2016.07.03

「日本野鳥の会」のことを知りたい! 「探鳥会」行ってみた!(後編)

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「日本野鳥の会」の活動を知りたいと、まずは誰でも参加しやすい「探鳥会(バードウォッチングの会)」に参加してみた筆者。四月中旬、「日本野鳥の会 東京」の有志によるリーダーたちの案内で明治神宮の森を歩いたレポートの後編です。

おや?皆さん藪の中をのぞいていますよ。見つかったのはシメ。小鳥ですがくちばしが太く「噛む力は50kgくらいあるんだよ」なんて詳しい方の声が聞こえてきます。本州では冬鳥のシメ。間もなく繁殖のために北へ渡ります。そう、鳥の中には夏に見られるもの(夏鳥)、冬に見られるもの(冬鳥)、年中留まっているもの(留鳥)、あとはたまに見られる旅鳥や迷鳥なんてレアなものもいます。季節により見られる鳥のことも探鳥会では教えてもらえます。

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皆さん(私も)藪の中に夢中。

シメとはこんな鳥。くちばしの色が夏は黒っぽく、冬は白っぽくなる。※写真提供:掛下尚一郎(日本野鳥の会)

シメとはこんな鳥。くちばしの色が夏は黒っぽく、冬は白っぽくなる。※写真提供:掛下尚一郎(日本野鳥の会)

今度は皆さん足下に注目していますね。これ、カラスのフンですか?「ここは夜、カラスがねぐらにしている木の真下です」と日本野鳥の会東京の副代表でリーダーの糸嶺さん。よく見るとフンからもわかることがあるそう。「鳥は総排泄腔から便も尿も一緒に出します。この白いのはオシッコ。ちょっと茶色いのはウンチですね。だから茶色が混じっているとエサが取れていることがわかります。冬はエサが少ないので白くなりがち」。へー!今後はアスファルトの上のフンもついつい見てしまいそう。

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林道を抜けて北池に到着。森の向こうには高層ビルが見え、ここが都会の真ん中であることに気づかされます。池の周りには春の訪れを告げるツバメたちがヒュンヒュンと。カルガモやカイツブリが池を泳ぎ、リーダーが設置したスコープから水鳥を間近に観察することができました。カイツブリってカルガモよりずっと小さいのね。

北池

北池

池の周りには春の草花も。ルーペで観察するとさらに面白い。

池の周りには春の草花も。ルーペで観察するとさらに面白い。

池を眺めながら木々の間を抜けると、パッと空が大きく広がる芝生広場が。ビュオーー!そうだ、木が風を遮る林道では忘れていたけれど、今日は風が強いのでした。と、空を見上げると……!!明らかにカラスとは違うシルエットの鳥が。猛禽類?トビじゃないし……??するとリーダーが「オオタカが飛んでいますね。今日は風が強いのであまり期待していなかったのですが」と、明治神宮の森でオオタカが繁殖していることを教えてくれました。

オオタカとはこんな鳥。※写真提供:掛下尚一郎(日本野鳥の会)

オオタカとはこんな鳥。※写真提供:掛下尚一郎(日本野鳥の会)

都会の暮らしではほぼ見ることのない森の王者の出現に、参加者もリーダーたちも興味津々。一同、旋回するタカを肉眼や双眼鏡で追いかけながら空を仰いでいました。

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空を旋回しながら飛び回るオオタカを双眼鏡で追いかけすぎて、イナバウアー状態に。

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