アウトドアエッセイ
電動バイク世界一周! 藤原かんいち アフリカ編スタート
排気ガスを出さず、排気音もない。地球環境にやさしいヤマハ「パッソル」に乗って、世界各地で世紀を超えていまを生きる、地球のシンボル「巨木」をたずねる! エコ&スロートラベル。時速20km世界一周の旅!

今回の旅の概要


第120回 エピローグ2
メッセージ

「電動バイク」
100%電気の力で動くヤマハ・パッソルは、僕にとって未知の乗り物でもあった。4年前、初めて乗った時、スーッと滑るように進む感覚と静かなことに驚き、乗った瞬間から電動バイクの魅力に取りつかれた。
  始まりは好奇心。だが、そこからたくさんのプラスが生まれた。電動バイクは排気ガスが出ないから地球環境にやさしい。おまけにガソリンとオイルも使わない。モーターだから騒音も少ない、エコな乗り物なのだ。おまけにバッテリー充電1回の電気代は約15円。これをガソリン価格に換算すると、なんとリッター360km。実は、とてもエコノミーな乗り物でもあった。
  時々充電に苦労したこともあったが、5万キロに及ぶ長い旅にも関らず、大きな故障もなく最後まで走ってくれた。そしてたくさんの出会いをプレゼントしてくれたパッソルに心から感謝している。

「巨木」
  巨木の写真集との出会いをきっかけに始まった世界一周。アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、アジアを走り抜け、世界中のいろんな巨木を訪ね歩いた。
  出会った巨木たちにはどれも生命力に溢れ、宝石のようにキラキラと輝いていた。地球で最も長く生きている生命、巨木。数千年間も生き続けている巨木が教えてくれたこと。それは巨木と地球、そして僕たち人間、すべての命はひとつ。すべてが繋がっているということだった。
  このまま自然環境の破壊が続いて、人間の何十倍もの年月を生き続けている巨木が倒れてしまったら… おそらく人間など生きていけない世界になっているだろう。巨木を守ることは、自分を守ること。それは美しい地球を未来へ繋げる、僕たちに課された使命でもあるのだ。
  巨木は海外へ行かなくても、日本でもたくさん生きている。世界へ旅立つ前と最後に、僕たちは日本の巨木たちを訪ねたのだが、日本の巨木は個性的で表情が豊かだった。生き生きしている巨木は、傍で見ているだけで自然と元気が出てくる。長生きしている巨木はエネルギーに溢れている、それが人間に伝わってくるのかもしれない。
  「最近、なんだか疲れているな…」「元気が欲しいな…」と思ったら、巨木へ会いに行こう! きっと元気になれるはず。

 最後に、最後まで応援してくれた皆さんへ、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

協力:ヤマハ発動機、ビーディーエス、武田レッグウエアー、ラフアンドロードスポーツ、キャノン販売、レキサーメディア、ワイズギア、モンベル、郵船航空サービス、ヤマハトラベルサービス

パッソルは5万キロほぼノントラブルで走ってくれた。
パッソルは5万キロほぼノントラブルで走ってくれた。

この旅はヒロコの伴走がなければ実現できなかった。
この旅はヒロコの伴走がなければ実現できなかった。

偶然会った現地の人に聞いて見つけた巨大バオバブ。
偶然会った現地の人に聞いて見つけた巨大バオバブ。

幻想的だったマダガスカルのバオバブアベニュー。
幻想的だったマダガスカルのバオバブアベニュー。

■旅データ

訪問国:
01アメリカ、02カナダ、03メキシコ、04オーストラリア、05ニュージーランド、06ポルトガル、07スペイン、08アンドラ、09フランス、10イギリス、11ベルギー、12オランダ、13ドイツ、14リヒテンシュタイン、15スイス、16ルクセンブルグ、17イタリア、18スロベニア、19クロアチア、20旧ボスニアヘルツェゴビナ、21旧セルビアモンテネグロ、22ルーマニア、23ブルガリア、24マケドニア、25ギリシャ、26南アフリカ、27レソト、28スワジランド、29ジンバブエ、30モザンビーク、31マラウイ、32タンザニア、33ケニア、34マダガスカル、35トルコ、36シリア、37イラン、38パキスタン、39インド、40バングラデシュ、41マレーシア、42タイ、43カンボジア、44台湾、45日本…合計45カ国

