アウトドアエッセイ

帰ってきた混浴秘湯 山崎まゆみ

オフィシャルサイトを開設しました。「愛浴家山崎まゆみの“いい湯だな”」に、遊びにいらしてください。
http://www.ingsnet.com/mayumi/index.html


●第28回●
地球が生み出す泉に感動する

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先日、TVの仕事で万座温泉に行ってきました。温泉の素晴らしさを映像で伝える場合、どうしても景観の良さを重視して撮影場所を考えます。視聴者が一目見て、「うわぁ〜!」と、驚いてくれるロケーションの方が魅力を伝えやすいのです。そこで、この時期、雪景色を眺めながら濃厚な温泉を楽しめる万座温泉を選びました。さすが、一緒にレポートしたタレントさんたちも、スタッフの皆さんも、そしてスタジオ(中継の仕事でしたので)でも、一様に喜んでいた様子。愛浴家としましては、温泉を楽しんで頂ける様子を見ることこそ仕事の醍醐味を感じるものですから、にんまりとした嬉しい時でした。

さてさて、そんな見晴らしのよい万座温泉は、昭和初期に「万座温泉ホテル」の前進「日進館」が創業され湯治宿として多くの人に愛されてきました。日進館の創業当初からの湯は今も木造の湯船「苦湯」として残っています。湯は1日60000キロリットルの湧出量を誇り、群馬きっての名湯といえ、現在も多くの人が湯治プランを利用しています。


万座温泉最古の湯「苦湯」へは、毎年、西洋医学では治療が難しいとされる難病の方々の多くがこの湯を目指してやってきます。そして笑顔を取り戻し、帰られるそうです。

温泉は、温泉ができるまでの違いにより、火山性の温泉と非火山性の温泉に分けられます。火山性の温泉とは、地表から近い地下水が地球のマグマの熱によって熱しられ、いわば地球の熱源をダイレクトに受ける熱の湯。私は、火山性の温泉に浸かる時、グツグツというマグマの煮えたぎるような音が聞こえてくるような気がするんです。それでは、ここ万座はといえば、火山性の温泉なのですね。近くにある活火山の白根山を熱源として、酸性泉と硫黄泉などが湧出しています。私の場合、少し寝不足で疲れ気味だと温泉負け(湯あたり)してしまいそうです。病を抱えた方々が、藁にもすがる思いでやってくのは、こうした地球の息吹を感じ、この力強さが人にエネルギーを注ぐのではないかと思うこともあります。

標高1800メートルの万座で、最も景観が良いと言われる万座温泉ホテルの露天風呂“極楽湯で、地球のエレルギーを感じてみてはいかがでしょうか。

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