本誌はみ出し情報

「歩き三昧」
私のジンセイを変えた歩き道33+27
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<神尾 豊 −アウトドアライター −
■仙塩尾根
北沢峠〜仙丈岳〜塩見岳〜三伏峠から下山
標準行程:3泊4日
  • トレイル歩き(トレッキング)とは、ふつう山麓や谷間歩きのことで、欧米では登山(山頂に登る)と区別されている。そういう意味で、山頂や山稜をつなげて引かれたトレイルを歩くトレッキングは日本独特のものと言える。その中でも水と緑の豊かな、風情ある自然を満喫できるのがここ。北岳を始めとした3000m級が立ち並ぶ目立つ稜線(白峰三山)の背後にあるせいか、人も少なく、味わいながらじっくりと歩き旅ができる。これぞ南アルプスの真髄といった感じ。
■黒戸尾根
竹宇駒ケ岳神社〜甲斐駒ヶ岳山頂往復
標準行程:1泊2日〜2泊3日
  • 甲斐駒ケ岳の標高は3000mない。にもかかわらず、入山口竹宇からの標高差は2200mにもなる。富士山5合目から山頂よりずっと長い。以前ここを日帰りで往復したことがある。それ以降も何度かこの尾根を登り降りしたが、そのダイナミックさゆえ、いつも充実した気分になれる。印象的なトライアングルの秀峰を味わうなら、日本で最もダイナミックな山稜トレイルの黒戸尾根に限る。
■飯豊
飯豊山荘〜石転び沢〜飯豊山〜飯豊山荘
標準行程:2泊3日
  • 東北の緑の山の代表格。懐の深い谷、高山植物、点在する池と雪渓、たおやかな緑の稜線。女性的な山容は飯豊の優しさを表している。まさに癒しのトレイル。数日続いた悪天が回復し青空が広がった。一面緑の草原に伸びるトレイルを辿っていると風がドラマチックに草花を揺らし駆け抜けていった。人里離れた飯豊の山稜歩きは、“山旅”というにふさわしい時間の流れがある。
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<林 将之 − 樹木ライター −
■霧島・高千穂峰(熊本)
高千穂河原〜御池
標準行程:7時間
  • 霧島特有のコバノクロヅルやミヤマキリシマなどが茂る低木林から始まり、ごろごろした溶岩の転がる火山ならでは。火口〜山頂は絶景、山頂西側はのどかな草原が広がり、下っていくうちに暖地ならではの照葉樹林に。景色や植生の変化が面白く、下りルートは人通りも少ないので落ち着く。
■葦毛湿原(三重)
葦毛〜葦毛湿原
標準行程:3時間
  • 「東海のミニ尾瀬」と呼ばれるだけあって、ちょっとした湿原散策を楽しむのにぴったりだった。クロミノニシゴリをはじめとした東海地方の湿地特有の植物も見られるし、ハッチョウトンボもいる。アウトドア派の人には物足りないかもしれないけど、子供や都会派の友人を連れて行くのによいかもしれない。
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<高橋 洋介 − ニセコアドベンチャーセンター −
■ニセコ
大谷地〜神仙沼〜長沼
標準行程:往復2時間
  • 散歩にちょうどいい。まず最初に神仙沼湿原をみてからチセヌプリを眺めながら長沼で一休み。お茶菓子を持っていくとのんびりできる。
■ニセコ イワヌオプリ
標準行程:往復3時間
  • まず短い時間で山頂まで行くことができて手軽に楽しめる。アイヌ語で「硫黄の山」という意味を持つように、硫黄がごろごろしていて、景色も他の山と違うのでおもしろい。
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<三嶋 孝彰 − モンベルクラブ仙台店店長 −
■飯豊連峰
山都口から大石ダム
標準行程:2泊3日
  • 私が歩いたのは秋でした。稜線上の草紅葉、夏を越してきた残雪、東北の南アルプス的な雄大な景色などを楽しんで歩けたことがよかったです。エブリ差岳の西下部に「大熊小屋」がありますが、そこから大石ダム間(熟達者向け)のブナの大木は圧巻です。すばらしい林でした。
■朝日連峰
泡滝ダムから小国駅
標準行程:2泊3日
