【上級編】竹や木を切ってみよう
ナイフに慣れたら、堅いものを切ったり、削ったりしてみよう。ナイフも小さなフォールディングナイフではなく、シースナイフ(ブレードとハンドルが一体構造で、ブレードをシース〈鞘〉にしまうタイプ)を使ってみて! シンプルで頑丈なつくりなので、力を入れた作業がより楽しくなるぞ!
※ヒント:もうひとつの竹筒を使ってもOKです。
【A20】もうひとつの竹筒で刃の背を叩いて割り込んでいく
1.刃を軽く当てて食い込ませ、竹の繊維へまっすぐに切り込む。作業中、ブレードを無理にこじるとエッジが欠けるのでやめよう!
2.竹筒で刃の背を叩いて刃を割り込ませる。
3.刃が割り込んだら竹ごと堅い地面(平らな板や石があればベター)に叩きつければ自然と割れる。
4.叩きつけずに刃の先端を竹筒で叩いてもOK。エッジを地面に当てると欠けるので注意しよう。※薪も同じ方法で割ることができる。
【Q21】竹に穴を開けるには?※ブレードの薄いナイフだと刃こぼれする恐れがある。ブレードの厚いナイフか剣ナタで作業しよう。いずれにせよキリがないときの応急策と考えたい。
【A21】キリのように先端をねじって開ける
1.刃を立てて、軽い力で剣ナタを何度もねじる。切り込むというよりも、竹を粉にするように削る。2.貫通したら裏からも開けると穴を大きくすることができる。
監修/鶴田康男 イラスト/Chai 構成/DECO(大塚 真)、大澤竜二