訪ねた巨木(場所):
01レッドウッド国立公園、02ヨセミテ国立公園、03キングスキャニオン国立公園、04セコイア国立公園、05インヨー国有林、06化石の森国立公園、07トゥーレの木、08モアナルア・ガーデンパーク、09グロウセスタツリー、10ツリートップウォーク、 11ワイポウア・カウリ・フォレスト、12ポウアカニ・トタラ・ウォーク、13ビッグツリー、14オークの礼拝堂、15タンドリッジ教会のイチイ、16クロハースト教会のイチイ、17ビックツリー、18ビックツリー、19グランドバオバブ、20グランドバオバブ、21ビックツリー、22バオバブアベニュー、23愛し合うバオバブ、24ヒポクラテスの木、25糸杉、26ブッタの菩提樹、27バニアン、28グレートツリー、29菩提樹、30スポアン、31阿里山の紅ヒノキ、32拉拉山の紅ヒノキ、33薫蓋樟、34清田の大クス、35三嶋大社のキンモクセイ、36来宮神社の大クス、37城願寺のビャクシン、38早川のビランジュ…合計38か所


○旅行期間:
2004年3月24日〜2008年5月23日
○総旅行日数:
983日間
○総走行距離:
パッソル50,552km マジェスティ61,789km

1. 北アメリカ大陸横断 8,108km 
(サンフランシスコ→ニューヨーク)
2004.3.24〜2004.8.29 158日間

2. オーストラリア大陸横断 6,784km
(パース→シドニー)
2004.11.09〜2005.04.01 144日間

3. ヨーロッパ大陸横断 12,106km
(リスボン→アテネ)
2005.05.03〜2005.11.22 204日間

4. アフリカ大陸 8,729km
(ケープタウン→ナイロビ)
2006.2.18〜2006.8.9 173日間

5. アジア大陸横断 14,825km
(アテネ→イスタンブール)
2006.09.06〜2006.10.17 42日間
(イスタンブール→バンコク)
2007.08.07〜2008.04.11 249日間
(大阪→神奈川)
2008.05.11〜2008.05.23 13日間

○一日の平均走行距離(不走行日除く):
パッソル95.6km マジェスティ99.3km
○パッソルのバッテリー総交換数: 1,401回
○パンクの回数: パッソル19回 マジェスティ5回

最初は怪しげだったヒロコの運転も最後は様になっていた。
最初は怪しげだったヒロコの運転も最後は様になっていた。

プロフィール
藤原かんいち Kanichi Fujiwara
1961年5月生まれ。2本のタイヤで地球に「絵」を描き続ける旅行家。総旅日数1,500日間以上をかけて成し遂げた「原付バイク世界5大陸の旅」をはじめ、「旅資金10万円で日本一周」や、パソコンを抱えて日本一周をした「インターネットジャーニー・1アクセス1円の旅」など個性的な旅を続ける。趣味はプロレスと格闘技観戦、実は占いも得意だったりする。

藤原ヒロコ Hiroko Fujiwara
1962年2月生まれ。二輪免許を取って15年以上だというのに、いまだ初心者マークのへっぴり腰ライダー。今回はかんいちからサポートバイクのライダーとして大抜擢されたが、どちらがサポートする側になるのかは、定かではない。普段は自宅でのパソコンワークが仕事。アウトドア派に見られるが実はかなりのインドア派で、趣味はインテリアと読書。

「藤原かんいち公式ウェブサイト」
http://www.kanichi.com/


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