本誌はみ出し情報

水槽の達人
本誌2004年2月号大特集“ナチュラル・リビングの達人技”
実例物件を探したところ、いちばん候補が多かったのが水槽の達人たち。
絞り込むのに苦労しました・・。 
しか〜し、海水魚に淡水魚、水生昆虫と趣旨は違えど、ある共通項を発見!

 水槽達人究極のインテリアは、実は(っていうかホントのところ)魚や昆虫など水槽住人たちが快適に過ごせるインテリアなのである。魚のために住み心地のいいサンゴを育て、壁面にこびり付いたコケ取りにも余念無し(*ちなみに不要になったクレジットカードでこすり取るのがいちばん楽できれいにできるとか。&タニシなど貝類を一緒に入れておくと壁掃除をしてくれるんだって)。水がこぼれてもいいように床をコンクリートにしてしまった家もあれば、餌付け用の水槽システムを自作する人まで。自分の住環境など二の次で、とにかく気持ちい〜水槽作りに気合い入りまくりなのだ。しかも、そのほとんどが自作だという人が多いのに驚き。
本誌2月号(P.27)でも紹介している死滅回遊魚採集家のさとう俊さんいわく、
「熱帯魚用の器具って高いからなかなか買えないんですよ〜。
 そうなると作るしかないでしょ。買うのは餌ぐらいかな」(笑)。
確かに・・。てなワケで、今回はさとうさんオススメの誰にでも、手軽に、そして安上がりに!作れる水槽用アイデアグッズを2つご紹介しよう。

その1 水槽用リストラップ

「採集してきた生き物を水槽に入れておくと、ミョーにでかくなちゃったりして困るときがあるんですよ」(さとうさん)特にカニは岩組を崩すこともあるし、成長した魚は小魚を食べてしまうことも。かといって無造作に手を突っ込んで捕まえようとしても、岩場に隠れてしまったりとなかなか難しい。
そこで考案されたのがコレ。透明なアクリルパイプの入り口に、上下にスライドするフタを付けたもの。餌を筒に入れて水槽に沈めると、十分かそこらで魚がよってくる。目当ての魚が入ったら、あらかじめフタに付けておいた釣り糸を放せば楽々と確保できるのだ。昔懐かしいスズメ採りと同じ原理。餌はなるべく奥に溜まるようにいれておくこと。もちろん捕まえた生き物は海や川に戻すか、別の水槽でちゃんと飼おう。

点滴ボトルの作り方
●用意するもの
アクリル・パイプ
1本スリット付きアクリル棒 適宜
アクリル板
適宜釣り糸 適宜
その他(アクリル接着用溶剤、穴あけ用工具)
●作り方(図解)

(1)材料を適度な長さに切断しておく
 
(2)枠の仮組み枠の下部を溶剤で接着する。スリットは必ず内側にする。
 

(3)枠の本組みフタをスリットに通して落とし、枠上部は溶剤で接着する。
 
(4)本体の組み立て(横から見た図)
 

その2 点滴用ボトル


 魚だって人間同様、病気になることもあるんです。もちろんこれまた人間同様、薬で治すのだが、一気に投薬するとショック死!?することもあるとか。
そんなときは点滴用針のクランク(流量を調節する器具、DIYショップなどで購入可)が大活躍。パスタケースなどプラスチック製の容器と合体させれば、水槽用点滴装置のできあがり。これならポタポタとゆっくり投薬できるので、生き物にも優しいってワケ。

 ほかにも100円ショップで売っている野菜ストッカー(スリット入り)をグッピー用の産卵ケースに代用したり、保存容器で隔離ケース(本誌2004年1月号で紹介)を作ることも可能。水槽インテリアを実践している人も、これから取り入れ ようと思っている人も、是非お試しあれ。

点滴ボトルの作り方
●用意するもの
100均の「パスタケース」など(プラスチック製のもの)
点滴セット(東急ハンズなどで市販されている)
エアチューブ 適宜
エアチューブ用のジョイント(プラスチック製のもの)
その他(接着剤、穴あけ用工具)
●作り方(図解)

(1)パスタ・ケースの底にジョイント用の穴をあけ、
ジョイントを接着する
吊り下げ用のフックもつける
 
(2)ジョイントに点滴セットをつなぐだけ
■ポイント
パスタ・ケースやジョイントは、プラスチック製品を選ぶのがコツ。ポリプロピレン製のものを使う場合は、専用の接着剤を用意する。
 
 余談ですが、同特集の扉で紹介した編集部員の考える究極のリビング。これまた当然ながら趣味趣向がバラバラで、まとめるのに苦労しました。あまりにも個人的すぎて(もしくは限りなく不可能に近い)却下となったが、おもしろい(笑える)アイデアがまだまだたくさんあったのでついでに紹介しておこう。
「エミール・ガレのヒトヨタケのランプに代表されるような、上質なキノコのオブジェを集めたい」キノコを愛して止まない加藤編集長。
「家の真ん中にクヌギがあり、風の通る音や振動が感じられる部屋」(無理だろ!)
「部屋の中に林道が通っていてそこに道祖神があり、部屋にいるだけで山の片隅で憩っているような気分になる部屋」(っていうか絶対無理!)
「廃車になった電車の座席や椅子がそのままの配置であり、窓の外は景色が流れている。そして揺れもある。ひとり鉄道部屋」(どうしたって無理〜!!)以上、宮川閻魔大王。
他には家具はラタン製が基本、空中に浮いている水槽、カヌー練習ができるハンモック型カヌー、なんてのもありました。読者の皆さん、編集者っておもしろい(変わった!?)人が多いんですよ。


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