。いずれにしても、小谷村初の小学校が創設されるなど歴史のある場所のようです。

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