【その4】
カリフォルニアで金の掘削をしていた人たちの癒しの湯。農耕民族の日本の人たちが農閑期に湯治をする習慣があったように、カリフォルニアには語1800年代後半のゴールドラッシュの頃、金を掘削する労働者を癒した湯というのがありました。トラバーチン温泉は、そうした歴史があります。
【その5】
キレイ好きなアメリカの温泉通たち。日本でも野湯の管理は、その湯を愛する同士らで掃除や湯の管理をする場合があります。もちろん、日本の野湯はよく掃除されていますし、気持ちよく入浴できました。カリフォルニアの野湯の掃除の行き届いた湯船の状況を見ても、アメリカの温泉通がどれほどこの温泉を大切にしているかがわかりました。
温泉に入りながら、カリフォルニアの温泉通と日米の温泉談義をしました。私は、日本の温泉文化の素晴しさを語り、彼ら彼女らは雄大なカリフォルニアの自然素晴しさを語る。勝負していたわけではありませんが、私としましては、日本の雪見風呂に勝敗があったかなと思っています。近著の『いい湯にであう。』にある雪見風呂の写真を見せながら、カリフォルニアの様にからりとした空気ではなく、しっとりした日本の冬の温泉入浴の気持ちよさを話しましたところ、(私の拙い英語ですので、伝わったかはわかりませんが……)、彼ら彼女らは雪を見ながら湯に浸かる写真を食い入るように眺め、そして憧れの眼差しを向けていました。きっと、日本の温泉に入ってみたいと思ったことでしょう。
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