  • 大鳥池〜以東岳〜大朝日岳〜針生平〜小国駅です。間近に月山の雪をかぶった姿、鳥海山の山影の展望がすばらしかった。朝日の縦走路は山頂直下でも水があふれている所があり、「一体どこから水が流れてくるの?」と思ったことがありました。大朝日のピラミダルな山容が美しく、是非登ってみたい山となることは間違いありません。飯豊同様に雄大な山域です。
■鳥海山
滝ノ小屋パーキングから新山山頂
標準行程:1泊2日or日帰り
  • 秋口のもうすぐ山じまいのころ、静かになった雪化粧の鳥海山を歩いてきました。人の気配もなく、ただ雪と快晴の天気のみ。10月下旬の鳥海は顔に当たる冷たい空気が気持ちよかった。すぐ前の日本海には飛島が浮かんで見え、近くには風力発電の風車が大きく回っていた。雪をキュッキュッと踏みしめ歩くのは、なんとも気持ちのよいものでした。
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<番匠 寿樹 − モンベルクラブ弘前店 −
■白神山地
白神山荘から白神岳
標準行程:8時間(前日宿泊)
  • 1000mを一気に登る間に、ヒバ、ブナ、ダケカンバなどの木々や、夏は高山植物をいろいろ見ることができる。森の深さが印象に残った。山頂から日本海を眺めると、高度感がぐっと高まってよかった。
■八甲田山
酸ヶ湯温泉から谷地温泉(高田大岳経由)
標準行程:6時間
  • 足元がぬかるんだり、虫が多かったりするルートの中で、仙人岱付近の木道は水場もあり、いい休憩ポイントになっている。変化のあるルートで面白かった。
■六甲山
新神戸から六甲道
  • 高校生のころからずっと好きなコース。このところ歩いていないけど、トウェンティクロスというルートが、箱庭的風情があって小ぢんまりとした感じが気に入ってます。
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<牛尾 健 − モンベルクラブ大歩危店リバーガイド −
■吉野川源流トレイル
白猪谷 源流橋登山口〜吉野川源流モニュメント
標準行程:往復4時間
  • なんと言っても水の透明度と雰囲気が最高です。源流の谷の横に登山道が続いています。何度も登山道が川と交差しているため徒渉することも。あたたかい日なら沢を歩くのも気持ちいいです。
■三嶺〜天狗塚縦走
三嶺林道終点登山口〜西山林道登山口
標準行程:1泊2日8時間
  • 剣山〜三嶺の縦走をする登山者は多いですが、あえてその西側の三嶺〜天狗塚をあげてみました。特徴としては、人に出会う可能性が少ない。シカなどの動物に出会うことが多い。というところです。1日目夕方から登り始めても、三嶺山頂までいければ、2日目はゆとりを持って行動できます。
■沖ノ島 妹背山
引瀬集落〜妹背山山頂
標準行程:2時間
  • 四国百名山のひとつ、妹背山(404m)。四国でありながら南西諸島のような雰囲気の島。山頂からは太平洋が一望できます。
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<土屋智哉 − OD-BOX −
■野川沿い
国分寺から野川公園
標準行程:片道1時間
  • まだまだ郊外に自然が残るわが街国分寺周辺で最も気持ちよい散歩道。野川は河川改修されているとはいえ、まだまだ自然河川の風情を所々に残しており、春の桜、初夏の蛍、秋の紅葉、冬の川靄、四季折々の姿で癒してくれる。運が良ければカワセミにも出会え、野川公園ではのんびりとコーヒータイム。思いついたときに土の道、川沿いの道を歩けるという日常は何にもまさる贅沢!
■秋吉台
(1)西山〜龍護峰 (2)帰水周辺
標準行程:1時間30分〜2時間
  • このふたつは個人的なおすすめ。他にもハイキングコース在り。学生時代から通い続ける洞窟探検のフィールド秋吉台。秋芳洞内部での潜水や、未探検支洞の探索などで地下を動き回っているが、是非是非、日本最大(?)最高のカルスト台地を歩くこともオススメです。草原が波打ち、石灰岩が羊のように露出する光景は日本離れした景観を見せてくれる。
     夏の夕暮れ、風にたなびく草原はまさに草の海。その足元にはまだ人が足を踏み入れたことのない未知なる空間が眠っている。そんな自然の奥深さを思いながら是非このカルスト台地の魅力を感じて欲しい。
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